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PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>
FUJITSU Software

4.5 エラー(ERROR)メッセージ

FJSVcluster 形式のエラー(ERROR)メッセージを、メッセージ番号順に説明します。

エラーメッセージが出力された場合、Solaris の場合は /var/adm/messages ファイル、Linux の場合は /var/log/messages ファイルから、メッセージが出力された時間帯のログ解析を行い、それ以前に他のエラーメッセージが出力されているかを確認してください。もし出力されている場合は、対処方法に従って、まずそちらの対処を行う必要があります。

????  Message not found!!

内容

メッセージ番号に対応するメッセージのテキストがありません。
メッセージカタログが存在しない可能性、またはメッセージカタログへのシンボリックリンクがない可能性があるので確認してください。

対処

メッセージカタログが存在しない場合は、再インストールしてください。
シンボリックリンクがない場合は、ln コマンドでリンクを作成してください。
上記で解決しない場合は、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

  • メッセージカタログは下記参照

    • Solaris/Linux

      /opt/FJSVclapi/locale/C/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /opt/FJSVcldev/locale/C/LC_MESSAGES/FJSVcldev

      /opt/FJSVclapi/locale/ja/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /opt/FJSVcldev/locale/ja/LC_MESSAGES/FJSVcldev

  • シンボリックリンクは下記参照

    • Solaris

      /usr/lib/locale/C/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /usr/lib/locale/C/LC_MESSAGES/FJSVcldev

      /usr/lib/locale/ja/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /usr/lib/locale/ja/LC_MESSAGES/FJSVcldev

    • Linux

      /usr/share/locale/C/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /usr/share/locale/C/LC_MESSAGES/FJSVcldev

      /usr/share/locale/ja_JP.UTF-8/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /usr/share/locale/ja_JP.UTF-8/LC_MESSAGES/FJSVcldev

      /usr/share/locale/ja_JP/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /usr/share/locale/ja_JP/LC_MESSAGES/FJSVcldev

      /usr/share/locale/ja_JP.eucJP/LC_MESSAGES/FJSVcluster

      /usr/share/locale/ja_JP.eucJP/LC_MESSAGES/FJSVcldev

0102 A failure occurred in the server. It will be terminated.

ノードで異常が発生したため強制停止します。

内容

ノードで異常が発生したため強制停止することを示しています。

対処

本メッセージの直前に表示されたエラーメッセージの対処法に従って対処してください。

6000  An internal error occurred. (function:function detail:code1-code2-code3-code4)

内部異常が発生しました。(function:function detail:code1-code2-code3-code4)

内容

プログラムに内部異常が発生したことを示しています。
function, code1, code2, code3, code4 は調査のための情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6001  Insufficient memory. (detail:code1-code2)

メモリ資源が不足しています。(detail:code1-code2)

内容

メモリ資源が不足していることを示しています。code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

以下のいずれかが考えられます。

  • メモリ資源が不足している

  • カーネルパラメタの設定に誤りがある

システム全体で必要となるメモリ資源の見積りを見直してください。PRIMECLUSTER の動作に必要なメモリ容量については、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

上記で解決しない場合は、PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)" 、 PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。設定に誤りがあった場合は、設定変更後、システムを再起動します。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、このメッセージを記録してから、調査用の情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6002  Insufficient disk or system resources. (detail:code1-code2)

ディスク資源またはシステム資源が不足しています。(detail:code1-code2)

内容

ディスク資源またはシステム資源が不足していることを示しています。code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

以下のいずれかが考えられます。

  • ディスク資源が不足している

  • カーネルパラメタの設定に誤りがある

このメッセージを記録してから、調査用の情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

PRIMECLUSTER の動作に必要なディスクの空き容量があることを確認し、不要なファイルを削除して領域を確保し、システムを再起動します。PRIMECLUSTER の動作に必要なディスク容量は、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

上記で解決しない場合は、PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシート の "セットアップ(初期構成)"、 PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。設定に誤りがあった場合は、設定変更後、システムを再起動します。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。

6003  Error in option specification. (option:option)

オプションに誤りがあります。(option:option)

内容

オプションの指定が正しくありません。option はオプションを示します。

対処

オプションを正しく指定し、再度実行してください。

6004  No system administrator authority.

システム管理者権限ではありません。

内容

システム管理者権限で実行する必要があります。

対処

システム管理者権限で実行してください。

6005  Insufficient shared memory. (detail:code1-code2)

共用メモリ資源が不足しています。(detail:code1-code2)

内容

リソースデータベースの稼動に必要な共用メモリリソースが不足しています。

対処

PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシート の "セットアップ(初期構成)" 、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して共用メモリリソース(カーネルパラメタ)の割当て見積りを見直し、変更したカーネルパラメタを持つノードを再起動します。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

6006  The required option option must be specified.

必須オプション option を指定してください。

内容

option に示された必須オプションを指定してください。

対処

オプションを正しく指定し、再度実行してください。

6007  One of the required options (option) must be specified.

必須オプション option のいずれかを指定してください。

内容

option に示された必須オプションのいずれかを指定してください。

対処

オプションを正しく指定し、再度実行してください。

6008  If option option1 is specified, option option2 is required.

オプション option1 指定時はオプション option2 は必須です。

内容

option1 にオプションを指定した場合は、option2 にも指定が必要です。

対処

正しいオプションを指定してから、処理を再度実行してください。

6009 If option option1 is specified, option option2 cannot be specified.

オプション option1 指定時はオプション option2 は指定できません。

内容

コマンドに指定された 2つのオプションが矛盾しています。

対処

どちらか一方のオプションを指定してコマンドを再実行してください。

6010  If any one of the options option1 is specified, option option2 cannot be specified.

オプション option1 のいずれかの指定時はオプション option2 は指定できません。

内容

option1 にいずれかのオプションを指定した場合、option2 は指定できません。

対処

正しいオプションを指定してから、処理を再度実行してください。

6021 The option option(s) must be specified in the following order:order

オプション option order の順で指定してください。

内容

オプションを正しい順番で指定してください。option は誤った順番で指定されているオプションを示し、order は正しい指定の順番を示します。

対処

options に、order に示す順番でオプションを指定します。次に、実行を再試行します。

6025 The value of option option must be specified from value1 to value2

オプション option の値は value1 から value2 の範囲で指定してください。

内容

オプション option の値は value1 から value2 の範囲で指定してください。
option は指定されているオプションを示し、value1value2 は値を示します。

対処

option のオプション値を value1 value2 の範囲で指定し、再度実行してください。

6200 Cluster configuration management facility:configuration database mismatch. (name:name node:node(node-number))

クラスタ制御の構成管理機構でクラスタ構成データベースの不一致が発生しました。
(name:name node:node(node-number))

内容

クラスタ制御の構成管理機構でクラスタ構成データベースの不一致が発生したことを示しています。

対処

すべてのノードで調査用の情報を採取してから、次の手順で復旧します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

本メッセージが出力されていないノードが、クラスタ構成データベースが不一致となっているノードですので、本メッセージが出力されていないノードを再起動してください。

name は不一致となったクラスタ構成データベース名、node は、クラスタ構成データベースが古いノードのノード識別名、node-number の node はクラスタ構成データベースが正常なノードのノード識別番号、number はクラスタ構成データベースの一致化処理の処理識別番号です。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、このメッセージを記録して、当社技術員(SE)に連絡してください。

6201 Cluster configuration management facility:internal error. (node:node code:code)

クラスタ制御の構成管理機構で内部異常が発生しました。(node:node code:code)

内容

クラスタ制御の構成管理機構で内部異常が発生したことを示しています。
node はエラーが発生しているノードを示し、code はエラーに対して実行された詳細処理のコードを示します。

対処

以下のいずれかが考えられます。

  • カーネルパラメタの設定に誤りがある

  • メモリ資源が不足している

  • ディスク資源が不足している

    PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシート の "セットアップ(初期構成)" 、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。

    設定が正しくない場合は、設定変更後、システムを再起動してください。

    カーネルパラメタを変更したにも関わらず、本メッセージが出力された場合は、システム全体で必要となるメモリ資源の見積りを見直してください。

    クラスタ制御が必要とするメモリ容量については、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

    メモリ資源を見直したにも関わらず、本メッセージが出力された場合は、PRIMECLUSTER の動作に必要なディスクの空き容量があることを確認し、不要なファイルを削除して領域を確保し、システムを再起動してください。

    PRIMECLUSTER の動作に必要なディスク容量は、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

  • CF およびクラスタインタコネクトが動作していない

    cftool およびciptool を使用し、CF およびクラスタインタコネクトが動作しているか確認してください。CF またはクラスタインタコネクトが動作していない場合、CF のメッセージを確認して表示されているメッセージに従い対処してください。

    メッセージに対処したにも関わらず、本メッセージが表示される場合は、クラスタインタコネクトの接続およびネットワークの設定を見直してください。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6202 Cluster event control facility:internal error. (detail:code1-code2)

クラスタ制御のイベント制御機構で内部異常が発生しました。(detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御のイベント制御機構で内部異常が発生したことを示しています。
code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6203 Cluster configuration management facility: communication path disconnected.

クラスタ制御の構成管理機構で他ノードへの通信経路が切断されました。

内容

クラスタ制御の構成管理機構で他ノードへの通信経路が切断されたことを示しています。

対処

その他のノードの状態とプライベート LAN のパスを確認します。

6204 Cluster configuration management facility has not been started.

クラスタ制御の構成管理機構が起動していません。

内容

クラスタ制御の構成管理機構が起動していないことを示しています。

対処

このメッセージと、このメッセージの前後のメッセージを記録し、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6206 Cluster configuration management facility:error in definitions used by target command.

クラスタ制御の構成管理機構で使用する command コマンドの定義情報に誤りがあります。

内容

クラスタ制御の構成管理機構で使用するコマンドの定義情報に誤りがあることを示しています。
target はコマンド名を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6207 Cluster domain contains one or more inactive nodes.

クラスタドメインを構成するノードの中に起動していないノードがあります。

内容

クラスタドメインを構成するノードの中に起動していないノードがあることを示しています。

対処

停止状態のノードを起動します。

6208 Access denied ( command ).

アクセス権がありません。(target)

内容

アクセス権がありません。target はコマンド名を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6209 The specified file or cluster configuration database does not exist (target).

指定されたファイルまたはクラスタ構成データベースが存在しません。(target)

内容

指定されたファイルまたはクラスタ構成データベースが存在しないことを示しています。
target はファイル名またはクラスタ構成データベース名を示します。

対処

以下のいずれかが考えられます。

  • カーネルパラメタの設定に誤りがある

  • メモリ資源が不足している

  • ディスク資源が不足している

PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)" 、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。

設定が正しくない場合は、設定変更後、システムを再起動します。

上記で解決しない場合は、システム全体で必要となるメモリ資源の見積りを見直してください。クラスタ制御が必要とするメモリ容量については、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

上記で解決しない場合は、PRIMECLUSTER の動作に必要なディスクの空き容量があることを確認し、不要なファイルを削除して領域を確保し、システムを再起動します。PRIMECLUSTER の動作に必要なディスク容量は、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6210  The specified cluster configuration database is being used (table).

指定されたクラスタ構成データベースは現在使用中です。(table)

内容

指定されたクラスタ構成データベースが現在使用中であることを示しています。
table は、クラスタ構成データベース名を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6211 A table with the same name exists (table).

同一名のクラスタ構成データベースが存在しています。(table)

内容

同一名のクラスタ構成データベースが存在していることを示しています。
table は、クラスタ構成データベース名を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6212 The specified configuration change procedure is already registered (proc).

指定された構成変更プロシジャはすでに登録されています。(proc)

内容

指定された構成変更プロシジャはすでに登録されていることを示しています。
proc は構成変更手順名を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6213 The cluster configuration database contains duplicate information.

クラスタ構成データベース内に同一情報があります。

内容

クラスタ構成データベース内に同一情報があることを示しています。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6214 Cluster configuration management facility:configuration database update terminated abnormally (target).

クラスタ制御の構成管理機構でクラスタ構成データベースの反映処理が異常終了しました。(target)

内容

クラスタ制御の構成管理機構でクラスタ構成データベースの反映処理が異常終了したことを示しています。
target は、クラスタ構成データベース名を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

すべてのノードで調査情報を採取してから、すべてのノードを再起動します。

6215 Cannot exceed the maximum number of nodes.

最大構成ノード数以上のノード追加は行えません。

内容

最大構成ノード数以上のノード追加を行おうとした場合に表示されます。

対処

クラスタ構成ノード数が最大構成ノード数以内となるように、PRIMECLUSTER システムの構成を見直してください。

6216 Cluster configuration management facility:configuration database mismatch occurred because another node ran out of memory. (name:name node:node)

他ノードのメモリ資源不足により、クラスタ制御の構成管理機構でクラスタ構成データベースの
不一致が発生しました。(name:name node:node)

内容

他ノードのメモリ資源不足により、クラスタ制御の構成管理機構でクラスタ構成データベースの不一致が発生したことを示しています。
name は不一致の発生しているデータベース名を示し、node はメモリ不足の発生しているノードを示します。

対処

メモリのリソース割当てを見直し、ノードを再起動します。それでもこのエラーを修正できない場合は、このメッセージを記録して調査用の情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

メモリのリソース割当てを見直します。オペレータ応答によってこのエラーを修正できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。全ノードのデータを採取したら、ノードを停止し、再起動します。

6217 Cluster configuration management facility:configuration database mismatch occurred because another node ran out of disk or system resources. (name:name node:node)

他ノードのディスク資源またはシステム資源不足により、クラスタ制御の構成管理機構で
クラスタ構成データベースの不一致が発生しました。(name:name node:node)

内容

他ノードのディスク資源またはシステム資源不足により、クラスタ制御の構成管理機構でクラスタ構成データベースの不一致が発生したことを示しています。
name は不一致の発生しているデータベース名を示し、node はディスクリソース不足またはシステムリソース不足の発生しているノードを示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)" 、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、ディスクリソースとシステムリソース(カーネルパラメタ)の割当てを見直します。ノードのカーネルパラメタを変更したときは、そのノードを再起動します。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。

6218 An error occurred during distribution of file to the stopped node. (name:name node:node errno:errno)

停止中ノードへのファイルの配付処理で異常が発生しました。(name:name node:node errno:errno)

