カタログ管理ツールを利用するためのエイリアスの設定について説明します。
Interstage Application Serverにエイリアスの設定を行う
以下のディレクトリをInterstage Application Server(Interstage HTTP Server)のエイリアスに設定してください。
注意
ここでは、Interstage Application Server 8.0を前提として説明しています。詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。
設定ファイル
「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.1.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。
設定内容
注意
ここでは、Interstage Application Server 8.0を前提として説明しています。詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。
エイリアス「NaviWS」に指定するディレクトリ
Alias /NaviWS "[WEB_COMP]/ws" |
エイリアス「NaviWS_DL」に指定するディレクトリ
Alias /NaviWS_DL "[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DL" |
service.iniファイルの[catalog]に設定した一時ファイルの格納ディレクトリについては、“3.3.5 一時ファイルの格納場所を指定”を参照してください。
設定例
Webコンポーネントをデフォルトインストール(/opt/FJSVnavwc)し、一時ファイルの格納ディレクトリが「/System01/webc_work」の場合
Alias /NaviWS "/opt/FJSVnavwc/ws" |
エイリアスに指定したディレクトリの作成
[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]にディレクトリ名「NaviWS_DL」のディレクトリを作成してください。
ディレクトリの権限を設定する
WebコンポーネントのインストールディレクトリなどのグループとユーザをInterstage Application Server(Interstage HTTP Server)の定義ファイル「httpd.conf」に指定されている通信プロセスを実行するときのグループとユーザに変更します。
ポイント
以下に格納されているInterstage HTTP Serverの定義ファイル「httpd.conf」には、通信プロセスを実行するときのグループがGroupディレクティブに指定されています。また、通信プロセスを実行するときのユーザがUserディレクティブに指定されています。
ここでは、Interstage Application Server 8.0を前提として説明しています。操作方法の詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。
[Interstage Application Serverのインストールディレクトリ]/httpd.conf |
Interstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名、グループ名と同一にするためのコマンドを実行します。
chown [Interstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名] [Web_COMP] |
[Web_COMP]/ws内のファイル、ディレクトリの所有者、グループをInterstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名・グループ名と同じにします。
chown -R [Interstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名] [Web_COMP]/ws |
設定例
Interstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名、グループ名をそれぞれuser1,group1とし,Webコンポーネントはデフォルトインストール(/opt/FJSVnavwc)の場合
Webコンポーネントのインストールディレクトリのユーザ名、グループをInterstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名(user1)、グループ名(group1)と同一にするためのコマンドを実行します。
chown user1 [Web_COMP] |
[Webコンポーネントのインストールディレクトリ]/ws内のファイル、ディレクトリの所有者、グループをInterstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名(user1)・グループ名(group1)と同じにします。
chown -R user1 [Web_COMP]/ws |
Excel形式を利用する場合
Webクライアントまたは、カタログ管理ツールで、Excel形式(xlsx)のファイルを扱う場合に必要な設定です。WebサーバにExcel形式(xlsx)のファイルタイプを認識させるための設定を、「httpd.conf」に行います。
設定ファイル
「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.1.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。
設定内容
AddType application/vnd.openxmlformats .xlsx |
一時ファイルの格納ディレクトリの権限を設定する
[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DLのグループとユーザを、通信プロセスを実行するときのグループとユーザに変更します。
Interstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名、グループ名と同一にするためのコマンドを実行します。
chown [Interstage HTTP Serverの通信プロセスを実行するときのユーザ名] [一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DL |
「httpd.conf」の格納先は、以下のとおりです。
Interstage Application Server 8.0の場合
/etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf |
Interstage Application Server 9.0以降の場合
/var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/conf/httpd.conf |
カタログ管理ツールを利用するための設定について説明します。
エイリアスの設定を行う
以下のディレクトリをInterstage Application Server(Webサーバ)のエイリアスに設定してください。
注意
詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。
設定ファイル
「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.2.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。
設定内容
エイリアス「NaviWS」に指定するディレクトリ
Alias /NaviWS "[WEB_COMP]/ws" |
エイリアス「NaviWS_DL」に指定するディレクトリ
Alias /NaviWS_DL "[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DL" |
service.iniファイルの[catalog]に設定した一時ファイルの格納ディレクトリについては、“3.3.5 一時ファイルの格納場所を指定”を参照してください。
区切り文字を、「/」で指定してください。
設定例
Webコンポーネントをデフォルトインストール(C:\NAVIWC)し、一時ファイルの格納ディレクトリが「D:/webc_work」の場合
Alias /NaviWS "C:/NAVIWC/ws" |
エイリアスに指定したディレクトリの作成
[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]にディレクトリ名「NaviWS_DL」のディレクトリを作成してください。
インストールディレクトリの権限を設定する
Webコンポーネントのインストールディレクトリは、管理者権限のあるユーザのみが参照、更新できるようにアクセス権限の設定を行ってください。
一時ファイルの格納ディレクトリの権限を設定する
[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DLは、管理者権限のあるユーザのみが参照、更新できるようにアクセス権限の設定を行って、他のユーザがフォルダ内にアクセスできないようにしてください。
Excel形式を利用する場合
Webクライアントまたは、カタログ管理ツールで、Excel形式(xlsx)のファイルを扱う場合に必要な設定です。WebサーバにExcel形式(xlsx)のファイルタイプを認識させるための設定を、「httpd.conf」に行います。
設定ファイル
「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.2.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。
設定内容
AddType application/vnd.openxmlformats .xlsx |
「httpd.conf」の格納先は、以下のとおりです。
Interstage Application Server V12の場合
C:\Interstage\F3FMahs\conf\httpd.conf |
Interstage Application Server V11の場合
C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\conf\httpd.conf |
上記は、Interstage Application Serverをデフォルトインストールした場合を前提としています。