ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.5.8 アプリケーションの再配備

配備済みアプリケーションを配備モジュール単位に更新します。
asadminコマンドのdeployサブコマンドを使用して、配備済みアプリケーションの下記設定を引き継いだままアプリケーションを更新します。

配備されたアプリケーションの活性状態は必ず"true"となります。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin deploy --force=true --name Sample --target Cluster001 sample.ear

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin deploy --force=true --name Sample --target Cluster001 sample.ear

詳細は「10.1.9.1 deployサブコマンド」を参照してください。

注意

再配備時に--contextrootオプションを指定した場合や、application.xmlに記載されているcontext-rootを変更したモジュールを再配備した場合、context-rootは更新されます。

その他の注意事項については、「1.4.2 配備時の注意事項」を参照してください。

GlassFish Serverクラスターを停止することなく、モジュールの再配備を行うことが可能ですが、業務運用中にアプリケーション入れ替えが行われると、クラスファイルの不整合などが発生する可能性があります。
GlassFish Serverクラスターを停止するか、夜間など業務アプリケーションに対するリクエストがない時に実施してください。
なお、配備モジュールに問題がある場合は、メッセージが出力されて、処理が中断されます。

ディレクトリー単位で再配備する場合

ディレクトリー配備したアプリケーションを配備ディレクトリー単位で再配備することが可能です。--forceオプションをtrueに設定しdeployサブコマンドを実行することで再配備します。

また、アプリケーションモジュール(ear, war, jarなど)を配備したターゲットに対しても、アプリケーション名が同じであればディレクトリーによる再配備が可能です。この場合、もともとリポジトリーにコピーされていたアプリケーション資産は削除されます。

ディレクトリー単位で配備したアプリケーションをファイル単位で更新する場合

ディレクトリー単位で配備したアプリケーションをアプリケーション資産の各ファイル単位で更新したい場合、配備対象ディレクトリー内のファイルを置き換えることで更新可能です。

アプリケーション資産の置き換え後、domain.xmlの更新日時を変更してから、GlassFish ServerクラスターまたはDASを再起動してください。

注意

エンタープライズアプリケーションをディレクトリー単位で再配備するときは、サブモジュールを削除しないでください。エンタープライズアプリケーションにサブモジュールの削除を含む変更を行った場合は、いったん配備解除をしてから配備しなおしてください。