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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

6.3.1 運用管理に使用するポート番号

GlassFish Serverインスタンスの運用管理に使用するポート番号のチューニングについて説明します。

運用管理用HTTPリスナーのポート番号を変更する場合

以下の手順で変更します。

  1. GlassFish Serverクラスターの停止

    stop-clusterサブコマンドを実行して、変更対象のGlassFish ServerインスタンスのGlassFish Serverクラスターを停止します。

  2. 運用管理用HTTPリスナーポート番号の変更

    asadminコマンドのcreate-system-propertiesサブコマンドを実行して、GlassFish ServerインスタンスのシステムプロパティASADMIN_LISTENER_PORTの値を更新します。

    GlassFish Serverインスタンスinstance1のポート番号を24869に変更する場合

    C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin create-system-properties --target instance1 ASADMIN_LISTENER_PORT=24869
    Command create-system-properties executed successfully.

    /opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin create-system-properties --target instance1 ASADMIN_LISTENER_PORT=24869
    Command create-system-properties executed successfully.

    注意

    • 起動状態のGlassFish Serverインスタンスの運用管理用HTTPリスナーポート番号を変更すると、stop-clusterサブコマンドが正常終了しても、実際にはGlassFish Serverクラスターが停止しない場合があります。stop-local-instanceサブコマンドを実行して、GlassFish Serverインスタンスを個別に停止することで、復旧してください。

    • ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスで、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。

      • システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号

      • システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)

      ポート番号の設定については、「付録D ポート番号」を参照してください。

  3. GlassFish Serverクラスターの起動

    必要に応じて、start-clusterサブコマンドを実行することで、変更対象のGlassFish ServerインスタンスのGlassFish Serverクラスターを起動します。