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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

5.4.6 ldapレルムの設定

本書ではInterstageディレクトリサービスと連携する際の、ldapレルムの設定方法について説明します。

ldapレルムを使用する場合、以下の手順で設定を行います。

  1. Interstageディレクトリサービスに対してユーザー・グループを登録します。

  2. asadmin create-auth-realmサブコマンドでldapレルムを作成します。必要に応じてasadmin setサブコマンドで定義項目を編集します。

Interstageディレクトリサービスのユーザー・グループ管理

システム管理者は、Interstageディレクトリサービスにセキュリティ機能で使用するユーザー/グループを登録します。

オブジェクトクラスは以下を使用します。

ユーザー/グループの登録方法の詳細は、「ディレクトリサービス運用ガイド」を参照してください。


ユーザーの設定

ユーザーには以下の属性を設定します。

属性名

設定値

備考

cn

ユーザーの名を指定します。

  

sn

ユーザーの姓を指定します。

  

uid

ユーザーIDを指定します。

この属性はユーザーの認証に使用されます(カスタマイズ可能)。
公開ディレクトリー配下で、ユニークなIDを設定してください。
IDが重複する場合、セキュリティが正しく適用されません。
マルチバイト文字は指定できません。

userPassword

パスワードを指定します。

この属性はユーザーの認証に使用されます。
マルチバイト文字は指定できません。
指定するパスワードの作成方法については、「GlassFishで使用するパスワードに関する注意事項」を参照してください。


グループの設定

グループには以下の属性を設定します。

属性名

設定値

備考

cn

グループ名を指定します。

この属性を使用してグループとロールをマッピングします(カスタマイズ可能)。

member

グループに属するユーザーのDNを指定します。

  

注意

GlassFish Serverクラスターの運用中に、LDAPで管理する情報を更新する場合、先に認証情報のプールを無効にしておくか、GlassFish Serverクラスターの再起動を行ってください。
認証情報のプールについては、「セキュリティの定義項目」を参照してください。

ldapレルムの設定

システム管理者はasadmin create-auth-realmサブコマンドを使用してldapレルムを作成します。また、asadmin setサブコマンドでセキュリティの定義項目を設定します。ldapレルムの定義項目の詳細については「セキュリティの定義項目」を参照してください。