名前
ijsetoperatorid - 運用ユーザーの設定
形式
ijsetoperatorid [-l] | [-u ユーザー名]
機能説明
運用ユーザーを設定します。DAS、GlassFish Serverクラスター/GlassFish Serverインスタンス、PCMIサービスのプロセスの実効権限を運用ユーザーに変更します。
また、実行ファイルや定義ファイル、各種ログなどのプログラム運用資産に対して、運用ユーザーに基づいた適切なセキュリティ権限を設定します。
オプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
-l | 現在設定された運用ユーザーを表示します。 |
-u | 運用ユーザーを指定します。rootまたはInterstage運用グループをプライマリグループとする、8文字までのユーザー名を指定可能です。 |
戻り値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
注意事項
本コマンドは、システム管理者だけが実行可能です。
運用ユーザーには、オペレーティングシステムのガイドラインに従ったユーザー名を使用してください。オペレーティングシステムのガイドラインに従っていないユーザー名を使用した場合、GlassFishの各サービスの起動や処理に失敗することがあります。
インストール直後は、運用ユーザーはrootで初期化されています。必要に応じてijsetoperatoridコマンドを実行し、運用ユーザーを変更してください。
運用ユーザーをrootに変更した場合、以下のメッセージが出力されます。
ijsetoperatorid: INFO: IJSETOPID00001: The operation user was changed to root. |
-uオプション指定で本コマンドを実行する場合、実行前に以下を停止してください。
すべてのGlassFish Serverクラスター
すべてのメッセージブローカ
DAS
PCMIサービス
上記のうち、PCMIサービス、またはメッセージブローカのいずれかが停止状態ではない場合、コマンド操作がエラーになります。
運用ユーザーを変更した場合は「1.4.14 運用ユーザーを変更した場合の運用資産へのアクセス権限に関する注意事項」を参照して必要な権限を付与してください。
運用ユーザーに設定されているOSのユーザーをOSから削除する場合は、あらかじめ本コマンドで運用ユーザーを別のユーザーに設定してから、削除を行ってください。
使用例
運用ユーザーを指定します。
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/ijsetoperatorid -u apsuser |
現在設定された運用ユーザーを表示します。
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/ijsetoperatorid -l |