内容

停止中ノードへのファイルの配付処理で異常が発生したことを示しています。
name は障害の発生時に配布されたファイルの名前を示し、node は障害が発生したノードを示し、errno は障害発生時のエラー番号を示します。

対処

エラーのあるノードから停止しているノードにファイルを配布することはできません。稼動しているノードが停止する前に、停止しているノードを起動するようにしてください。コマンドを再度実行する必要はありません。

6219 The cluster configuration management facility cannot recognize the activating node. (detail:code1-code2)

クラスタ制御の構成管理機構で起動ノードが認識できません。(detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御の構成管理機構で起動ノードが認識できないことを示しています。
code1 code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

Cluster Foundation(CF) およびクラスタインタコネクトに異常が発生していないことを確認してください。CF に異常が発生している場合、CF のメッセージに従い、対処してください。クラスタインタコネクトに異常が発生している場合、クラスタインタコネクトの接続およびネットワークの設定を見直してください。解決できない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6220 The communication failed between nodes or processes in the cluster configuration management facility. (detail:code1-code2)

クラスタ制御の構成管理機構でノード間通信またはプロセス間通信ができません。
(detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御の構成管理機構でノード間通信またはプロセス間通信ができないことを示しています。
code1 code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

クラスタインタコネクトに異常が発生していないことを確認してください。クラスタインタコネクトに異常が発生している場合、クラスタインタコネクトの接続およびネットワークの設定を見直してください。

解決できない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6221 Invalid kernel parameter used by cluster configuration database. (detail:code1-code2)

クラスタ制御で使用するカーネルパラメタの設定に誤りがあります。 (detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御で使用するカーネルパラメタの設定に誤りがあることを示しています。
code1 code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

リソースデータベースで使用するカーネルパラメタの設定値に誤りがあります。PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)" 、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの見積りを見直してください。

カーネルパラメタを変更した場合は、カーネルパラメタを変更したノードを再起動してください。上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6222 The network service used by the cluster configuration management facility is not available. (detail:code1-code2)

クラスタ制御の構成管理機構で使用するネットワークサービスがありません。
(detail:
code1-code2)

内容

クラスタ制御の構成管理機構で使用するネットワークサービスがないことを示しています。
code1 code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

/etc/inet/services が /etc/services にリンクされているか確認してください。リンクされていない場合は、/etc/inet/services を正しい設定内容に編集後、/etc/services にシンボリックリンクを行ってください。上記に問題がない場合、/etc/inet/services に以下のネットワークサービスが設定されているか確認してください。設定されていない場合は、追加してください。

dcmcom 9331/tcp# FJSVcldbm package
dcmsync 9379/tcp# FJSVcldbm package
dcmlck 9378/tcp# FJSVcldbm package
dcmfcp 9377/tcp# FJSVcldbm package
dcmmst 9375/tcp# FJSVcldbm package
dcmevm 9376/tcp# FJSVcldbm package

/etc/inet/services が正しく設定されている場合は、/etc/nsswitch.confファイルの services が、以下のように定義されているか確認してください。

定義されていない場合は、修正してください。

services: files nisplus

定義を修正したノードを再起動してください。

/etc/nsswitch.conf が正しく設定されている場合は、/etc/inet/hosts (Solaris の場合)または /etc/hosts (Linux の場合)に SysNode 名が正しく設定されていることを確認してください。

上記対処により問題が解決しない場合は、メッセージを記録し、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6223 A failure occurred in the specified command. (command: command , detail:code1-code2)

指定されたコマンドで異常が発生しました。(command: command , detail:code1-code2)

内容

指定されたコマンドで異常が発生したことを示しています。
command code1 code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

clexec コマンドで 指定したプログラムが正常に起動できるか確認してください。解決できない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6226 The kernel parameter setup is not sufficient to operate the cluster control facility. (detail:code)

クラスタ制御で使用するカーネルパラメタの設定値が不足しています。(detail:code)

内容

クラスタ制御で使用するカーネルパラメタの設定値が不足していることを示しています。
code は、不足しているカーネルパラメタとクラスタ制御が動作するために必要な最小値を示します。

対処

リソースデータベースで使用するカーネルパラメタの設定値が不足しています。PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)" 、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの見積りを見直してください。

カーネルパラメタを変更した場合は、カーネルパラメタを変更したノードを再起動してください。

リソースデータベースの初期設定時に本メッセージが出力された場合は、カーネルパラメタの見積もりを見直した後、clinitreset コマンドを実行し、ノードを再起動後、再度リソースデータベースの初期設定を行ってください。

上記対処によって解決できない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6250 Cannot run this command because FJSVclswu is not installed.

FJSVclswu がインストールされていないため、本コマンドは実行できません。

内容

本コマンドを実行するためには FJSVclswu がインストールされている必要があります。

対処

FJSVclswu をインストール後、再度実行してください。

FJSVclswu のインストール方法については、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

6300 Failed in setting the resource data base. (detail:code1-code2)

リソースデータベースの設定に失敗しました。(detail:code1-code2)

内容

リソースデータベースの設定に失敗したことを示しています。
code1 code2 は調査用の情報を表します。

対処

以下の対処を行ってください。

  1. すべてのノードで clinitreset コマンドを実行します。

  2. すべてのノードを再起動します。

  3. 以下のいずれかが考えられます。

    • 本メッセージよりも以前に表示されたエラーメッセージに起因したエラー

    • CIP の設定誤り

    • ネットワークのフィルタリングなど(iptables など)によりPRIMECLUSTERで使用する通信が使用できない

    本メッセージよりも以前にエラーメッセージが表示されている場合は、エラーメッセージの対処を参照して対処してください。

    エラーメッセージが表示されていない場合には、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書" を参照して、CIPの設定が正しいことを確認してください。

    設定が正しくない場合は、設定を修正してください。

    上記で解決しない場合は、ネットワークのフィルタリングなど(iptables など)によりPRIMECLUSTERで使用する通信が使用できなくなっていないか確認してください。

    設定が正しくない場合は、設定変更後、システムを再起動してください。

  4. CRM メインウィンドウで本メッセージが出力された場合は、再度、CRM の初期構成設定を行います。clsetup コマンド実行時に本メッセージが出力された場合は、再度、clsetup コマンドを実行します。

上記対処により問題が解決しない場合は、メッセージを記録し、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6302 Failed to create a backup of the resource database information. (detail:code1-code2)

リソースデータベースの資産退避に失敗しました。(detail:code1-code2)

内容

リソースデータベースの資産退避に失敗したことを示しています。
code1code2 は、調査に必要な情報を示します。

対処

ディスク資源が不足している可能性があります。1MB 以上のディスク容量を確保し、再度実行してください。上記対処によって解決できない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6303 Failed restoration of the resource database information. (detail:code1- code2)

リソースデータベースの資産復元に失敗しました。(detail:code1-code2)

内容

リソースデータベースの資産復元に失敗したことを示しています。
code1code2 は、調査に必要な情報を示します。

対処

ディスク資源が不足している可能性があります。1MB 以上のディスク容量を確保し、再度実行してください。

上記対処によって解決できない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6600 Cannot manipulate the specified resource. (insufficient user authority)

指定されたリソースは操作できません。(ユーザ権限なし)

内容

ユーザ権限がないため、指定されたリソースは操作できません。

対処

登録済みのユーザとしてログインし、指定のリソースを再度実行してください。

6601 Cannot delete the specified resource. (resource:resource rid:rid)

指定されたリソースは削除できません。(リソース:resource rid:rid)

内容

リソースを正しく指定していないため削除できません。
resource は指定されているリソースの名前を示し、rid はそのリソースの ID を示します。

対処

リソースを正しく指定してから再度実行してください。

6602  The specified resource does not exist. (detail:code1-code2)

指定されたリソースは存在しません。(detail:code1-code2)

内容

指定されたリソースは存在しません。code1, code2 は調査のための情報を示します。

対処

リソースを正しく指定し、再度実行してください。メッセージが再び表示される場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6603 The specified file does not exist.

指定されたファイルは存在しません。

内容

存在していないファイルを指定しています。

対処

正しいファイルを指定してから、処理を再度実行してください。

6604 The specified resource class does not exist.

指定されたリソースクラスは存在しません。

内容

存在していないリソースクラスを指定しています。

対処

正しいリソースクラスを指定してから、処理を再度実行してください。

指定可能なリソースクラスは /etc/opt/FJSVcluster/classes にあるファイル名です。

リソースクラスとして指定されている文字列にエラーがないことを確認してください。

6606 Operation cannot be performed on the specified resource because the corresponding cluster service is not in the stopped state. (detail:code1- code2)

指定されたリソースはサービスが停止中でないため操作できません。(detail:code1-code2)

内容

指定されたリソースはサービスが停止中でないため操作できないことを示しています。
code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

サービスを停止してから、処理を再度実行してください。

6607 The specified node cannot be found.

指定されたノードは存在しません。

内容

存在していないノードを指定しています。

対処

正しいノードを指定し、再度実行してください。

6608 Operation disabled because the resource information of the specified resource is being updated. (detail:code1-code2)

リソースの情報が更新中のため操作できません。(detail:code1-code2)

内容

リソースの情報が更新中のため操作できないことを示しています。
code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

処理を再度実行してください。

6611 The specified resource has already been registered. (detail:code1-code2)

指定されたリソースはすでに登録されています。(detail:code1-code2)

内容

指定されたリソースはすでに登録されていることを示しています。
code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

リソースの登録時にこのメッセージが表示された場合は、指定したリソースがすでに登録されていることを示します。再度リソースを登録する必要はありません。

表示名の変更時にこのメッセージが表示された場合は、指定した表示名がすでに登録されているため、別の名前を指定してください。

6614 Cluster configuration management facility:internal error. (detail:code1- code2)

クラスタ制御の構成管理機構で内部異常が発生しました。(detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御の構成管理機構で内部異常が発生したことを示しています。
code1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6615 The cluster configuration management facility is not running.(detail:code1-code2 )

クラスタ制御の構成管理機構が動作していません。(detail:code1-code2 )

内容

クラスタ制御の構成管理機構が動作していません。code1 code2 は当社技術員(SE)に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを表示しているノードを再起動して構成管理機構を動作させてください。メッセージが再び表示される場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6616 Cluster configuration management facility: error in the communication routine.(detail:code1-code2 )

クラスタ制御の構成管理機構の通信処理で異常が発生しました。(detail:code1-code2 )

内容

クラスタ制御の構成管理機構の通信処理で異常が発生したことを示しています。code1 code2 は当社技術員(SE)に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6617  The specified state transition procedure file does not exist.

指定された状態遷移プロシジャファイルは存在しません。

内容

指定された状態遷移プロシジャファイルは存在しないことを示しています。

対処

状態遷移プロシジャファイルを正しく指定し、再度実行してください。
本対処で解決できない場合は、調査用の情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6618 The state transition procedure file could not be written. A state transition procedure file with the same name already exists.

状態遷移プロシジャファイルの格納に失敗しました。同一名の状態遷移プロシジャファイルがすでに存在しています。

内容

同一名の状態遷移プロシジャファイルがすでに存在しているため、状態遷移プロシジャファイルの格納に失敗しました。

対処

状態遷移プロシジャファイルを上書きする場合は、-o オプションを指定し、再度実行してください。

6619 The state transition procedure file could not be written. There was an error in the resource class specification.

状態遷移プロシジャファイルの格納に失敗しました。リソースクラスの指定に誤りがあります。

内容

リソースクラスの指定に誤りがあるため、状態遷移プロシジャファイルの格納に失敗しました。

対処

リソースクラスを正しく指定し、再度実行してください。指定できるリソースクラスは、/etc/opt/FJSVcluster/classes 配下のファイル名です。
リソースクラスとして指定した文字列に誤りがないか確認してください。

6621  Could not perform file operation on state transition procedure file. (detail:code1-code2)

状態遷移プロシジャファイルの操作に失敗しました。(detail:code1-code2)

内容

状態遷移プロシジャファイルの操作に失敗したことを示しています。code1 は調査のための情報、code2 はエラー番号を示します。

対処

  • 状態遷移プロシジャの取出し時

    状態遷移プロシジャの取出し先のディスク資源またはファイルシステムのノード資源が不足している可能性があります。資源を確認し、資源が不足している場合には、資源不足を解消させた後、再度実行するか、状態遷移プロシジャの取出し先を変更してください。

    資源の確認は、以下のコマンドで行います。

    • Solaris の場合

      df(1M)

    • Linux の場合

      df(1)

  • 状態遷移プロシジャの登録時

    クラスタシステムをインストールしたディスク資源またはファイルシステムのノード資源が不足している可能性があります。資源を確認し、資源が不足している場合は、資源不足を解消させた後、再度実行してください。

    • Solaris の場合

      df(1M)

    • Linux の場合

      df(1)

本対処で解決できない場合は、調査用の情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6623  Cannot delete the specified state transition procedure file.

指定された状態遷移プロシジャファイルは削除できません。

内容

指定された状態遷移プロシジャファイルは削除できないことを示しています。

対処

削除できる状態遷移プロシジャファイルは、利用者が定義した状態遷移プロシジャファイルのみです。
利用者が定義していない状態遷移プロシジャファイルの削除方法は、該当する状態遷移プロシジャファイルの提供元に確認してください。

6624  The specified resource does not exist in cluster service. (resource:resource rid:rid )

指定されたリソースはクラスタサービスに存在しません。(リソース: resource rid:rid )

内容

指定されたリソースはクラスタサービスに存在しないことを示しています。
Resource はリソースデータベースに登録されていないリソース名、rid はリソースデータベースに登録されていないリソースのリソース ID を示します。

対処

Solaris

クラスタアプリケーションに登録されているプロシジャリソースが、リソースデータベースに存在しません。userApplication Configuration Wizard(GUI) でプロシジャリソースを選択する手順でクラスタアプリケーションを登録した場合、本メッセージが出力されることはありません。userApplication Configuration Wizard(GUI) でプロシジャリソースを選択する手順でクラスタアプリケーションを登録したにも関わらず、本メッセージが出力された場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

Linux

クラスタアプリケーションに登録されているプロシジャリソースが、リソースデータベースに存在しません。hvw でプロシジャリソー スを選択する手順でクラスタアプリケーションを登録した場合、本メッセージが出力されることはありません。hvw でプロシジャリソースを選択する手順でクラスタアプリケーションを登録したにも関わらず、本メッセージが出力された場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

メッセージ本文に表示されたプロシジャリソースがリソースデータベースに登録されていないことを clgettree コマンドで確認してください。リソースデータベースに登録されていない場合は、リソースデータベースにメッセージ本文に表示されたプロシジャリソースを登録してください。

プロシジャリソースの登録方法は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)"、または、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Linux)" の製品に応じた設定方法に従ってください。リソースデータベースに登録されている場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6651 The specified instruction contains an error.

