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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

13.2.7 IIOP通信について

EJBアプリケーション基盤のIIOP通信

J2EE機能の場合

IIOP通信は、共通のサービスがリクエストを受信します。このため、サーバーアプリケーションが複数動作している場合も、共通のポート番号(例:8002)がIIOP通信に使用されます。



Jakarta EE 8機能の場合

GlassFish ServerクラスターのGlassFish ServerインスタンスごとにIIOP通信ポートを使用します。このため、複数のポート番号を使用します。Jakarta EE 8では、概念上のIIOP通信受信部を「IIOPリスナー」と呼んでいます。なお、下図に記載されたポート番号は一例です。実際に使用されるポート番号については「付録D ポート番号」を参照してください



CORBAアプリケーション実行基盤

J2EE機能の場合

CORBAでは、IDL定義から生成されるスタブ(クライアント用)、スケルトン(サーバー用)を使用し、通信処理を伴うメソッド呼出しを行います。

IDL定義からスタブおよびスケルトンを生成するには、IDLcコマンドを使用します。



Jakarta EE 8機能の場合

CORBAクライアントアプリケーションの実行をサポートしています(CORBAサーバーアプリケーションについては、サポートしていません)。この機能を使用して、Jakarta EE 8機能から、J2EE機能の既存のCORBAアプリケーションにアクセスすることが可能です。

IDL定義からスタブ(クライアント用)を生成するには、J2EE機能と同様に、IDLcコマンドを使用します。