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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

9.1.3 リストア手順

リストアは以下の手順で行います。

  1. サービスの停止

  2. リストアコマンドの実行

  3. リストア後の作業


9.1.3.1 サービスの停止

9.1.2.1 サービスの停止」を参照して、サービスを停止します。

9.1.3.2 リストアコマンドの実行

リストアは、以下の手順で行います。

注意

isprintbackuprscコマンドで表示されたバックアップ対象サービスの資産をリストアしてください。


GlassFish運用資産

リストアコマンド

GlassFish運用資産のリストアは、以下のコマンドを使用します。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\ijrestore

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/ijrestore

操作例

バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\ijrestore -d X:\Backup

バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/ijrestore -d /backup


注意

リストア先にGlassFishの運用資産が存在する場合は、削除したあとにリストアします。そのため、バックアップ対象外のログファイルなどはリストアを行うと削除されます。


Webサーバーコネクタ(Interstage HTTP Server 2.4用)運用資産

注意

Interstage HTTP Server 2.4を使用して運用していた環境からリストアを行う場合は、本コマンドを実行する前に、Interstage HTTP Server 2.4の運用資産のリストアを行ってください。

リストアコマンド

Webサーバーコネクタ(Interstage HTTP Server 2.4用)の運用資産のリストアは、以下のコマンドを使用します。

C:\Interstage\F3FMwsc\bin\wscrestore

/opt/FJSVwsc/bin/wscrestore


操作例

バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。

C:\Interstage\F3FMwsc\bin\wscrestore -d X:\Backup

バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。

/opt/FJSVwsc/bin/wscrestore -d /backup


9.1.3.3 リストア後の作業

GlassFish運用資産のリストア後に、以下の作業を行ってください。

セキュリティ権限の設定

issetsecuritymodeコマンドを実行してセキュリティ権限設定を行ってください。また、ijsetoperatoridコマンドを実行して運用ユーザーを設定してください。issetsecuritymodeコマンドについては「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「Interstage統合コマンド」-「issetsecuritymode」を、ijsetoperatoridコマンドについては「10.4 ijsetoperatorid」を参照してください。

リポジトリーの同期化処理

GlassFish Serverクラスターは、リストア先でリポジトリーの同期化処理を実施する必要があります。以下の手順で実施してください。

  1. PCMIサービスの起動

  2. DASの起動

  3. GlassFish Serverクラスターの起動