指定された指示に誤りがあります。

内容

このメッセージはブラウザを起動しているクライアントシステムには表示されません。このメッセージは、CLI コマンド (clreply) でオペレータ介入メッセージに応答したときに標準出力に表示されます。入力に yes または no 以外の文字列を指定した場合にこのメッセージが表示されます。

対処

オプションを正しく指定して、再実行してください。

6653 Operation cannot be performed on the specified resource.

指定されたリソースは操作できません。

内容

指定されたリソースは操作できないことを示しています。

対処

指定されたリソースが登録されている userApplication が Deact 状態ではありません。

ClusterAdmin または hvutil コマンドで、指定されたリソースが登録されている userApplication を Deact 状態にした後、再度実行してください。

6655  Use the absolute path to specify the option (option).

オプション option は絶対パスで指定してください。

内容

オプション option は絶対パスで指定する必要があります。

対処

オプションを正しく指定し、再度実行してください。

6657  The specified resource is not being monitored. (detail:code)

指定されたリソースは監視されていません。(detail:code)

内容

指定されたリソースは監視されていないことを示しています。code は調査のための情報を示します。

対処

監視対象プロセスが動作中の状態で本メッセージが出力された場合、clmonproc コマンドに指定するリソース ID に誤りがないか、clgettree コマンドで確認してください。clgettree コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。
監視対象プロセスが終了している状態で本メッセージが出力された場合、対処は不要です。

6658  The specified process does not exist. (pid:pid )

指定されたプロセスは存在しません。(pid:pid )

内容

指定されたプロセスは存在していないことを示しています。pid は指定されたプロセスのプロセス ID を示します。

対処

ps コマンドでプロセス ID を確認して、プロセス ID を正しく指定してから再度実行してください。

6659  The specified command does not exist. (command:command )

指定されたコマンドは存在しません。(command:command )

内容

指定されたコマンドは存在しないことを示しています。command は指定されたコマンドを示します。

対処

コマンドを正しく指定し、再度実行してください。コマンドはフルパスで指定してください。

6661 Cluster control is not running. (detail:code)

クラスタ制御が動作していません。(detail:code)

内容

クラスタ制御が動作していないことを示しています。code は、調査に必要な情報を示します。

対処

リソースデータベースが動作していることを clgettree(1) コマンドで確認してください。リソースデータベースが動作していない場合は、ノードを再起動してください。

上記対処によって解決できない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6662  A timeout occurred in process termination. (detail:code1-code2)

プロセスの終了待ち合わせ処理でタイムアウトが発生しました。(detail:code1-code2)

内容

プロセスの終了待ち合わせ時間内にプロセスが終了しませんでした。
code1, code2 は調査のための情報を示します。

対処

本コマンドで指定したプロセスが、プロセスの終了待ち合わせ時間内に終了しない原因を調査してください。調査については、そのプロセスの作成者に連絡してください。

6665 The directory was specified incorrectly.

ディレクトリの指定に誤りがあります。

内容

ディレクトリの指定に誤りがあったため、実行できなかったことを示しています。

対処

ディレクトリを正しく指定し、再度実行してください。

6668 Cannot run this command in single-user mode.

シングルユーザモードのため、本コマンドは実行できません。

内容

シングルユーザモードのため、コマンドが実行できなかったことを示しています。

対処

ノードをマルチユーザモードで起動し、再度実行してください。

6675 Cannot run this command because product_name has already been set up.

product_name の設定が行われているため、本コマンドは実行できません。

内容

product_name に示される製品の設定が行われているため、コマンドが実行できなかったことを示しています。

対処

リソースデータベースの product_name に関する設定を解除し、再度実行してください。解除方法については、product_name のマニュアルを参照してください。

6680  The specified directory does not exist.

指定されたディレクトリは存在しません。

内容

存在していないディレクトリを指定しています。

対処

存在するディレクトリを指定し、再度実行してください。

6690 The specified userApplication or resource is not monitored. ( resource )

指定されたクラスタアプリケーションまたはリソースは監視されていません。(resource )

内容

パトロール診断対象に登録されていないクラスタアプリケーションまたは資源が指定されました。resource には、指定されたクラスタアプリケーションまたは資源が出力されます。

対処

"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照し、パトロール診断の構成を見直してください。

6691 The userApplication cannot do the patrol monitoring because of status .

クラスタアプリケーション status のため、パトロール診断はできません。

内容

クラスタアプリケーションの状態によって、パトロール診断はできません。status には、クラスタアプリケーションの状態が出力されます。

対処

以下の状態のクラスタアプリケーションを指定し、再度実行してください。

    Standby 、Offline 、Faulted 、Deact

6692 Patrol monitoring timed out.

パトロール診断でタイムアウトが発生しました。

内容

パトロール診断でタイムアウトが発生したことを示しています。

対処

パトロール診断を行うノードの電源が入っていることを確認してください。パトロール診断を行うノードの電源が入っていない場合は、ノードの電源を投入し、再度実行してください。
RMS が起動していることを確認してください。
RMS が起動されていない場合は、Cluster Admin または hvcm (1M) コマンドで、RMS を起動した後、再度実行してください。

6750 A resource has faulted.SysNode:SysNode userApplication:userApplication Resorce:resource

リソース故障が発生しました。SysNode:SysNode userApplication:userApplication Resource:resource

内容

メッセージで指定されたリソースに障害が発生したため、エラーとなっています。

対処

  • ハードウェアを表すリソースに障害が発生した場合は、ハードウェアの修理を行ってください。

  • アプリケーションを表すリソースに障害が発生した場合は、各アプリケーションのエラー原因を確認してください。

  • ユーザで作成したプロシジャを表す Cmdline リソースに障害が発生した場合は、check スクリプトで監視しているプロセスが異常終了した原因を確認し、そのプロシジャが正常に動作するかプログラムの見直しを行ってください。

  • プロセス監視リソースに障害が発生した場合は、監視しているプログラムが異常終了した原因を確認してください。

  • Gds リソース、Gls リソースに障害が発生した場合は、それぞれの製品のマニュアルを参照してエラーの原因を確認してください。

  • Fsystem リソースに障害が発生した場合、I/O 負荷等により、マウントポイントチェック処理(システムコール)が一定時間内に完了しない旨の警告メッセージが出力されていないか確認してください。頻繁に出力されている場合、マウントポイントの監視時間(HV_GMOUNTMAXLOOP 値)をチューニングし、I/O 負荷を軽減してください。

6751 A SysNode has faulted. SysNode:SysNode

SysNode 故障が発生しました。SysNode:SysNode

内容

SysNode 故障が発生したことを示しています。SysNode は故障の発生した SysNode を示します。

対処

ノード起動後に表示されるオペレータ介入メッセージに応答を行うか、RMS メインウィンドウまたは hvdisp コマンドで、故障が発生したノードのクラスタアプリケーションの状態を確認してください。クラスタアプリケーションが Fault 状態の場合は、RMS メインウィンドウまたはhvutil コマンドの -c オプションで、Fault のクリア操作を行ってください。

6752 The processing was canceled due to the following error.
      Error message from RMS command

以下の異常のため処理を終了します。
RMS コマンドから出力されるエラーメッセージ

内容

RMS コマンド(hvdisp)で故障リソースの履歴機能またはオペレーション介入機能を実行して失敗すると、エラーメッセージが表示されます。このエラーメッセージを調査し、適切な修正を行ってから要求を再試行してください。

対処

メッセージの内容および必要な対処法を確認して、再実行してください。必要な対処法は、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6753 Failed to process the operator intervention message due to the following
      error.(message number:number response:action command :command )
      Error message from RMS command

以下の異常のためオペレータ介入要求メッセージの応答に失敗しました。
(メッセージ番号: number 応答: action コマンド: command )
RMS コマンドから出力されるエラーメッセージ

内容

RMS コマンドが異常終了したため、メッセージのオペレータ介入機能が失敗しました。
command は異常終了した RMS コマンドを示します。Error message from RMS command は RMS コマンドが標準エラーに出力するエラーメッセージを示します。

対処

このエラーメッセージを調査し、適切な修正を行ってから要求を再試行してください。
number は処理に失敗したオペレータ介入メッセージを示します。action はオペレータからのメッセージに対する最初の応答状態を yes または no で示します。

6754 The specified message number ( number ) does not exist.

指定されたメッセージ番号 (No.number) は存在しません。

内容

指定されたメッセージ番号は存在しません。number には、指定されたメッセージ番号が表示されます。

対処

このメッセージは以下の場合に出力されます。

  • clreply コマンドの実行時にオペレータが誤って存在しないメッセージ番号を指定しました。この問題は未処理メッセージのリストにあるメッセージ番号を指定することで解決します。

  • 応答したメッセージは、オペレータ介入機能が自動的に他のメッセージに置換しています。例えば、オペレータ介入機能メッセージ 1422 がメッセージ番号 1423 に置換されている場合、またはその逆などの場合があります。その場合、オペレータ介入機能は元のメッセージに応答し、メッセージを表示して、メッセージ番号が変更されていることをユーザに通知します。

  • 応答したメッセージはキャンセルされています。これはアプリケーションの状態が変更されたためにメッセージが古くなったことによる現象です。この場合、対処は不要です。

6755 Failed to respond to the operator intervention message due to the SysNode (SysNode) stop.(message number:number response : action)

SysNode(SysNode) が停止したためオペレータ介入要求メッセージの応答に失敗しました。
(メッセージ番号: number 応答: action )

内容

SysNode で示されるノードが停止したため、オペレータ介入メッセージへの応答が失敗しました。SysNode は停止しているノードの SysNode の名前を示します。number は応答に失敗したオペレータ介入メッセージの番号を示します。action はオペレータの応答を yes または no で示します。

対処

ノードを再起動して RMS が動作しているかどうかを確認してください。

6780  Cannot request to the process monitoring daemon.

プロセス監視機能への処理要求ができません。

内容

clmonproc コマンドがプロセス監視機能に対して監視開始、監視停止などの要求をすることに失敗しました。

対処

プロセス監視機能のデーモンプロセスが動作していない可能性があります。ps コマンドにより、prmd プロセスが存在するか確認してください。prmd プロセスが存在しない場合、/etc/init.d/clprmd start を実行し、復旧してください。prmd プロセスが存在している場合は、/etc/init.d/clprmd stop と /etc/init.d/clprmd start を順に実行し、復旧してください。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。

6781  The process (appli) cannot be monitored because the process hasn't made a process group at starting.

プロセス (appli) は、プロセスの開始時にプロセスグループを作成しなかったため監視できません。

内容

clmonproc コマンドに -g オプションを指定して監視するプロセスは、「子孫プロセスを生成後直ぐに終了するもの」という条件を満たす必要があります。しかし、プロセスが起動されてから特定時間(デフォルト 10 秒)を過ぎても親プロセスが終了しませんでした。このようなプロセスを監視しつづけるとシステムへの負荷が高くなってしまうため、プロセス監視機能の監視対象から除外しました。
appli は、監視対象プロセスの絶対パス名を示します。

対処

以下のいずれかの見直しを行ってください。

  1. 子孫プロセスの監視をしない。または、clmonproc コマンドに -g オプションを指定しない。

  2. 監視対象プロセスの処理を変更可能なのであれば子孫プロセスにおいてプロセスグループを変更しないようにし、clmonproc コマンドに -g オプションを指定しない。

  3. 親プロセスは、プロセスを生成したならば直ぐに終了する。最初に生成された子プロセスは動作直後にプロセスリーダになるようにしてください。

6782  The process(appli) was not able to be executed. (errno:error)

プロセス (appli) の起動に失敗しました。(errno:error)

内容

clmonproc コマンドの -a オプションで指定した、コマンドが実行できませんでした。
appli は、起動に失敗したプロセスの絶対パス名を示します。error は、詳細コードを示します。

対処

clmonproc コマンドの -a オプションで指定したコマンドが実行可能かどうか確認してください。また、コマンド単体で実行させてエラーが発生していないかどうか確認してください。コマンドが実行可能である場合でも、再びこのメッセージが出力されるときは当社技術員(SE)に連絡してください。

詳細コードとして、errno を出力しているので当社技術員(SE)は、このメッセージの情報から原因を調査してください。例えば、errno が 13(EACCES) の場合、clmonproc コマンドの -a オプションに指定したコマンドパスに実行権がないことが主な原因だと考えられます。

6807 Disk device (NodeID NodeID , disk ) cannot be detected.

ディスク装置 (ノード識別番号 NodeID disk) が検出できません。

内容

ディスク装置の電源が投入されていないか、配線が接続されていない可能性があります。このままクラスタアプリケーションを起動すると、正常にクラスタアプリケーションが起動できない可能性があります。
配線の接続状態により、本メッセージと 6836 番のメッセージの 2つが表示されることがあります。
NodeID はディスク装置が接続されていたノードのノード識別番号、disk は検出できなかった共用ディスク装置を示します。

対処

共用ディスク装置の電源が投入されていること、共用ディスク装置の接続が誤っていないことを確認してください。共用ディスク装置の電源が投入されていない場合は、ノードを停止して、共用ディスク装置の電源を投入し、ノードを起動してください。共用ディスク装置の接続が誤っている場合は、ノードを停止して、正しく接続を行い、ノードを起動してください。

6817  An error occurred during state transition procedure execution.
      (error procedure:procedure detail:code1-code2-code3-code4-code5-code6-code7)

状態遷移プロシジャの実行で異常が発生しました。
(error procedure:procedure detail:code1-code2-code3-code4-code5-code6-code7)

内容

状態遷移プロシジャの実行で異常が発生したことを示しています。
procedure は異常となった状態遷移プロシジャを示します。procedure に示される状態遷移プロシジャを作成した場合は、以降の情報を参考にし、状態遷移プロシジャを修正してください。

code1code2code3code4code5code6 は異常となった状態遷移指示を示します。code7 は調査のための情報を示します。

code1: 第1引数(状態遷移指示種別)

code2: 第2引数(クラスタサービスインスタンス種別)

code3: 第3引数(状態遷移指示タイミング)

code4: 第4引数(リソース ID)

code5: 第5引数(状態遷移事象種別)

code6: 第6引数(状態遷移事象詳細)

error はエラー原因を示します。エラー原因には、以下があります。

  • procedure file exit error

対処

以下の原因が考えられます。

  • 状態遷移プロシジャ(procedure)が Bourne シェルスクリプトでない

  • 状態遷移プロシジャ(procedure)の各引数(code1code6)に対する状態遷移処理が、異常復帰した。プロシジャリソースの制御プログラムは状態遷移処理の成功、失敗を状態遷移プロシジャの終了コード(関数exit)により判断しています。

    終了コード0 :状態遷移処理が正常と判断します

    終了コード0以外 :状態遷移処理が異常と判断します

以下の対処を行ってください。

  • 状態遷移プロシジャを取出し、状態遷移プロシジャ(procedure)が Bourne シェルスクリプトであることを確認してください。Bourne シェルでない場合は、状態遷移プロシジャの先頭行に、以下を記述し、状態遷移プロシジャを再登録してください。

    #!/bin/sh

状態遷移プロシジャの取出しは clgetproc コマンド、状態遷移プロシジャの登録は clsetproc コマンドで行います。各コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。

  • 各引数(code1code6)に対する状態遷移処理の復帰値について確認してください。終了コード(関数 exit)の処理が存在しない場合は、状態遷移プロシジャ内の最終コマンドの実行結果が復帰値となり、本現象が発生する場合がありますので、必ず終了コード(関数exit)の処理を設定してください。

上記本対処法で解決できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6836 The disk device (NodeID  NodeID , disk  ) has changed.

