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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

5.2.8 マスターパスワード

マスターパスワードは、DASまたはGlassFish ServerインスタンスがSSLの通信時にアクセスするキーストア/トラストストアのパスワードとして使用します。

マスターパスワードの変更は、asadminコマンドの「change-master-passwordサブコマンド」で行います。

以下のasadminのサブコマンドでマスターパスワードの指定が必要になります。

マスターパスワードの指定方法は、以下から選択可能です。

事前に保存したファイルを利用

asadminコマンドのchange-master-passwordサブコマンド実行時に--savemasterpasswordオプションを指定し、変更後のマスターパスワードをファイルに保存します。以降、asadminコマンドは保存したファイルを参照するため、マスターパスワードの指定を省略できます。--savemasterpasswordの使用方法については「10.1.17.2 change-master-passwordサブコマンド」を参照してください。

パスワードファイルオプションを利用

asadminコマンドの共通オプション--passwordfileにマスターパスワードを記載したファイルを指定します。--passwordfileの使用方法については「10.1.17.2 change-master-passwordサブコマンド」を参照してください。

注意

マスターパスワード管理についての注意事項

キーストア/トラストストアには、暗号化、復号化、デジタル署名に使用する鍵が含まれるため、マスターパスワードは厳重に管理する必要があります。運用方針に従ってマスターパスワードの指定方法と変更の要否を検討してください。