GlassFish Serverインスタンスの運用管理に使用するポート番号のチューニングについて説明します。
運用管理用HTTPリスナーのポート番号を変更する場合
以下の手順で変更します。
GlassFish Serverクラスターの停止
stop-clusterサブコマンドを実行して、変更対象のGlassFish ServerインスタンスのGlassFish Serverクラスターを停止します。
運用管理用HTTPリスナーポート番号の変更
asadminコマンドのcreate-system-propertiesサブコマンドを実行して、GlassFish ServerインスタンスのシステムプロパティASADMIN_LISTENER_PORTの値を更新します。
例
GlassFish Serverインスタンスinstance1のポート番号を24869に変更する場合
C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin create-system-properties --target instance1 ASADMIN_LISTENER_PORT=24869 Command create-system-properties executed successfully.
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin create-system-properties --target instance1 ASADMIN_LISTENER_PORT=24869 Command create-system-properties executed successfully.
注意
起動状態のGlassFish Serverインスタンスの運用管理用HTTPリスナーポート番号を変更すると、stop-clusterサブコマンドが正常終了しても、実際にはGlassFish Serverクラスターが停止しない場合があります。stop-local-instanceサブコマンドを実行して、GlassFish Serverインスタンスを個別に停止することで、復旧してください。
ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスで、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。
システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号
システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)
ポート番号の設定については、「付録D ポート番号」を参照してください。
GlassFish Serverクラスターの起動
必要に応じて、start-clusterサブコマンドを実行することで、変更対象のGlassFish ServerインスタンスのGlassFish Serverクラスターを起動します。