コマンド | 機能 | Solaris | Linux | 備考 |
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オペレータ介入要求メッセージに応答する | ○ | ○ |
オペレータ介入要求メッセージに応答する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clreply [ -n number [ action ] ]
◆機能説明
本コマンドは、未応答のオペレータ介入要求メッセージを標準出力に出力し、出力されたメッセージ対して応答データを入力します。
本コマンドは、RMS が起動していない場合、エラーとなります。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
応答するオペレータ介入要求メッセージのメッセージ番号を指定します。オプション省略時は、未応答のオペレータ介入要求メッセージが表示され、メッセージ番号の入力を促すプロンプトメッセージが表示されます。
◆オペランド
オペレータ介入要求メッセージに対する応答内容を指定します。オペランド省略時は、メッセージ番号に対する応答内容が表示され、応答内容の入力を促すプロンプトメッセージが表示されます。
◆使用例
以下のオペレータ介入要求メッセージに対する応答を例に、本コマンドの使用例を示します。
FJSVcluster: 応答 : clreply: 1422: SysNode(node1)の userApplication(app1) はリソース (rsc1) が故障したため Faulted です。userApplication を Offline にしますか。 (yes/no) メッセージ番号: 1001
使用例1
あらかじめメッセージ番号と応答内容がわかっている場合は、オペレータ介入要求メッセージに対して直接応答します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clreply -n 1001 yes
使用例2
オペレータ介入要求メッセージと応答内容が分からない場合は、メッセージ番号と応答内容を確認しながら応答します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clreply
clreply Message List 2001-07-09 12:00:00 FJSVcluster: 応答: clreply: 1422: SysNode(node1) の userApplication(app1) はリソース (rsc1) が故障したため Faulted です。userApplication を Offline にしますか。 (yes/no) メッセージ番号: 1001 メッセージ番号を入力してください。 >>
↓1001 を入力するとメッセージ番号 1001 に対する応答内容の一覧が表示される。
>> 1001
clreply Action List(Message No. 1001) yes no 指示を入力してください。 >>
↓yesを入力する
指示を入力してください。
>> yes
使用例3
メッセージ番号はあらかじめわかっているが応答内容がわからない場合は、オペレータ介入要求メッセージの応答内容を確認しながら応答します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clreply -n 1001
↓メッセージ番号 1001 に対する応答内容の一覧が表示される。
clreply Action List(Message No. 1001) yes no 指示を入力してください。 >>
↓yes を入力する
指示を入力してください。
>> yes
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了