ディスク装置 (ノード識別番号 NodeIDdisk) が以前と異なっています。

内容

本メッセージは、以下の原因の可能性があります。

  1. 共用ディスク装置の配線が誤っている。

  2. vtoc のボリューム名に値が設定されていない。
    主な理由として、ディスク交換時に自動構成を行わなかったことが原因と考えられます。

このままクラスタアプリケーションを起動すると、正常にクラスタアプリケーションが起動できない可能性があります。
配線の接続状態により、本メッセージと 6807 番のメッセージの 2つが表示されることがあります。
NodeID は共用ディスク装置が接続されているノード識別番号、disk は異常を検出した共用ディスク装置を示します。

対処

共用ディスク装置の接続が誤っていないことを確認してください。接続が誤っている場合は、ノードを停止して、接続を正しく行い、ノードを起動してください。
“2”の場合、自動構成を行ってください。

6900 Automatic resource registration processing terminated abnormally. (detail:reason)

自動リソース登録が異常終了しました。(detail: reason)

内容

自動リソース登録が異常終了したことを示しています。
reason は異常終了した箇所(コマンド名など)およびその復帰値を返します。

対処

reason が sdxnetdiskconfig-failed の場合、サーバ間ミラーリング用のデバイスの初期設定に失敗している可能性があります。以下の対処を行ってから、再度コマンドを実行してください。

  1. クラスタドメイン内のノード状態に異常がある場合、異常なノードを復旧します。

  2. 共用ディスク定義ファイルの記述内容に誤りがないか確認します。

  3. /etc/opt ディレクトリ配下の空き容量を確認します。
    空き容量が 100MB 未満の場合、不要なファイルを削除してください。

  4. /etc/opt/FJSVsdx/.sdxnetmirror_ipaddr ファイルを cat コマンドで出力し、出力内容が文字化けしていないか確認してください。文字化けしている場合、ファイルを削除します。

この対処で解決しない場合、調査情報を採取して当社技術員(SE)へ連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。

reason が上記以外の場合、ディスク資源およびシステム資源が正しく設定されていないときに発生する可能性があります。あらかじめ作成している PRIMECLUSTERデザインシート(PRIMECLUSTER 4.4以降)または "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "PRIMECLUSTER システム設計ワークシート"(PRIMECLUSTER 4.3以前)を参照して設定を確認してください。それでも解決しない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

デザインシートの作成については、PRIMECLUSTERデザインシートを参照してください。

6901 Automatic resource registration processing is aborted due to one or more of the stopping nodes in the cluster domain.

クラスタドメイン内に停止中のノードが存在するため、自動リソース登録を中止しました。

内容

クラスタドメイン内に停止中のノードが存在すると、自動リソース登録は行えません。

対処

すべてのノードを起動した後、自動リソース登録を行ってください。

6902 Automatic resource registration processing is aborted due to cluster domain configuration manager not running.

クラスタ制御の構成管理機構が動作していないため自動リソース登録を中止します。

内容

クラスタ制御の構成管理機構が動作していないと、自動リソース登録は行えません。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

調査情報を採取した後、全ノードを再起動することで復旧できる可能性があります。ノードは、shutdown(8) コマンドを実行して再起動してください。

6903 Failed to create logical path. (node dev1 dev2)

論理パスの作成に失敗しました。(node dev1 dev2)

内容

論理パスの作成に失敗したことを示しています。
node は論理パスの作成に失敗したノード識別名、dev1 は作成しようとした論理パス(mplb2048等)、dev2 は論理パスに対して実体となるパス(c1t0d0、c2t0d0等)を表示します。

対処

当社技術員(SE)に連絡し、共用ディスク装置の設定が正しく論理パスを作成できる設定になっているかを確認してください。それでも解決しない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

保守情報 (システム管理者向け)

ノード識別名に示されるノードの以下のファイルに論理パスを作成するために実行したコマンドラインが格納されています。

/var/opt/FJSVcluster/data/ACF/acfmk*device("*" は 0 文字以上任意の文字)

コマンドラインが正しければ、共用ディスク装置の設定が論理パスでサポートしていない設定になっている可能性があります。

6904 Fail to register resource. (detail:reason)

リソースの登録に失敗しました。(detail: reason)

内容

リソースの登録に失敗したことを示しています。reason はエラーとなった原因を表示します。

対処

ディスク資源およびシステム資源が正しく設定されていない場合に発生する可能性があります。それでも解決しない場合には、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。

その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6905 Automatic resource registration processing is aborted due to mismatch instance number of logical device between nodes.

論理パスのインスタンス番号がノード間で異なっているため自動リソース登録を中止します。

内容

本メッセージは、以下の原因の可能性があります。

  1. 自動リソース登録を実行する前にユーザがマルチパスディスクの論理パスを作成していた。

  2. ディスクの交換をしたにもかかわらず、自動リソース登録を実施していなかった。この場合、vtoc のボリューム名に値が設定されていないことで判断できます。

  3. ディスク装置やノードの増設後の自動リソース登録実行時に発生した場合、作成されているマルチパスディスクの論理パスにアクセスできなかったために、インスタンス番号の確認ができなかった。この場合、以下の条件から判断できます。

    1. 複数のノードに同じ名前の論理パスが作成されている。かつ、

    2. その論理パスに対して、あるノードからはアクセスでき、他のノードからはアクセスできない。

対処

本メッセージは、自動リソース登録を実行する前にユーザがマルチパスディスクの論理パスを作成していた場合に発生します。また、ディスク装置やノードの増設後の自動リソース登録実行時に発生した場合には、作成されているマルチパスディスクの論理パスにアクセスできなかったために、インスタンス番号の確認ができなかったケースもありえます。このケースの条件を満たしている必要があります。

  1. 複数のノードに同じ名前の論理パスが作成されている

  2. その論理パスに対して、あるノードからはアクセスでき、他のノードからはアクセスできない場合

PRIMECLUSTER の自動リソース登録には、すべてのアプリケーションに同一の環境を提供する機能があります。同一のディスク装置にある論理パスのインスタンス番号(mplb2048 の 2048)が、ノード間で異なっている場合は、本メッセージが出力され、自動リソース登録が中止されます。

本メッセージが出力された場合は、全ノードの論理パスを確認してください。必要に応じて論理パスを再作成し、インスタンス番号が同じになるようにしてください。確認作業が完了したら、再度自動リソース登録を実行してください。

マルチパスディスクの論理パスにアクセスできなかったことが原因である場合は、ディスク装置自身の異常や、ディスク装置の接続パス抜けなどが発生している可能性があります。

必要な修正処置を実行し、再度自動リソース登録を実行してください。上記の処置を行っても問題が解決しない場合は、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。

保守情報(システム管理者向け)

自動リソース登録では、ディスク装置の vtoc にユニークなボリューム名が設定されます。このボリューム名を参照することによって、ディスク装置が同一であるかどうかを判断できます。ディスク装置のボリューム名は prtvtoc(1M) コマンドで確認します。以下に同一のディスク装置(ボリューム名が等しい)である論理パスのインスタンス番号が異なっている例を示します。

   node0:
   # /usr/sbin/prtvtoc /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2048s2 |head  1 
   * /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2048s2 (volume "vol00001") partition map
   (" " で囲まれたvol00001 はボリューム名を表しています。)
   # /usr/sbin/prtvtoc /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2049s2 |head  1
   * /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2049s2 (volume "vol00002") partition map
   node1:
   # /usr/sbin/prtvtoc /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2048s2 |head  1
   * /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2048s2 (volume "vol00002") partition map
   # /usr/sbin/prtvtoc /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2048s2 |head  1
   * /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2049s2 (volume "vol00001") partition map

ノード間でインスタンス番号が異なる論理パスを解除して、/dev/rdsk/cXtXdXs2 に対して prtvtoc(1M) コマンドでボリューム名を確認しながら同一のディスク装置が同じインスタンス番号となるように論理デバイスを作成してください。

論理デバイスを作成する方法については "マルチパスディスク制御説明書" を参照してください。

ディスク装置にアクセスできないことが原因であった場合には、prtvtoc(1M) コマンドが異常終了します。この場合はディスク装置の異常、接続パス異常などの状態を見直してください。

6906 Automatic resource registration processing is aborted due to mismatch setting of disk device path between nodes.

ディスク装置の設定がノード間で異なっているため自動リソース登録を中止します。

内容

ディスク装置の設定がノード間で異なっているため自動リソース登録が行えませんでした。

対処

本メッセージが発生した場合には以下のような設定誤りが考えられます。

  • 同一の共用ディスク装置が接続されているノードで、マルチパスディスク制御のパッケージが適用されているノードと適用されていないノードが存在する

  • 共用ディスク装置自動認識の優先モードがノード間で異なっている

  • 共用ディスク装置へのパス数が、ノードごとに異なっている

上記の設定誤りの原因を取り除いた後、再度自動リソース登録を実行してください。

6907 Automatic resource registration processing is aborted due to mismatch construction of disk device between nodes.

ディスク装置の構成に矛盾があるために自動リソース登録を中止します。

内容

ディスク装置の構成に矛盾があるために自動リソース登録が行えませんでした。

対処

同一の共用ディスク装置を他のクラスタシステムに接続するなどの原因で、識別子(ボリュームラベル)が書き替えられてしまった可能性があります。
ディスク装置の構成を見直す必要があります。
共用ディスク装置の識別子(ボリュームラベル)が書き換えられるような設定(クラスタシステムを構成するノード以外から書き込まれていないかどうか)であることを確認してください。

正しい構成であるにもかかわらずこのメッセージが表示される場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6910 It must be restart the specified node to execute automatic resource registration. (node:node_name...)

クラスタ自動リソース登録を行うにはノードの再起動が必要です。(node: node_name ...)

内容

クラスタ自動リソース登録を行うにはノードの再起動が必要です。
node_name は再起動が必要なノードの識別子を示します。

対処

クラスタシステムを構成しているノードを再起動する必要があります。クラスタシステムを構成しているノードを再起動し、必要なリソースを再登録します。

複数のノードが node_name に表示される場合、これらのノードの識別子はコンマで区切られます。node_name が "All" になっている場合は、クラスタシステムを構成しているすべてのノードを再起動します。

保守情報(システム管理者向け)

自動リソース登録を行うためには、ノード間で sfdsk ドライバのメジャー番号が一致化していなければなりません。上記ドライバのメジャー番号は、PRIMECLUSTER インストール時に予約されるため、通常、本メッセージは出力されることはありません。本メッセージが表示されるケースは、PRIMECLUSTER インストール後、メジャー番号を予約したがノードを再起動していないため、予約されたメジャー番号でドライバが動作していないケースです。

6911 It must be matched device number information in all nodes of the cluster system executing automatic resource registration. (dev:dev_name...)

クラスタ自動リソース登録を行うには全ノードで装置情報を一致化させる必要があります。
(dev: dev_name ...)

