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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

2.26 CORBAサービスアプリケーション呼出し

GlassFish上のCORBAクライアントアプリケーションから、マルチ言語サービスのCORBAサービス環境上で運用するCORBAサーバーアプリケーションをIIOP通信で呼び出すことができます。



GlassFish上のCORBAクライアントアプリケーションで利用可能な機能を以下の表に示します。

機能名

マルチ言語サービスのCORBAサービス

GlassFishのCORBA

静的起動インターフェイス

コード変換機能 (注1)

GSとのORB接続を行うための業務アプリケーション開発

GSとのORB接続(運用)

動的起動インターフェイス

CORBAサーバー機能


(CORBAクライアント→CORBAサーバー)


(CORBAクライアント→GlassFish)

SSL通信

インターフェイスリポジトリーサービス

○:サポート  -:未サポート

注1)詳細については、「利用可能なコード系」を参照してください。

注意

  • 接続対象となるCORBAサーバーアプリケーションは、Interstage V9.2以降またはInterstage for GSの環境で構築されている必要があります。

  • any型および共用体(union)は、利用できません。

利用可能なコード系

接続対象となるCORBAサーバーアプリケーションのコード系とコード変換可能な組合せは、以下のとおりです。

CORBAサーバーアプリケーションのコード系

UNICODE

UTF8

EUC(S90)

EUC(U90)

ShiftJIS

ShiftJIS MS

JEF ASCII

JEF英小文字

JEFカナ

UNICODE

UTF8

EUC

U90

SJIS

SJISMS

JEF_ASCII

JEF_LOWER

JEF_KANA

クライアント

UNICODE

(注1)

×

(注1)

(注1)

(注2)

(注2)

(注2)

○:コード変換対象、-:コード変換非対象(変換しない)、×:コード変換不可

注1)string型だけEUC、SJIS、およびSJISMSをサポートします。wstring型、wchar型ではEUC、SJIS、およびSJISMSは未サポートです。

2)接続対象となるCORBAサーバーアプリケーションは、Interstage for GSの環境で構築されている必要があります。

注意

  • CORBAサーバーアプリケーションのコード系がEUCの場合、JISX 0201、0208、0212の範囲の文字だけ扱えます。丸付き数字などの特殊文字や外字(ユーザー定義文字)は使用できません。

  • CORBAサーバーアプリケーションのコード系がSJISの場合、Windows-31J独自追加文字(NEC特殊文字/IBM拡張文字)や外字(ユーザー定義文字)は使用できません。

  • 未定義文字をコード変換した場合、アプリケーションにシステム例外DATA_CONVERSIONを通知します。

利用可能なシステムプロパティ(JVMオプション)

GlassFishで指定可能な以下のシステムプロパティが利用可能です。