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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

1.4.2 配備時の注意事項

以下について説明します。

リソース検証の注意事項

デフォルトでは、アプリケーションが使用する各リソースは、アプリケーション配備時に検証されます。停止しているGlassFish Serverクラスターに配備する場合は、GlassFish Serverクラスターを起動するタイミングで検証されます。これにより、全てのリソースが事前に作成されていることが保証されます。

リソース検証に失敗した場合は、以下のようなメッセージがサーバーログに出力されます。アプリケーション配備のタイミングで検証される場合は、アプリケーション配備に失敗します。これは Eclipse GlassFish V5で追加された機能です。

[#|20XX-10-10T15:00:100+0900|SEVERE||| <略> ;_MessageID=AS-DEPLOYMENT-00026;|JNDI lookup failed for the resource: <略>|#]
[#|20XX-10-10T15:00:55.400+0900|SEVERE|||<略>;_MessageID=NCLS-CORE-00026;|Exception during lifecycle processing
org.glassfish.deployment.common.DeploymentException: JNDI lookup failed for the resource:<略>
|#]

リソース検証に失敗した場合は、アプリケーションが使用するリソースを利用可能な状態にして、再度アプリケーションの配備、またはGlassFish Serverクラスターの再起動を行ってください。

リソースが利用できないときにアプリケーションを配備するためには、以下のJava VMオプション(またはシステムプロパティ)をfalseに設定してください。

ただし、アプリケーション実行時に依然リソースが利用できない場合には、アプリケーションでエラーが発生することがあります。

プロパティ名

説明

deployment.resource.validation

trueまたはfalseを指定します。リソース検証を有効にする場合、trueを設定します。省略値はtrueです。


HotDeploy機能使用時の注意事項

Webアプリケーション配備時の注意事項

以下の条件に該当する場合、コンテキストルートが同じWebアプリケーションを配備できません。
配備した場合は、メッセージ「WSC04122」が表示され配備に失敗します。

WSC04122については、「11.72 メッセージ番号に「WSC」を含むメッセージ」を参照してください。


ースアダプタ再配備時の注意事項

リソースアダプタの再配備に失敗した場合、再配備対象のリソースアダプタは配備解除されますが、リソースアダプタと関係するコネクタ接続プール、コネクタリソース、管理オブジェクトリソース、およびリソースアダプタの定義情報は削除されません。再配備に失敗した原因を取り除き、再度リソースアダプタを配備することで関係するリソースなどの利用が可能となります。なお、関係するリソースなどを使用しない場合は、個別に削除を行ってください。


ブラリ(--librariesオプション)指定文字列の注意事項

以下の指定は行わないでください。

リケーションのファイル名の注意事項

アプリケーション名(--nameオプション)に以下の文字を指定してください。

オートリロード機能使用時の注意事項

配備モジュールのクラスファイルを頻繁に変更して動作確認する開発作業中は、オートリロード機能を使用することで開発効率を向上させることが可能です。
ただし、オートリロード機能は、以下の理由のためアプリケーションの開発時のみ使用してください。

DASにアプリケーションを配備するときの注意事項

DASへアプリケーションを配備しているときにDASが異常終了した場合、DASを再起動してアプリケーションをもう一度配備しなおしても、正常に動作しない場合があります。配備しなおしたアプリケーションが正常に動作しなかったときは、アプリケーションの再配備を行ってください。

アプリケーションの再配備機能使用時の注意事項

再配備の対象に、ディレクトリー展開済みアプリケーションの配備を行ったエンタープライズアプリケーションを指定する場合は、サブモジュールを削除しないでください。ディレクトリー展開済みアプリケーションの配備を行ったエンタープライズアプリケーションのサブモジュールを削除する場合は、いったん配備解除をしてからもう一度配備してください。

もし、エンタープライズアプリケーションのサブモジュールを削除して再配備を行った場合は、削除したモジュールを追加した後、アプリケーションの配備解除をしてから、アプリケーションの配備を行ってください。