内容

クラスタ自動リソース登録を行うには全ノードで装置情報を一致化させる必要があることを示しています。
dev_name は調査用の情報を表します。

対処

このメッセージを記録して、当社技術員(SE)に連絡してください。SE が、ディスクデバイスの情報に関するトランザクションの照合を行います。

保守情報(システム管理者向け)

自動リソース登録を行うためには、ノード間で sfdsk ドライバのメジャー番号を合わせる必要があります。そのため、PRIMECLUSTER インストール時にメジャー番号の予約を行っていますが、すでに他のドライバが使用中等のため予約に失敗しています。新たに未使用のメジャー番号で各ドライバのメジャー番号予約を行って、反映のためノードを再起動してください。dev_name は、再予約が必要なドライバのプレフィックスを示します。

7003 An error was detected in RCI. (node:nodename address:address status:status)

RCI の異常を検出しました。 (node:nodename address:address status:status)

内容

RCI の異常を検出したことを示しています。

対処

メッセージが表示されたノードと、メッセージ中の nodename 間の RCI 通信に異常があります。

この異常の原因は、RCI が正しく接続されていない、またはシステムの異常が考えられます。

以下の点を確認してください。

  • RCI ケーブルが抜けていないか

  • RCI 装置側でファームの再起動やファームアップなどの操作を行っていないか

これらが原因の場合は、対処を行った上で、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)とRCI 非同期監視(MA)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、RCI ケーブル、システム監視機構(以降、System Control Facility: SCF と略す)などのハードウェア故障と考えられます。このメッセージを記録して、SCF ダンプおよび調査情報を採取し、当社技術員(SE, CE)に連絡してください。SCF ダンプおよび調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

当社技術員(SE, CE)は、ハードウェアの復旧作業を実施した後、上記のコマンドにより、RCI非同期監視(MA)およびシャットダウン機構(SF)を再起動します。

7004 The RCI monitoring agent has been stopped due to an RCI address error.
(node:nodename address:address)

RCI アドレス異常のためRCI 非同期監視機能を停止します。(node:nodename address:address)

内容

RCI アドレスが異常であることを示しています。

対処

以下の原因が考えられます。

  • RCI アドレスを設定していない。

  • RCI アドレスが重複している。

  • RCI 非同期監視が動作している状態で、他のノードの RCI アドレスを変更した。

このメッセージを記録して、SCF ダンプおよび調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。SCF ダンプおよび調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

当社技術員(SE, CE)は、次の対処を行います。メッセージに表示された nodename の RCI アドレスが、正しく設定されているか確認します。設定変更前の RCI アドレスを確認するには、任意のノードで以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmadm/sbin/setrci -c stat

正しい RCI アドレスを設定した後、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、RCI 非同期監視(MA)およびシャットダウン機構(SF)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

7012  Hardware error occurred in RCI setup.

RCIの設定処理でハードウェアエラーが発生しました。

内容

RCIの設定に問題があります。

対処

RCI が設定されていない、または、RCI の設定誤りが考えられます。

このメッセージを記録して、調査情報を採取し、また、システム監視機構(SCF)のメッセージが出力されている場合は、そのメッセージの記録および SCF ダンプを採取し、当社技術員(SE, CE)に連絡してください。調査情報および SCF ダンプの採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。システム監視機構(SCF)から出力されるメッセージについては、"Enhanced Support Facility ユーザーズガイド" を参照してください。

対処を行った上で、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)と RCI 非同期監視(MA)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

7018 The console monitoring agent has been started.

コンソール非同期監視機能は既に起動されています。

内容

コンソール非同期監視機能がすでに起動されていることを示しています。

対処

コンソール非同期監視機能を再起動する必要がない場合には、対処する必要はありません。コンソール非同期監視機能を再起動する必要がある場合は、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、コンソール非同期監視(MA)およびシャットダウン機構(SF)を再起動してください。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7019 The RCI monitoring agent has already been started.

RCI 非同期監視機能は既に起動されています。

内容

RCI 非同期監視機能がすでに起動されていることを示しています。

対処

RCI 非同期監視機能を再起動する必要がない場合には、対処する必要はありません。RCI 非同期監視機能を再起動する必要がある場合は、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、RCI 非同期監視(MA)およびシャットダウン機構(SF)を再起動してください。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7026 HCP is not supported. (version:version).

HCP の版数がサポートされていない版数です。(version:version)

内容

サポートされていない版数の HCP(Hardware Control Program) が使用されています。

対処

XSCF をコンソールとして使用するためには、HCP の更新が必要です。更新方法については、"XSCF (eXtended System Control Facility) ユーザーズガイド" を参照してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7027 The XSCF is not supported.

XSCF がサポートされていません。

内容

XSCF がサポートされていないことを示しています。

対処

以下の原因が考えられます。

  • XSCF が実装されていない本体装置である。

  • ESF(Enhanced Support Facility) がインストールされていない。

本体装置添付の取扱説明書を参照し XSCF が実装されているか確認してください。また、ESF のインストールガイドを参照し ESF がインストールされているか確認してください。XSCF が実装されており、ESF がインストールされていない場合は、ESF をインストールしてください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7030 CF is not running.

CF が動作していません。

内容

CF が動作していないことを示しています。

対処

CF が未設定の場合は、"PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書" を参照し、CF を設定してください。CF が設定済みの場合は、CF を起動してください。

CF の起動方法については、"PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書" を参照してください。

7031 Cannot find the HCP version.

HCP の版数を取得できません。

内容

HCP の版数を取得できないことを示しています。

対処

ESF(Enhanced Support Facility) が正しくインストールされていない可能性があります。ESF のインストールガイドを参照し、ESF のインストール状態を確認してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7033 Cannot find the specified CF node name.(nodename:nodename).

指定された CF ノード名は存在しません。(nodename:nodename)

内容

指定された CF ノード名は存在していないことを示しています。

対処

以下の点を確認して、再度実行してください。

  1. 指定された CF ノード名が正しいか。
    cftool を使用し、指定した CF ノード名が誤っていないか確認してください。誤った CFノード名を指定していた場合は、正しい CF ノード名を指定してください。

  2. 指定されたノードの CF は動作しているか。
    cftool を使用し、CF が動作しているか確認してください。
    CF が動作していない場合は、CF を起動してください。cftool コマンドについては、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を、CF の起動方法については、"PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書" を参照してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7034 The console information is not set.(nodename:nodename)

コンソール情報が登録されていません。(nodename:nodename)

内容

指定された CF ノード名のコンソール情報が登録されていません。

対処

clrccusetup -l コマンドを実行し、現在登録されているコンソール情報を確認してください。そして、必要があればシャットダウン設定ウィザードまたは clrccusetup コマンドを使用して、コンソール情報を登録してください。シャットダウン設定ウィザードについては "PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を、clrccusetup コマンドについては "PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7035 An address error is detected in RCI. (node:nodename address:address)

RCI アドレス異常を検出しました。(node:nodename address:address)

内容

RCI アドレス異常を検出したことを示しています。

対処

RCI アドレスが正しい設定かどうかを確認する必要があります。このメッセージを記録して、SCF ダンプおよび調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。SCF ダンプおよび調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

当社技術員(SE, CE)は、次の対処を行います。メッセージに表示された nodename の RCI アドレスが、正しく設定されているか確認します。設定変更前の RCI アドレスを確認するには、任意のノードで以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmadm/sbin/setrci stat

RCI アドレスが正しく設定されていない場合、RCI アドレスを設定しなおします。設定方法の詳細については、当社技術員(CE)向けの現調手順書を参照してください。メッセージに表示された nodename は、シャットダウン機構(SF)を再起動するまで、RCI 非同期監視によるノードの監視、および、強制停止の対象としません。正しい RCI アドレスを設定した後、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

7036  The RCI is not supported.

RCIがサポートされていません

内容

RCI が動作できる環境ではありません。

対処

Enhanced Support Facility(以降、ESF と略す)が正しくインストールされ、正しく動作しているかを確認してください。ESF に問題がある場合は、対処を行った上で、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)とRCI 非同期監視(MA)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、また、システム監視機構(SCF)のメッセージが出力されている場合は、そのメッセージの記録および SCF ダンプを採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報および SCF ダンプの採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。システム監視機構(SCF)から出力されるメッセージについては、"Enhanced Support Facility ユーザーズガイド" を参照してください。

7037 The SNMP information is not set.(nodename:nodename)

SNMP情報が登録されていません。(nodename:
nodename)

内容

指定された CF ノード名の SNMP 情報が登録されていません。

対処

clsnmpsetup -l コマンドを実行し、現在登録されているコンソール情報を確認してください。

必要であればシャットダウン設定ウィザードまたは clsnmpsetup コマンドを使用して、コンソール情報を登録してください。

シャットダウン設定ウィザードについては "PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を、clsnmpsetup コマンドについては"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7040 The console was disconnected. (node:nodename portno:portnumber detail:code)

コンソール接続ができなくなりました。(node:nodename portno:portnumber detail:code)

内容

コンソールへの接続が切断されたことを示しています。

対処

以下の点を確認してください。

<コンソールにRCCUを使用している場合>

  • リモートコンソール接続装置の電源が投入されているか。

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • リモートコンソール接続装置側コネクタ、HUB 側コネクタから LAN ケーブルが抜けていないか。

  • システム、または、リモートコンソール接続装置のネットワークに負荷がかかっていないか。

<コンソールにXSCFを使用している場合>

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • XSCF の XSCF-LAN ポートのコネクタ、HUB 側コネクタから LAN ケーブルが抜けていないか。

  • XSCF の telnet ポートのうち XSCF シェルポートにクラスタ外から接続されていないか。
    シリアルポート(tty-a)経由で XSCF シェルに接続し確認してください。接続方法および確認方法については、"XSCF (eXtended System Control Facility) ユーザーズガイド" を参照してください。

  • システム、または、XSCFのネットワークに負荷がかかっていないか。

  • XSCF側でファームの再起動やファームアップなどの操作やXSCFのフェイルオーバなどの事象が発生していなかったか。

<コンソールにILOMを使用している場合>

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • ILOM のネットワーク管理(NET MGT)ポートのコネクタ、HUB 側コネクタからLAN ケーブルが抜けていないか。

  • システム、または、ILOM のネットワークに負荷がかかっていないか。

  • ILOM側でファームの再起動やファームアップなどの操作を行っていなかったか。

上記項目が原因だと判明した場合、対処を行った上で、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)とコンソール非同期監視(MA)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

上記項目を確認しても接続に失敗する場合は、ネットワーク障害やリモートコンソール接続装置、XSCF、ILOM、あるいは HUB などのハードウェア故障が考えられるので、当社技術員(CE)に連絡してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7042 Connection to the console is refused. (node:nodename portno:portnumber detail:code)

コンソールへの接続ができません。(node:nodename portno:portnumber detail:code)

内容

コンソール非同期監視の起動時に、コンソールへの接続が確立できません。

対処

以下の点を確認してください。

<コンソールにRCCUを使用している場合>

  • リモートコンソール接続装置の IP アドレスまたはノード名が誤っていないか。
    clrccusetup(1M) を使用して設定されている IP アドレスまたはノード名を確認してください。
    IP アドレスまたはノード名が誤っていた場合は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照して SF ウィザードの設定をやり直してください。

  • リモートコンソール接続装置の電源が投入されているか。

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • リモートコンソール接続装置側コネクタ、HUB 側コネクタから LAN ケーブルが抜けていないか。

  • RCCU の IP アドレスが、管理 LAN と同一セグメントになっているか。

  • リモートコンソール接続装置のコンソール情報が誤っていないか。
    clrccusetup(1M) を使用して設定されているコンソール情報を確認してください。コンソール情報が誤っていた場合は、clrccusetup(1M) を使用して、コンソール情報を再登録してください。

<コンソールにXSCFを使用している場合>

  • XSCFのIP アドレスまたはノード名が誤っていないか。
    clrccusetup(1M) を使用して設定されている IP アドレスまたはノード名を確認してください。IP アドレスまたはノード名が誤っていた場合は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照して SF ウィザードの設定をやり直してください。

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • XSCF の XSCF-LAN ポートのコネクタ、HUB 側コネクタから LAN ケーブルが抜けていないか。

  • XSCF の telnet ポートのうち XSCF シェルポートにクラスタ外から接続されていないか。
    シリアルポート(tty-a)経由で XSCF シェルに接続し確認してください。接続方法および確認方法については、"XSCF (eXtended System Control Facility) ユーザーズガイド" を参照してください。

  • XSCF の IP アドレスが、管理 LAN と同一セグメントになっているか。

  • XSCF のコンソール情報が誤っていないか。
    clrccusetup(1M) を使用して設定されているコンソール情報を確認してください。コンソール情報が誤っていた場合は、clrccusetup(1M) を使用して、コンソール情報を再登録してください。

  • XSCF への接続方法に SSH を使用している場合、シャットダウン機構用のログインユーザアカウントを使用して、クラスタノードから XSCF へ SSH 接続し、SSH 初回接続時のユーザ問い合わせ( RSA 鍵の生成など)が完了しているか。

  • XSCF側でファームの再起動、ファームアップなどの操作、またはXSCFのフェイルオーバなどの事象が発生していなかったか。

<コンソールにILOMを使用している場合>

  • ILOM のIP アドレスまたはノード名が誤っていないか。
    clrccusetup(1M) を使用して設定されている IP アドレスまたはノード名を確認してください。IP アドレスまたはノード名が誤っていた場合は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照して SF の設定をやり直してください。

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • ILOM のネットワーク管理(NET MGT)ポートのコネクタ、HUB 側コネクタからLAN ケーブルが抜けていないか。

  • ILOM のコンソール情報が誤っていないか。
    clrccusetup(1M) を使用して設定されているコンソール情報を確認してください。コンソール情報が誤っていた場合は、clrccusetup(1M) を使用して、コンソール情報を再登録してください。

  • ILOM 3.0 の場合、シャットダウン機構用のログインユーザに必要な権限が設定されているか。権限については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照してください。

  • シャットダウン機構用のログインユーザアカウントを使用して、クラスタノードから ILOM へ SSH 接続し、SSH 初回接続時のユーザ問い合わせ( RSA 鍵の生成など)が完了しているか。

  • ILOM 側でファームの再起動、またはファームアップなどの操作を行っていなかったか。

上記項目が原因だと判明した場合、対処を行った上で、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)とコンソール非同期監視(MA)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

上記項目を確認しても接続に失敗する場合は、ネットワーク障害やリモートコンソール接続装置、XSCF、ILOM、あるいは HUB などのハードウェア故障が考えられるので、当社技術員(CE)に連絡してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7043 First SSH connection to the ILOM has not been done yet. (node:nodename ipaddress:ipaddress detail:code)

ILOMに対してのSSHによる事前接続が完了していません。(node:nodename ipaddress:ipaddress detail:code)

内容

ILOMに対してのSSHによる事前接続が完了していません。

対処

シャットダウン機構用のログインユーザアカウントを使用して、クラスタノードからILOMへSSH接続し、SSH初回接続時のユーザ問い合わせ(RSA鍵の生成など)を完了させてください。

その後、以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)とコンソール非同期監視(MA)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7050 A failure is detected in a LAN device as a result of hardware diagnostics. (node:nodename device:altname rid:rid detail:code )

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、故障と判定しました。
( node:nodename device:altname rid:rid detail:code)

内容

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、故障と判定したことを示しています。
altname は故障と診断された LAN デバイスのインタフェース名が出力されます。nodename ridcode は調査のための情報を示します。

対処

"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "パトロール診断で異常が検出された場合の対処方法" を参照し、対処してください。

7051 A network device monitoring command is abnormally terminated as a result of diagnosing a LAN device.(node:nodename device:altname rid:rid detail:code )

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、ネットワークデバイス診断コマンドが異常終了しました。( node:nodename device:altname rid:rid detail:code)

内容

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、ネットワークデバイス診断コマンドが異常終了したことを示しています。
altname は故障と診断された LAN デバイス名が出力されます。nodenameridcode は調査のための情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7052 A failure of the shared disk device is detected as a result of the hardware diagnostics. (node:nodename device:altname rid:rid detail:code )

