ログレベル「warn」のメッセージの意味・対処について説明します。
■メッセージ一覧
AH00556: %s1: apr_gethostname() failed to determine ServerName
(%s1)%s2: AH00699: rename tempfile to file failed: %s3 -> %s4
(%s1)%s2: AH00071: make_sock: failed to set ReceiveBufferSize for address %s3, using default
(%s1)%s2: AH00070: make_sock: failed to set SendBufferSize for address %s3, using default
(%s1)%s2: AH00329: mpm_get_completion_context: CreateEvent failed.
(%s1)%s2: AH00330: mpm_get_completion_context: Failed to create the transaction pool.
(%s1)%s2: AH00435: No installed ConfigArgs for the service "%s3", using Apache defaults.
(%s1)%s2: AH00342: setsockopt(SO_UPDATE_ACCEPT_CONTEXT) failed.
(%s1)%s2: AH00341: winnt_accept: Asynchronous AcceptEx failed.
[client %s1] %s2: Inflated content length of %s3 is larger than the configured limit of %s4
[client %s1] %s2: Inflated content ratio is larger than the configured limit %s3 by %s4 time(s)
AH00045: child process %s1 still did not exit, sending a SIGTERM
AH00119: Limiting internal redirects to very low numbers may cause normal requests to fail.
AH00120: Limiting the subrequest depth to a very low level may cause normal requests to fail.
AH00098: pid file %s1 overwritten -- Unclean shutdown of previous Apache run?
ポイント
まず、1~25のメッセージに該当するか確認してください。
1~25のメッセージに該当しない場合、26~30のメッセージに該当するか確認してください。
■意味・対処
可変情報
%s1:Webサーバの実行プログラム名
意味
ローカルホスト名の獲得に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:Webサーバの実行プログラム名
%s2:ホスト名/IPアドレス
意味
ホスト/IPアドレス%s2のソケット情報の取得に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:IPアドレス:ポート番号
意味
通信プロセスがデーモンプロセスの終了要求を受け付けませんでした。
システムの処理
Webサーバの停止処理を中止します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:キャッシュの一時ファイルパス
%s4:キャッシュのファイルパス
意味
キャッシュのファイル%s4の更新に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
出力されたエラー詳細番号%s1を確認し、以下の表を参照してエラー詳細番号%s1に対する対処を行ってください。
エラー詳細番号%s1 | 意味・対処 |
---|---|
| 対処する必要はありません。 |
上記以外の場合 | エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。 |
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ソケットオプションTCP_DEFER_ACCEPTの設定に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:プロトコル種別
意味
Listenしているソケットの最適化に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:IPアドレス:ポート番号
意味
ソケットオプションReceiveBufferSizeの設定に失敗しました。ソケットオプションは、システムのデフォルト値で動作します。
システムの処理
Webサーバの起動処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:IPアドレス:ポート番号
意味
ソケットオプションSendBufferSizeの設定に失敗しました。ソケットオプションは、システムのデフォルト値で動作します。
システムの処理
Webサーバの起動処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
イベントの作成に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
メモリ管理領域の作成に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:サービス名
意味
サービス%s3のレジストリエントリーConfigArgsの取得に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ソケットオプションの設定に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を中止します。
ユーザの対処
出力されたエラー詳細番号%s1を確認し、以下の表を参照してエラー詳細番号%s1に対する対処を行ってください。
エラー詳細番号%s1 | 意味・対処 |
---|---|
OS 10038 | クライアントからのリクエスト受信と同時にWebサーバが停止された可能性があります。Webサーバを停止した際に本メッセージが出力された場合、特に対処する必要はありません。 |
上記以外の場合 | エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。 |
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s4:シグナルの種類
意味
シグナルハンドラの設定に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ネットワーク接続の受け付けに失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
出力されたエラー詳細番号%s1を確認し、以下の表を参照してエラー詳細番号%s1に対する対処を行ってください。
エラー詳細番号%s1 | 意味・対処 |
---|---|
OS 64 | Webサーバは、リクエスト受信時に、いったんオペレーティングシステム内にキューイングしてからリクエストを取り出して受信しますが、このリクエストを取り出したタイミングで、すでにクライアントから切断されていました。 クライアントとの同時接続数が上限値を超過している場合に本現象が発生する可能性が高いため、必要に応じて、クライアントとの同時接続数の上限値(環境定義ファイル(httpd.conf)のThreadsPerChildディレクティブの設定値)に問題がないかを確認してください。 ポイント クライアントとの同時接続数の上限値超過時に発生する可能性が高い原因として、上限値を超過している間は、オペレーティングシステム内にキューイングしたリクエストを取り出せず、上限値以内の状態よりキューイング時間が長くなるため、応答を待たずにクライアントから切断されることが考えられます。 |
