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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.2
FUJITSU Software

2.2.1 Webコンポーネントのワークユニットの作成

Interstage Application ServerのInterstage 管理コンソールで操作します。

注意

操作方法の詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください

Interstage 管理コンソールの起動

  1. Interstage Application Serverを起動して、Interstage 管理コンソールを開きます。ブラウザで以下のURLを入力し、管理者のユーザ名と有効なパスワードを入力してログインします。

    http://サーバ名:ポート番号/IsAdmin/main.jsp

    ポート番号は、初期設定では12000です。ポート番号の詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。

  2. 左のツリーから、[Interstage Application Server]-[システム]-[ワークユニット]をクリックします。

    →既存のワークユニットが右フレームに表示されます。

ワークユニットの新規作成

  1. 右フレームで、[新規作成]タブをクリックします。

    ワークユニットの新規作成画面が表示されます。

  2. [ワークユニット名]テキストボックスに、ワークユニットの名前(例:WebComp)を入力します。

  3. 詳細設定の[表示]のリンクをクリックします。

    →詳細設定項目の一覧が表示されます。

  4. IJServer設定の[表示]リンクをクリックして、[IJServerタイプ]の[Webアプリケーションのみ]を選択します。

ワークユニット設定

  1. [ワークユニット設定]の[表示]リンクをクリックします。

    表示された項目に対して、以下の設定を行います。

    • [クラスパス]の設定

      クラスパスを指定します。

      次の各パスを指定します。各パスを改行で区切ります。

      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]\bin
      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]\conf
      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]\bin\lib\log4j-1.2.17.jar

      【設定例】

      [クラスパス]の設定の例を以下に示します。

      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]は、Webコンポーネントをデフォルト設定でインストールした場合です。

      [クラスパス]にパスを指定します。各パスを改行で区切ります。

      C:\NAVIWC\bin
      C:\NAVIWC\conf
      C:\NAVIWC\bin\lib\log4j-1.2.17.jar

      [クラスパス]にパスを指定します。各パスを改行で区切ります。

      /opt/FJSVnavwc/bin
      /opt/FJSVnavwc/conf
      /opt/FJSVnavwc/bin/lib/log4j-1.2.17.jar

    • [パス]の設定

      パスを指定します。

      次の各パスを指定します。各パスを改行で区切ります。

      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]\lib
      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]\bin

      【設定例】

      [パス]の設定の例を以下に示します。

      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]は、Webコンポーネントをデフォルト設定でインストールした場合です。

      [パス]にパスを指定します。各パスを改行で区切ります。

      C:\NAVIWC\lib
      C:\NAVIWC\bin

    • [ライブラリパス]の設定

      次の各パスをライブラリパスに指定します。各パスを改行で区切ります。

      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]/lib
      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]/bin
      [Interstage Charset Managerインストールディレクトリ]/lib

      注意

      Interstage Charset Managerを利用しないケースについては、Interstage Charset Managerの設定は不要です.

      Interstage Charset Manager利用していない場合についての機能制限については、インストールガイドを参照してください。

      【設定例】

      [ライブラリパス]の設定の例を以下に示します。

      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]は、Webコンポーネントをデフォルト設定でインストールした場合です。

      [ライブラリパス]にパスを指定します。各パスを改行で区切ります。

      /opt/FJSVnavwc/lib
      /opt/FJSVnavwc/bin
      /opt/FSUNiconv/lib

      注:「/opt/FSUNiconv」は、Interstage Charset Managerのデフォルト設定でインストールした場合です。

    • [JavaVMオプション]の設定

      JavaVMオプションに、以下のオプションを設定します。

      -Xmx[Javaヒープサイズ] -Dcom.fujitsu.interstage.jservlet.j2ee=false -Dpureweb.install.directory=[Webコンポーネントのインストールディレクトリ]

      注意

      Javaオプションの設定では、改行をいれずに1行で記述してください。

      Windowsの場合は、[Webコンポーネントのインストールディレクトリ]の指定で、ディレクトリの区切り記号「¥」は、「/」で指定してください。例えば、C:/NAVIWCを指定します。

      また、Javaヒープサイズ「-Xmx」に指定するサイズは以下のとおりです。

      • 64bit版の場合

        1024mを指定します。

      • 32bit版の場合

        通常512mを指定します。これは同時に100名まで動作する設定です。より大きいサイズでの運用が必要な場合には"2.1.4 Javaヒープサイズの見積もり式"で算出した値を指定します。

      【設定例】

      [JavaVMオプション]の設定の例を以下に示します。

      [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]は、Webコンポーネントをデフォルト設定でインストールした場合です。

      -Xmx512m -Dcom.fujitsu.interstage.jservlet.j2ee=false -Dpureweb.install.directory=C:/NAVIWC

      -Xmx1024m -Dcom.fujitsu.interstage.jservlet.j2ee=false -Dpureweb.install.directory=/opt/FJSVnavwc

    • [環境変数]の設定

      [環境変数]に、Webコンポーネントの動作に必要な環境を指定します。

      一時ファイルのディレクトリには、一時ファイルを格納するディスク容量の見積りに従って、十分な領域がある格納場所を設定してください。

      見積もりは、“Navigator Server セットアップガイド Vol.1”の一時ファイルを格納するディスク容量の見積りならびに、TMPファイルの見積もりに関する情報を参照してください。

      • Windowsの場合

        [環境変数]に、一時ファイルのディレクトリを指定します。

        TMP=[一時ファイル出力用ディレクトリの絶対パス]

      このディレクトリは、あらかじめ作成して、サーバの管理者のみがアクセスできるように変更してください。

      • Solarisの場合

        [環境変数]に、一時ファイルのディレクトリと言語の設定を追加します。

        TMPDIR=[一時ファイル出力用ディレクトリの絶対パス]
        LANG=ja_JP.PCK

      • Linuxの場合

        [環境変数]に、一時ファイルのディレクトリと言語の設定を追加します。

        TMPDIR=[一時ファイル出力用ディレクトリの絶対パス]
        LANG=ja_JP.UTF-8
        LC_ALL=ja_JP.UTF-8

        Red Hat Enterprise Linux 6以前の場合で既存のカタログ資産がある場合、従来と同じ値を設定してください。

        TMPDIR=[一時ファイル出力用ディレクトリの絶対パス]
        LANG=[Cまたはja_JP.WINDOWS-31J]
        LC_ALL=[Cまたはja_JP.WINDOWS-31J]

        注意:「3.4.2 カタログの文字コードを指定(Linuxのみ)」でのLANGおよびLC_ALLでも同じ値を指定します。

      このディレクトリは、あらかじめ作成して、所有者およびグループをワークユニットの起動ユーザに変更してください。

      【設定例】

      [環境変数]の設定の例を以下に示します。

      [一時ファイル出力用ディレクトリの絶対パス]が「e:\TMPDIR」の場合

      TMP=e:\TMPDIR

      [一時ファイル出力用ディレクトリの絶対パス]が「/tmpdir_vol/tmpdir」の場合

      • Solarisの場合

        TMPDIR=/tmpdir_vol/tmpdir
        LANG=ja_JP.PCK

      • Linuxの場合

        TMPDIR=/tmpdir_vol/tmpdir
        LANG=ja_JP.UTF-8
        LC_ALL=ja_JP.UTF-8

      必要に応じてその他の項目について設定を行います。詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。

      すべての設定が完了したら、[作成]ボタンをクリックします。

      →ワークユニットが作成されます。