共用装置へハード診断を実施した結果、故障と判定しました。( node:nodename device:altname rid:rid detail:code)

内容

共用装置へハード診断を実施した結果、故障と判定したことを示しています。
altname は故障と診断されたデバイス名が出力されます。nodenameridcode は調査のための情報を示します。

対処

"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "パトロール診断で異常が検出された場合の対処方法" を参照し、対処してください。

7053 A disk monitoring command is abnormally terminated as a result of the hardware diagnostics. (node:nodename device:altname rid:rid detail:code )

共用装置へハード診断を実施した結果、ディスク診断コマンドが異常終了しました。( node:nodename device:altname rid:rid detail:code)

内容

共用装置へハード診断を実施した結果、ディスク診断コマンドが異常終了したことを示しています。
altname は故障と診断された共用装置名が出力されます。nodenameridcode は調査のための情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7054 A designated device cannot be opened as a result of diagnosing the shared disk device. (node:nodename device:altname rid:rid detail:code )

共用装置へハード診断を実施した結果、指定されたデバイスのオープンに失敗しました。( node:nodename device:altname rid:rid detail:code)

内容

共用装置へハード診断を実施した結果、指定されたデバイスのオープンに失敗したことを示しています。
altname は見つからなかったデバイス名が出力されます。nodenameridcode は調査のための情報を示します。

対処

パトロール診断を行うハードウェアに、存在するハードウェアを指定してください。指定方法は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "パトロール診断の設定" を参照してください。

7055 The designated LAN device cannot be found as a result of the hardware diagnostics. (node:nodename device:altname rid:rid detail:code )

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、指定された LAN デバイスが見つかりません。( node:nodename device:altname rid:rid detail:code)

内容

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、指定された LAN デバイスが見つからないことを示しています。
altname は見つからなかった LAN デバイスのインタフェース名が出力されます。nodename ridcode は調査のための情報を示します。

対処

パトロール診断を行うハードウェアに、存在するハードウェアを指定してください。指定方法は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "パトロール診断の設定" を参照してください。

7056 The flag settings of the activated LAN device is found improper as a result of the hardware diagnostics. (node:nodename device:altname rid:rid detail:code )

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、指定された LAN デバイスの活性時のフラグが不適当です。 ( node:nodename device:altname rid:rid detail:code)

内容

LAN デバイスへハード診断を実施した結果、指定された LAN デバイスの活性時のフラグが不適当であることを示しています。
altname は不適当な状態になっているネットワークデバイス名が出力されます。nodenameridcode は調査のための情報を示します。

対処

LAN デバイスの活性化時のフラグが、UP ではない、BROADCAST ではないなどの使用するのに不適当な状態になっています。システム構成を確認の上、正しく活性化してください。LAN デバイスの活性化時のフラグは ifconfig(1M) コマンドで確認してください。確認する点は以下の 5つです。

  • UP がセットされていること

  • BROADCAST がセットされていること

  • LOOPBACK がセットされていないこと

  • POINTOPOINT がセットされていないこと

  • NOARP がセットされていないこと

7101  SCF cannot be accessed because it is in the busy state. (type:type)

SCF がビジー状態のためアクセスできません。(type:type)

内容

SCF がビジー状態のためアクセスできないことを示しています。type は調査のための情報を示します。

対処

数分時間を空けて再度実行してください。

7102  SCF open failed. (errno:errno)

SCF のオープンに失敗しました。(errno:errno)

内容

SCF のオープンに失敗したことを示しています。errno はエラー番号を示します。

対処

当社技術員(CE)に連絡して、SCF が正常に動作しているかを確認してください。

7103  SCF access failed. (errno:errno)

SCF のアクセスに失敗しました。(errno:errno)

内容

SCF のアクセスに失敗したことを示しています。errno はエラー番号を示します。

対処

当社技術員(CE)に連絡して、SCF が正常に動作しているかを確認してください。

errno はエラー番号を示します。

7104  The subclass of the line switching unit cannot be identified. (RCI:addr Subclass:no)

回線切替装置のサブクラスが不明です。(RCI:addr Subclass:no)

内容

サブクラスが不明な回線切替装置が接続されています。

  • addr: 装置の RCI アドレス

  • no: 装置のサブクラス

    0x01: 4 回線切替装置

    0x02: 16 回線切替装置

対処

サポート対象の回線切替装置かを確認してください。

7105  The specified line switching unit does not exist. (RCI:addr)

回線切替装置が存在しません。(RCI:addr)

内容

RCI アドレス(addr)で指定された回線切替装置が存在しません。addr は RCI アドレスを示します。

対処

当社技術員(CE)に連絡して、指定した回線切替装置の RCI アドレスに誤りがないか、または、正しく接続されているかを確認してください。

7106  The power to the line switching unit is not on, or the RCI cable has been disconnected. (RCI:addr)

回線切替装置の電源か RCI ケーブルが入っていません。(RCI:addr)

内容

回線切替装置の電源か RCI ケーブルが入っていないことを示しています。addr は回線切替装置の RCI アドレスを示します。

対処

指定した回線切替装置の電源が入っているか、RCI ケーブルが外れていないかを確認してください。

7108  Reservation of the line switching device failed. (RCI:addr LSU:mask retry:no)

回線切替装置のリザーブに失敗しました。(RCI:addr LSU:mask retry:no)

内容

RCI アドレス(addr)で指定された回線切替装置のmaskで指定された切替ユニットのリザーブ処理をno回繰り返しても失敗しました。

addr は回線切替装置の RCI アドレス、mask は回線切替装置の切替ユニットを示すマスク、no はエラーを表示するまでのリトライ回数を示します。

対処

回線切替装置が故障していないか、RCI 接続に誤りがないか、装置の電源電圧に異常がないかを確認してください。多発する場合は当社技術員(CE)に連絡してください。

7109  An error was detected in the switching control board of the line switching unit. (RCI:addr status:status type:type)

回線切替装置の切替制御ボードの異常を検出しました。(RCI:addr status:status type:type)

内容

回線切替装置の切替制御ボードで異常が検出されたことを示しています。

addr: 異常が検出された回線切替装置の RCI アドレス

status: エラー種別ごとの回線切替装置の内部ステイタス

type: エラー種別

  • 1: 切替制御系異常(status: ステイタス 0)

    status: 回線切替装置のステイタス 0 の値(以下を参照)を示します。

    • 0x80: QANS(0: 正常、1: 異常)

      切替え処理中以外であるのに、QSC の切替えラインがアサートされたままの状態(異常)であることを示します。

    • 0x40: QAST(0: 正常、1: 異常)

      切替え処理中において、QSC の切替えラインがアサートできないことを示します。いったん、異常状態になると電源が未供給になるまでその状態は保たれます。

  • 2: 電源・回路異常(status :ステイタス 0)

    status: 回線切替装置のステイタス 0 の値(以下を参照)を示します。

    • 0x10: QENA(0: 正常、1: 異常)

      QSC 切替え機能イネーブル状態を示します。当 Bit が ON の場合は、接続されているすべての QSC が異常であることを示します。

    • 0x08: DCNV(0: 正常、1: 異常)

      QSC に実装された DC-DC コンバータの出力電圧が正常であることを示します。当 Bit が ON の場合は、DC-DC コンバータの出力電圧が異常であることを示します。

      備考)当 Bit は、4 回線切替装置のみ有効です。

    • 0x04: PW12

      電源が 1 台の場合は 0、電源が 2 台の場合は 1 を示します。

      備考)当 Bit は、16 回線切替装置のみ有効です。

    • 0x02: PRY1(0: 正常、1: 異常)

    • 0x01: PRY0(0: 正常、1: 異常)

      電源の正常/異常を示します(正常とは、故障もなく電力が供給されていることを示します)。

      備考)当 Bit は、16 回線切替装置のみ有効です。

  • 3: QSC 接続異常(status: ステイタス 1)

    status: 回線切替装置のステイタス 1 の値(以下を参照)を示します。

    • 0x80: HSC(0:4 回線切替装置、1:16 回線切替装置)

      16 回線切替装置かどうかを示します。

    • 0x20: QSC1(スロット 1 実装)

    • 0x10: QSC0(スロット 0 実装)

      QSC(切替制御ボード)がどちらのスロットに実装されているかを示します。0x10、0x20 以外の値の場合は異常です。

    • 0x02: OBSY

      二重化された QSC において、もう一方の QSC が切替え処理(リザーブ解除、切替えコマンド 0、切替えコマンド 1)を実行中であることを示します。

対処

回線切替装置が故障していないか、RCI 接続に誤りがないか、装置の電源電圧に異常がないかを確認してください。多発する場合は当社技術員(CE)に連絡してください。

7110  An error was detected in the switching unit of the line switching unit. (RCI:addr LSU:mask status:status type:type)

回線切替装置の切替ユニットの異常を検出しました。(RCI:addr LSU:mask status:status type:type)

内容

回線切替装置の切替ユニットで異常が検出されたことを示しています。

addr: 異常が検出された回線切替装置の RCI アドレス

mask: 制御対象のLSU マスク

status: エラー種別ごとの回線切替装置の内部ステイタス(調査用)

type: エラー種別

  • 1: 状態の異常

    status: 切替装置内の各 LSU の異常状態を LSU マスクの値で示します。

    0: 該当 LSU は、正常であることを示します。

    1: 該当 LSU は、異常であることを示します。

  • 2: 未接続 LSU に切替え/リザーブ解除の指示を行った

    status: 切替装置内の各 LSU の接続(実装)状態を LSU マスクの値で示します。

    0: 該当 LSU は、未接続状態であることを示します。

    1: 該当 LSU は、接続状態であることを示します。

    LSU マスクの値

    LSU15 LSU14 LSU13 LSU12 ・・・ LSU03 LSU02 LSU01 LSU00

    0x8000 0x4000 0x2000 0x1000 ・・・ 0x0008 0x0004 0x0002 0x0001

対処

回線切替装置が故障していないか、RCI 接続に誤りがないか、装置の電源電圧に異常がないかを確認してください。多発する場合は当社技術員(CE)に連絡してください。

保守情報(システム管理者向け)

指示された回線切替装置に異常がないか検査してください。

7111  The cluster event control facility is not running. (detail:code1-code2)

クラスタ制御のイベント制御機構が動作していません。(detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御のイベント制御機構が動作していないことを示しています。code1code2 は調査のための情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

すべてのノードで調査情報を採取した後、本メッセージが出力されたノードを再起動してください。ノードの停止手段については、shutdown(1M) コマンドを使用してください。

7112  Communication failed in the cluster event control facility (detail:code1-code2)

クラスタ制御のイベント制御機構で通信に失敗しました。(detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御のイベント制御機構で通信に失敗したことを示しています。code1code2 は調査のための情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

すべてのノードで調査情報を採取した後、本メッセージが出力されたノードを再起動してください。ノードの停止手段については、shutdown(1M) コマンドを使用してください。

7113  Cluster event control facility: internal error. (detail:code1-code2)

クラスタ制御のイベント制御機構で内部異常が発生しました。(detail:code1-code2)

内容

クラスタ制御のイベント制御機構で内部異常が発生したことを示しています。code1code2 は調査のための情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

すべてのノードで調査情報を採取した後、本メッセージが出力されたノードを再起動してください。ノードの停止手段については、shutdown(1M) コマンドを使用してください。

7116  Port number information is not set for resource SWLine. (rid:rid )

リソース SWLine にポート番号情報が設定されていません。(rid:rid )

内容

リソース SWLine にポート番号情報が設定されていないことを示しています。
rid は回線切替装置の SWLine のリソース ID を示します。

対処

リソース SWLine に使用する回線切替装置のポート番号の属性情報(port)を設定してください。

7117  The port number specified for resource SWLine is incorrect. (rid:rid port:port)

リソース SWLine のポート番号が誤っています。(rid:rid port:port)

内容

リソース SWLine のポート番号が誤っていることを示しています。
rid は回線切替装置の SWLine のリソース ID を、port はポート番号を示します。

対処

正しくポート番号を設定してください。

7119  The LSU mask information has not been set for the shared resource SH_SWLine. (rid:rid )

共用リソース SH_SWLine LSU マスク情報が設定されていません。(rid:rid )

内容

共用リソース SH_SWLine に LSU マスク情報が設定されていないことを示しています。
rid は回線切替装置の共用リソース SH_SWLine のリソース ID を示します。

対処

共用リソース SH_SWLine に使用する切替ユニットのマスク(lsu_mask)の属性情報を設定してください。

7121  The parent resource of the shared resource SH_SWLine is a resource other than the shared resource SH_SWU. (rid:rid )

共用リソース SH_SWLine の親リソースが共用リソース SH_SWU 以外です。(rid:rid )

内容

共用リソース SH_SWLine の親リソースが共用リソース SH_SWU 以外であることを示しています。
rid は回線切替装置の共用リソース SH_SWLine のリソース ID を示します。

対処

共用リソース SH_SWU の子リソースとして共用リソース SH_SWLine を作成し直してください。

7122  The RCI address information has not been set for the shared resource SH_SWU. (rid:rid )

共用リソース SH_SWU RCI アドレス情報が設定されていません。(rid:rid )

内容

共用リソース SH_SWU に RCI アドレス情報が設定されていないことを示しています。
rid は回線切替装置の共用リソース SH_SWLine のリソース ID を示します。

対処

共用リソース SH_SWU に使用する回線切替装置の RCI アドレスの属性情報(addr)を設定してください。

7125  The resource ID of the node connected to the specified port no (rid: rid ) is incorrect.

指定されたポート no 側に接続するノードのリソース ID (rid) は正しくありません。

内容

回線切替装置の指定されたポートに接続するノードのリソース ID に、ノード以外のリソース ID か、存在しないリソース ID が指定されています。
no は回線切替装置のポート番号、rid は指定されたリソース ID を示します。

対処

ノードのリソース ID を正しく設定してください。

7126  The resource ID (rid ) of the same node is specified for ports 0 and 1.

ポート 0 側と 1 側に同じノードのリソース ID (rid) は指定できません。

内容

回線切替装置のポート 0 側と 1 側に同じノードのリソース ID は指定できません。クラスタサービスの運用と待機に同じノードは設定できません。
rid は指定されたノードのリソース ID を示します。