上記以外の場合 | エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。 |
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ソケットの作成に失敗しました。0.1秒後に、再作成します。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
意味
パイプへの書込みに失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
%s2:ハンドラ名
%s3:ファイル名
意味
コンテンツ%s3に対するハンドラが存在しません。
システムの処理
ステータスコード「500」(Internal Server Error)で応答します。
ユーザの対処
MIMEの設定、および環境定義ファイル(httpd.conf)のAddHandlerディレクティブ/SetHandlerディレクティブの設定を確認してください。
可変情報
%s1:クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
%s2:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s3:圧縮されたリクエストメッセージ本文の展開後のデータサイズ
%s4:DeflateInflateLimitRequestBodyディレクティブの設定値
意味
圧縮されたリクエストメッセージ本文の展開後のデータサイズ%s3が上限値%s4を超過しています。
システムの処理
通信状態に応じたステータスコードで応答します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のDeflateInflateLimitRequestBodyディレクティブの設定値を確認してください。
可変情報
%s1:クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
%s2:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s3:DeflateInflateRatioLimitディレクティブの設定値
%s4:DeflateInflateRatioBurstディレクティブの設定値
意味
DeflateInflateRatioLimitディレクティブに設定した増加率%s3を超過した分割データを、DeflateInflateRatioBurstディレクティブに設定した連続展開数%s4を超過して展開しました。
システムの処理
Webサーバプログラムの実行処理を中止します。また、この時点でレスポンスを送信していなければ、通信状態に応じたステータスコードで応答します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のDeflateInflateRatioLimitディレクティブの設定値、およびDeflateInflateRatioBurstディレクティブの設定値を確認してください。
可変情報
%s1:プロセスID
意味
通信プロセス%s1が終了しないため、SIGTERMを送信します。
システムの処理
Webサーバの実行処理を中止します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
意味
内部リダイレクトの最大数(環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブの設定値)に、4より小さい値が設定されています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブには、4以上の値を設定することを推奨します。
意味
サブリクエストの最大数(環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブの設定値)に、4より小さい値が設定されています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブには、4以上の値を設定することを推奨します。
可変情報
%s1:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s2:プロセスID
意味
デーモンプロセスが監視対象以外のプロセスを終了しました。本メッセージは、apachectlコマンドにgracefulを指定してサーバを再起動したあとに出力されます。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:ファイル名
意味
制御プロセスに割り当てられたプロセスIDと制御プロセスのプロセスIDを管理するファイル%s1の内容が異なっています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
%s4:上限バイト数
%s5:レスポンスヘッダー
意味
レスポンスヘッダー%s5のサイズが上限値%s4を超過しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。上限値サイズのレスポンスヘッダーが返り、超過した部分は捨てられます。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のProxyPassディレクティブのresponsefieldsizeパラメータの値を変更するか、responsefieldsizeパラメータの値を超えないようにレスポンスヘッダーを変更してください。
Webサーバコネクタ連携時にこのメッセージが出力される場合は、上限値(ResponseFieldSize)を超過しないようにレスポンスヘッダーを変更してください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s4:エラー本文
ユーザの対処
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s4:エラー本文
%s5:エラー補足情報
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2とエラー本文%s4およびエラー補足情報%s5を確認し、失敗の原因を取り除いてください。
対処が不明な場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s4:エラー本文
%s5:エラー補足情報
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2とエラー本文%s4およびエラー補足情報%s5を確認し、失敗の原因を取り除いてください。
対処が不明な場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s4:エラー本文
%s5:エラー補足情報
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2とエラー本文%s4およびエラー補足情報%s5を確認し、失敗の原因を取り除いてください。
対処が不明な場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:エラー発生位置を示す内部コード(AHから始まる5桁の数字)
%s4:エラー本文
%s5:エラー補足情報
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2とエラー本文%s4およびエラー補足情報%s5を確認し、失敗の原因を取り除いてください。
対処が不明な場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。