対処

ノードのリソース ID を正しく設定してください。

7131  The specified resource ID (rid ) is not present in the shared resource class (class).

指定されたリソースID (rid) は共用リソースクラス (class) に存在しません。

内容

指定されたリソース ID は共用リソースクラスに存在しないことを示しています。
rid はリソース ID を、class は共用リソースクラスのクラス名を示します。

対処

リソース ID を正しく設定してください。

7132  The specified resource name (name) is not present in the shared resource class (class).

指定されたリソース名 (name) は共用リソースクラス (class) に存在しません。

内容

指定されたリソース名は共用リソースクラスに存在しないことを示しています。
name はリソース名を、class は共用リソースクラスのクラス名を示します。

対処

リソース名を正しく設定してください。

7200 The configuration file of the console monitoring agent does not exist. (file:filename)

コンソール非同期監視機能の設定ファイルが存在しません。(file:filename)

内容

コンソール非同期監視機能の設定ファイル :filename が存在しないことを示しています。

対処

補助情報に表示された設定ファイルを、クラスタを構成する他のノードから ftp によりダウンロードし、設定ファイル格納場所に配置します。設定ファイルに対して、他のノードと同一のアクセス権限情報を設定します。設定ファイルを配置した後、システムを再起動します。クラスタを構成するすべてのノードに設定ファイルが存在しない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7201 The configuration file of the RCI monitoring agent does not exist. (file:filename)

RCI 非同期監視機能の設定ファイルが存在しません。(file:filename)

内容

RCI 非同期監視機能の設定ファイル filename が存在しないことを示しています。

対処

補助情報に表示された設定ファイルを、クラスタを構成する他のノードから ftp によりダウンロードし、設定ファイル格納場所に配置します。設定ファイルに対して、他のノードと同一のアクセス権限情報を設定します。設定ファイルを配置した後、システムを再起動します。クラスタを構成するすべてのノードに設定ファイルが存在しない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7202 The configuration file of the console monitoring agent has an incorrect format. (file:filename)

コンソール非同期監視機能の設定ファイルの形式に誤りがあります。(file:filename)

内容

コンソール非同期監視機能の設定ファイル filename の形式に誤りがあることを示しています。

対処

補助情報に表示された設定ファイル名が SA_rccu.cfg の場合、シャットダウン機構(SF)の設定ウィザードからシャットダウン機構を再設定します。その際、RCCU 名を正しく入力していることを確認してください。本対処法で対処できない場合、または補助情報に表示された設定ファイル名が SA_rccu.cfg 以外のファイル名の場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7203 The username or password to login to the control port of the console is incorrect.

コンソールの制御ポートへログインするためのユーザ名、または、パスワードの設定に誤りがあります。

内容

コンソール(RCCU, XSCF, ILOM など)の制御ポートにログインできないことを示しています。

対処

クラスタシステムに登録されたコンソールの制御ポートにログインするためのユーザ名、または、パスワードが、コンソールに設定されたものと異なっています。コンソール非同期監視およびシャットダウン機構の設定を再度行ってください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7204 Cannot find the console's IP address. (nodename:nodename detail:code) .

コンソールの IP アドレスを取得できません。(nodename:nodename detail:code)

内容

コンソールの IP アドレスを取得できないことを示しています。

対処

リモートコンソール接続装置、XSCF または ILOM のノード名が誤っていないか、clrccusetup を使用して設定されているノード名を確認してください。

ノード名が誤っていた場合は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照して SF ウィザードの設定をやり直してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7210 An error was detected in MMB. (node:nodename mmb_ipaddress1:mmb_ipaddress1 mmb_ipaddress2:mmb_ipaddress2 node_ipaddress1:node_ipaddress1 node_ipaddress2:node_ipaddress2 status:status detail:detail)

MMB の異常を検出しました。(node:nodename mmb_ipaddress1:mmb_ipaddress1
mmb_ipaddress2:
mmb_ipaddress2 node_ipaddress1:node_ipaddress1
node_ipaddress2:
node_ipaddress2 status:status detail:detail)

内容

メッセージが表示されたノードの MMB による通信に異常があることを示しています。

対処

PSA(PRIMEQUEST Server Agent) / SVmco(ServerView Mission Critical Option) の異常、ハードウェア故障、またはシステムが高負荷状態であることが考えられます。以下の点を確認してください。

  • PSA / SVmco のインストールや設定がされているか。

  • SVmco を手動でインストールした後にノードを再起動しているか。

  • PSA / SVmco の設定が適切か。

    • 管理 LAN の IP アドレスに誤った IP アドレス( MMB の IP アドレスなど) を指定していないか。

  • PSA / SVmco の動作に必要なファイアウォールの設定は適切か。

  • MMB の設定は適切か。

    • 誤った IP アドレスが設定されていないか。

    • 仮想 IP アドレスと物理 IP アドレスの両方が設定されているか。

  • MMB が故障しているか。

  • ノードに負荷がかかっているか。

問題が解決されない場合、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

当社技術員(SE、CE)が、ハードウェアの復旧作業を実施した後、MMB 非同期監視機能/iRMC非同期監視機能は自動で復旧します。

7211 The MMB monitoring agent has already been started.

MMB 非同期監視機能はすでに起動されています。

内容

MMB 非同期監視機能はすでに起動されていることを示しています。

対処

MMB 非同期監視機能を再起動する必要がない場合には、対処する必要はありません。MMB 非同期監視機能を再起動する必要がある場合は、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、MMB 非同期監視(MA)およびシャットダウン機構(SF)を再起動してください。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbmonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbmonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員 (SE) に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7212 The MMB information is not set. (nodename:nodename)

MMB 情報が登録されていません。(nodename:nodename)

内容

指定された CF ノード名の MMB 情報が登録されていないことを示しています。

対処

以下の点を確認してください。

<PRIMEQUEST 2000/1000/500/400環境以外の場合>

clmmbsetup コマンドは PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 環境向けであるため、正しいコマンドを使用してください。

<PRIMEQUEST 2000/1000/500/400環境の場合>

clmmbsetup -l コマンドを実行し、現在登録されている MMB 情報を確認してください。そして、必要があればシャットダウン設定ウィザードまたは clmmbsetup コマンドを使用して、MMB 情報を登録してください。

シャットダウン設定ウィザードについては、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Linux)" の "シャットダウン機構の設定" を、clmmbsetup(8)については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>"を参照してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7213 An error has been detected in the transmission route to MMB. (node:nodename mmb_ipaddress1:mmb_ipaddress1 mmb_ipaddress2:mmb_ipaddress2 node_ipaddress1:node_ipaddress1 node_ipaddress2:node_ipaddress2)

MMB の通信経路の異常を検出しました。
(node:nodename mmb_ipaddress1:mmb_ipaddress1
mmb_ipaddress2:mmb_ipaddress2 node_ipaddress1:node_ipaddress1
node_ipaddress2:node_ipaddress2)

内容

MMB の通信経路の異常を検出したことを示しています。

対処

以下の点を確認してください。

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • MMB ポートのコネクタ、HUB 側コネクタから LAN ケーブルが抜けていないか。

  • 誤った IP アドレスを MMB の IP アドレスに指定していないか。

  • 誤った IP アドレスをシャットダウン機構で使用する管理 LAN の IP アドレスに指定していないか。

上記項目が原因だと判明した場合、対処を行った後、MMB 非同期監視は自動復旧します。

自動復旧には最大で 10 分かかります。

上記項目を確認しても接続に失敗する場合は、ネットワーク障害や MMB、あるいは HUB などのハードウェア故障が考えられるので、当社技術員(CE)に連絡してください。本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

当社技術員(SE、CE)は、ハードウェアの復旧作業を実施した後、MMB 非同期監視機能は自動で復旧します。

7214 The username or password to login to the MMB is incorrect.

MMB にログインするためのパスワードの設定に誤りがあります。

内容

MMB にログインできません。
MMB にログインするためのユーザ名、または、パスワードが、MMB に設定されたものと異なっています。
または、MMBの設定が実施されていない可能性があります。

対処

MMB 非同期監視/iRMC 非同期監視およびシャットダウン機構の設定を再度行ってください。詳細は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“シャットダウン機構の設定”を参照してください。MMB の設定方法については“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“クラスタ高速切替機能の設定”の“PRIMEQUEST 2000シリーズの場合”、または“PRIMEQUEST 3000シリーズの場合”を参照してください。本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7215 An error was detected in the MMB IP address or the Node IP address. (mmb_ipaddress1:mmb_ipaddress1 mmb_ipaddress2:mmb_ipaddress2 node_ipaddress1:node_ipaddress1 node_ipaddress2:node_ipaddress2 )

MMB IP アドレス、または、自管理 IP アドレスが変更されています。

内容

メッセージが出力されたノードの MMB の IP アドレス、または、シャットダウン機構の管理 LAN の IP アドレスが変更されていることを示しています。

対処

本メッセージの出力直後にシャットダウン機構(SF)の Test State が TestFailed になっている場合は、以下の点を確認してください。

  • MMB の IP アドレス、または、シャットダウン機構の管理 LAN の IP アドレスの変更が正しいか。

上記が原因だと判明した場合は、対処を行ったあと、すべてのノードで以下のコマンドを実行し、MMB非同期監視機能(MA)およびシャットダウン機構(SF)を再起動してください。なお、MMB の IP アドレスを変更した場合は、はじめに、変更したノードでだけ、以下のコマンドを実行してください。その後、残りのすべてのノードで以下のコマンドを実行してください。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbmonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbmonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については “PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7216 This server architecture is invalid.

サーバの機種が異なります。

内容

本コマンドが動作できる環境ではありません。

対処

コマンドを実行している環境を確認し、正しいコマンドを使用してください。

7230    The Host OS information is not set. (nodename:nodename)

管理OS情報が登録されていません。(nodename:nodename)

内容

指定されたCFノード名が属する管理OS情報が登録されていないことを示しています。

対処

clvmgsetup -l コマンドを実行し、現在登録されている管理OS情報を確認してください。そして、必要があればclvmgsetup コマンドを使用して、管理OS情報を登録してください。

上記対処によってこのエラーが解決できない場合は、本メッセージを記録して、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7231    Cannot find the guest domain name.

ゲストドメイン名を取得できません。

内容

ゲストドメイン名を取得できないことを示しています。

対処

clvmgsetupコマンドを実行しているノードがゲストドメインであることを確認してください。

ゲストドメインで実行している場合は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Linux)”の“仮想マシン機能を使用する場合” を参照し、ゲストドメインを設定してください。

7232    Cannot find the specified guest domain name. (domainname:domainname)

指定されたゲストドメイン名は存在しません。(domainname:domainname)

内容

指定されたゲストドメイン名は存在しません。

対処

指定されたゲストドメイン名は存在しません。以下の点を確認して、再度実行してください。

  • 指定されたゲストドメイン名が正しいか。

    指定したゲストドメイン名が誤っていないか確認してください。誤ったゲストドメイン名を指定していた場合は、正しいゲストドメイン名を指定してください。

  • 指定されたゲストドメインは動作しているか。

    ゲストドメインが動作しているか確認してください。ゲストドメインが動作していない場合は、ゲストドメインを起動してください。

  • 論理ドメインの構成情報を保存したか。

    制御ドメインでldm add-spconfigコマンドを使用して、論理ドメインの構成情報を保存したか確認してください。論理ドメインの構成情報を保存していない場合は、ldm add-spconfigコマンドを使用して論理ドメインの構成情報を保存してください。

  • XSCF側で論理ドメインの状態が確認できるか。

    XSCF側で論理ドメインの状態を確認してください。XSCF側で論理ドメインの状態が確認できない場合は、制御ドメインでldm add-spconfigコマンドを使用して論理ドメインの構成情報を保存してください。

  • マイグレーション後のクラスタへの操作が行われているか。

    clsnmpsetup(1M)を使用して、設定されているXSCFのIPアドレスを確認してください。また、XSCF側で論理ドメインの状態を確認してください。

    XSCFのIPアドレスが誤っている、または、論理ドメインの状態が確認できない場合は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)”を参照してマイグレーション後の操作を行ってください。

  • コールドマイグレーションで停止していたゲストドメインが起動されているか。

    コールドマイグレーションで停止していたゲストドメインが起動されているか確認してください。ゲストドメインが停止している場合は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)”を参照してコールドマイグレーション後の操作を行ってください。

上記対処によってこのエラーが解決できない場合は、本メッセージを記録して、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7233    The username or password to login to the Host OS is incorrect.

管理OS にログインするためのユーザ名またはパスワードの設定に誤りがあります。

内容

クラスタシステムに登録された管理OSにログインするためのユーザ名、または、パスワードが管理OSに設定されたものと異なっています。

対処

clvmgsetup コマンドを使用して、管理OS 情報を登録してください。

管理OS情報の登録については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Linux)"の“仮想マシン環境の変更”を参照してください。

上記対処によってこのエラーが解決できない場合は、本メッセージを記録して、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7234    Connection to the Host OS is refused. (node:nodename detail:code)

管理OSへの接続ができません。(node:nodename detail:code)

内容

管理OSへの接続が確立できません。

対処

以下の点を確認してください。

  • 誤った IP アドレスを 管理OS の IP アドレスに指定していないか。

  • ゲストOSに割り当てた仮想IPアドレスが正しいか。

  • 管理OSへの接続にパスフレーズが設定されていないか。

上記項目が原因だと判明した場合、対処を行ったあと、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)を再起動します。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

上記項目を確認しても接続に失敗する場合は、ネットワーク障害、あるいは HUB などのハードウェア故障が考えられるので、当社技術員(CE)に連絡してください。

上記対処によってこのエラーが解決できない場合は、本メッセージを記録して、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7235    First SSH connection to the Host OS has not been done yet. (node:nodename detail:code)

管理OSに対してのSSHによる事前接続が完了していません。(node:nodename detail:code)

内容

管理OSに対してのSSHによる事前接続が完了していません。

対処

ゲストOSを強制停止するために作成したアカウント(FJSVvmSP)を使用して、ゲストOSから管理OSへSSH接続し、SSH初回接続時のユーザ問い合わせ(RSA鍵の生成など)を完了させてください。

7236     Connection to the Host OS was disconnected. (node:nodename detail:code)

管理OSへの接続が切断されました。(node:nodename detail:code)

内容

管理OSへの接続が切断されました。

対処

ノードの状態とプライベートLAN のパスを確認してください。

7237    clvmgsetup has been executed.

clvmgsetupコマンドはすでに実行されています。

内容

clvmgsetupコマンドが二重実行されました。

対処

clvmgsetupコマンドがすでに実行されています。すでに実行中のコマンドが終了してから、再度実行してください。

7240 Connection to the XSCF is refused. (node:nodename ipadress:ipaddress detail:code)

XSCFへの接続ができません。(node:nodename ipadress:ipaddress detail:code)

内容

SNMP非同期監視から XSCF への接続が確立できません。

対処

以下の点を確認してください。

  • OSシャットダウン時に出力されていないか。

    対処不要です。OSシャットダウン時に出力された場合は、動作に問題はありません。

  • XSCFのIPアドレスまたはノード名が誤っていないか。

    clsnmpsetup(1M) を使用して設定されているIPアドレスまたはノード名を確認してください。

    IPアドレスまたはノード名が誤っていた場合は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照してSFウィザードの設定をやり直してください。

    OVMコールドマイグレーション時に出力された場合は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照して OVMマイグレーションの設定をやり直してください。

  • HUBとLANケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • XSCFのXSCF-LANポートのコネクタ、HUB側コネクタからLANケーブルが抜けていないか。

  • XSCFのtelnetポートのうちXSCFシェルポートにクラスタ外から接続されていないか。

    シリアルポート(tty-a)経由で XSCF シェルに接続し確認してください。

    接続方法および確認方法については、"SPARC M12/M10 システム運用・管理ガイド" を参照してください。

  • XSCFのIPアドレスが、管理LANと同一セグメントになっているか。

  • XSCFへの接続方法にSSHを使用している場合、シャットダウン機構用のログインユーザアカウントを使用して、クラスタノードからXSCFへSSH接続し、SSH初回接続時のユーザ問い合わせ(RSA鍵の生成など)が完了しているか。

  • XSCF側でファームの再起動、ファームアップなどの操作、またはXSCFのフェイルオーバなどの事象が発生していなかったか。

上記項目が原因だと判明した場合、対処を行った上で、メッセージが出力されたノードで次の操作を行ってください。

  • OVMコールドマイグレーション時にメッセージが出力された場合は、メッセージが出力されたノードのOSを再起動します。

  • それ以外の場合は、以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)とSNMP非同期監視(MA)を再起動します。

    # /opt/SMAW/bin/sdtool -e
    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpmonctl stop
    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpmonctl start
    # /opt/SMAW/bin/sdtool -b

上記操作を実施しても接続に失敗する場合は、ネットワーク障害やXSCF、あるいはHUBなどのハードウェア故障が考えられるので、当社技術員(CE)に連絡してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7241 The username or password to login to the XSCF is incorrect.

XSCFにログインするためのユーザ名またはパスワードの設定に誤りがあります。

内容

XSCFにログインできません。

XSCFにログインするためのユーザ名、または、パスワードが、XSCF に設定されたものと異なっています。

対処

SNMP非同期監視およびシャットダウン機構の設定を再度行ってください。

XSCFの設定方法については、"SPARC M12/M10 システム運用・管理ガイド" を参照してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7242 The SNMP agent of XSCF is disabled.

XSCFのSNMPエージェントが無効になっています。

内容

XSCFのSNMPエージェントが無効になっています。

対処

XSCFのSNMP エージェントを有効にしてください。

XSCFの設定方法については、"SPARC M12/M10 システム運用・管理ガイド" を参照してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7243 The SNMP monitoring agent has been started.

SNMP非同期監視機能は既に起動されています。

内容

SNMP非同期監視機能がすでに起動されていることを示しています。

対処

SNMP非同期監視機能を再起動する必要がない場合には、対処する必要はありません。

SNMP非同期監視機能を再起動する必要がある場合は、メッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、SNMP非同期監視(MA)およびシャットダウン機構(SF)を再起動してください。

# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpmonctl stop
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpmonctl start
# /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7244 Cannot find the specified PPAR-ID. (PPAR-ID:PPAR-ID)

指定されたPPAR-IDは存在しません。(PPAR-ID:PPAR-ID)

内容

指定されたPPAR-IDは存在しません。または、正しくありません。

対処

以下の点を確認し、再度正しいPPAR-IDを指定してください。

<共通>
  • 指定されたPPAR-IDが正しいか。

    指定したPPAR-IDが誤っていないか確認してください。誤ったPPAR-IDを指定していた場合は、正しいPPAR-IDを指定してください。

<SPARC M10-1、M10-4、M12-1、M12-2の場合>

PPAR-IDに"0"を指定してください。

<SPARC M10-4S、M12-2Sの場合>
  • 指定されたPPAR-IDが定義されているか。

    XSCFで以下のコマンドを実行し、PPAR-IDの状態を確認してください。

    XSCF> showpparstatus -a

    [PPAR Status]が"-"と表示されているPPAR-IDは定義されていないため、指定できません。"Running"と表示されているPPAR-IDを指定してください。

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7245 First SSH connection to the XSCF has not been done yet. (node:nodename ipaddress:ipaddress detail:code)

XSCFに対してのSSHによる事前接続が完了していません。(node:nodename ipaddress:ipaddress detail:code)

内容

XSCFに対してのSSHによる事前接続が完了していません。

対処

シャットダウン機構用のログインユーザアカウントを使用して、クラスタノードからXSCFへSSH接続し、SSH初回接続時のユーザ問い合わせ(RSA鍵の生成など)を完了させてください。

その後、メッセージが出力されたノードで次の操作を行ってください。

  • OVMコールドマイグレーション時にメッセージが出力された場合は、メッセージが出力されたノードのOSを再起動します。

  • それ以外の場合は、以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構(SF)とSNMP非同期監視(MA)を再起動します。

    # /opt/SMAW/bin/sdtool -e
    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpmonctl stop
    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpmonctl start
    # /opt/SMAW/bin/sdtool -b

本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7500 Cluster resource management facility:internal error. (function:function detail:code1-code2)

クラスタリソース管理機構で内部異常が発生しました。(function:function detail:code1- code2)

内容

クラスタリソース管理機構で内部異常が発生したことを示しています。
functioncode1code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。

対処

以下のいずれかが考えられます。

  • メモリ資源が不足している

  • ディスク資源が不足している

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)" 、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書"の"カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。

上記で解決しない場合は、PRIMECLUSTER の動作に必要なディスクの空き容量があることを確認し、不要なファイルを削除して領域を確保し、システムを再起動します。PRIMECLUSTER の動作に必要なディスク容量は、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。

7501 Cluster resource management facility:insufficient memory. (function:function detail:code1)

クラスタリソース管理機構でメモリ資源が不足しています。(function:function detail:code1)

内容

クラスタリソース管理機構でメモリ資源が不足していることを示しています。
functioncode1 はエラー調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取します。メモリリソースの割当て見積りを確認してください。リソースデータベースに必要なメモリについては、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。オペレータ応答によってこのエラーを修正できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7502 Cluster resource management facility:insufficient disk or system resources. (function:function detail:code1)

クラスタリソース管理機構でディスク資源またはシステム資源が不足しています。
(function:
function detail:code1)

内容

クラスタリソース管理機構でディスク資源またはシステム資源が不足していることを示しています。
functioncode1 はエラー調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

ディスクリソースおよびシステムリソース(カーネルパラメタ)の見積りを確認します。カーネルパラメタが変更されている場合は、カーネルパラメタの変更対象となったノードを再起動します。PRIMECLUSTER 4.4以降では PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)"、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照してください。

オペレータ応答によってこのエラーを修正できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。

7503 The event cannot be notified because of an abnormal communication. (type:type rid:rid detail:code1)

通信異常のためイベントを通知できません。(type:type rid:rid detail:code1)

内容

通信異常のためイベントを通知できないことを示しています。

typerid はイベント情報を示し、code1 は調査用の情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。本現象発生後は、クラスタドメイン内のすべてのノードを再起動します。

7504 The event notification is stopped because of an abnormal communication. (type:type rid:rid detail:code1)

通信異常のためイベントの通知を中止します。(type:type rid:rid detail:code1)

内容

通信異常のためイベントの通知を中止することを示しています。
typerid はイベント情報を示し、code1 は調査用の情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。本現象発生後は、クラスタドメイン内のすべてのノードを再起動します。

7505 The node (node) is stopped because event cannot be notified by abnormal communication. (type:type rid:rid detail:code1)

通信異常でイベントの通知が行えないためノード (node) を停止します。(type:type rid:rid detail:code1)

内容

通信異常でイベントの通知が行えないためノードを停止することを示しています。
node は停止されるノードの識別子、typerid はイベント情報、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。停止したノードをシングルユーザモードで起動して、調査情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7506 The node (node) is forcibly stopped because event cannot be notified by abnormal communication. (type:type rid:rid detail:code1)

通信異常でイベントの通知が行えないためノード (node) を強制停止します。(type:type rid:rid detail:code1)

内容

通信異常でイベントの通知が行えないためノードを強制停止することを示しています。
node は停止されるノードの識別子、typerid はイベント情報、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。停止したノードをシングルユーザモードで強制的に起動して、調査情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7507 Resource activation processing cannot be executed because of an abnormal communication. (resource:resource rid:rid detail:code1)

通信異常のためリソースの活性処理が行えません。(resource:resource rid:rid detail:code1)

内容

通信異常のためリソースの活性処理が行えないことを示しています。
resource は活性化処理が無効になったリソース名、rid はリソース ID、および code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース(resource)が属するノードを再起動します。

7508 Resource (resource1 resource ID:rid1, ...) activation processing is stopped because of an abnormal communication.
(resource:resource2 rid:rid2 detail:code1)

通信異常のためリソース(resource1 resource ID:rid1, ...) の活性処理を中止します。
(resource:
resource2 rid:rid2 detail:code1)

内容

通信異常のためリソースの活性処理を中止することを示しています。
resource2 は活性化処理が実行されなかったリソース名、rid2 はリソース ID、resource1 は活性化処理が実行されないリソース名、rid1 はリソース ID、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース(resource2)が属するノードを再起動します。

7509 Resource deactivation processing cannot be executed because of an abnormal communication. (resource:resource rid:rid detail:code1)

通信異常のためリソースの非活性処理が行えません。(resource:resource rid:rid detail:code1)

内容

通信異常のためリソースの非活性処理が行えないことを示しています。
resource は非活性化処理が実行されなかったリソース名、rid はリソース ID、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース(resource)が属するノードを再起動します。

7510 Resource (resource1 resource ID:rid1, ...) deactivation processing is aborted because of an abnormal communication. (resource:resource2 rid:rid2 detail:code1)

通信異常のためリソース (resource1 resource ID:rid1, ...) の非活性処理を中止します。
(resource:resource2 rid:rid2 detail:code1)

内容

通信異常のためリソースの非活性処理を中止することを示しています。
resource2 は非活性化処理が実行されなかったリソース名、rid2 はリソース ID、resource1 は非活性化処理が実行されないリソース名、rid1 はリソース ID、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース(resource2)が属するノードを再起動します。

7511 An error occurred by the event processing of the resource controller. (type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

リソースコントローラのイベント処理で異常が発生しました。(type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

内容

リソースコントローラのイベント処理で異常が発生したことを示しています。
typerid はイベント情報を示し、pclassprid はリソースコントローラ情報を示し、code1 は調査用の情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、メッセージが表示されたノードを再起動します。

7512 The event notification is stopped because an error occurred in the resource controller. (type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

リソースコントローラで異常が発生したためイベントの通知を中止します。(type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

内容

リソースコントローラで異常が発生したためイベントの通知を中止することを示しています。
typerid はイベント情報を示し、pclassprid はリソースコントローラ情報を示し、code1 は調査用の情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、メッセージが表示されたノードを再起動します。

7513 The node(node) is stopped because an error occurred in the resource controller. (type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

リソースコントローラで異常が発生したためノード (node) を停止します。(type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

内容

リソースコントローラで異常が発生したためノード(node)を停止することを示しています。
node は停止されるノードの識別子、typerid はイベント情報、pclassprid はリソースコントローラ情報、code1 は調査用の情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。停止したノードをシングルユーザモードで起動して、調査情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7514 The node (node) is forcibly stopped because an error occurred in the resource controller. (type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

リソースコントローラで異常が発生したためノード (node) を強制停止します。(type:type rid:rid pclass:pclass prid:prid detail:code1)

内容

リソースコントローラで異常が発生したためノードを強制停止することを示しています。
node は強制的に停止されるノードの識別子、typerid はイベント情報、pclassprid はリソースコントローラ情報、code1 は調査用の情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。停止したノードをシングルユーザモードで強制的に起動して、調査情報を採取します。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7515 An error occurred by the resource activation processing (resource:resource rid:rid detail:code1)

リソースの活性処理で異常が発生しました。(resource:resource rid:rid detail:code1)

内容

リソースの活性処理で異常が発生したことを示しています。
resource は活性化処理でエラーが発生したリソース名、rid はリソース ID、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース(resource)が属するノードを再起動します。リソース活性化処理でエラーが発生したため、リソース(resource)の活性化を実行できなくなっています。

7516 An error occurred by the resource deactivation processing. (resource:resource rid:rid detail:code1)

リソースの非活性処理で異常が発生しました。(resource:resource rid:rid detail:code1)

内容

リソースの非活性処理で異常が発生したことを示しています。
resource は活性化処理でエラーが発生したリソース名、rid はリソース ID、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース(resource)が属するノードを再起動します。リソース非活性化処理でエラーが発生したため、リソース (resource)の非活性化を実行できなくなっています。

7517 Resource (resource1 resource ID:rid1, ...) activation processing is stopped because an error occurred by the resource activation processing.
(resource:resource2 rid:rid2 detail:code1)

リソースの活性処理で異常が発生したためリソース(resource1 resource ID rid1, ...)
の活性処理を中止します。
(resource:resource2 rid:rid2 detail:code1)

内容

リソースの活性処理で異常が発生したためリソースの活性処理を中止することを示しています。
resource2 は活性化処理でエラーが発生したリソース名、rid2 はリソース ID、resource1 は活性化処理が実行されないリソース名、rid1 はリソース ID、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース (resource2)が属するノードを再起動します。

7518 Resource (resource1 resource ID:rid1, ...) deactivation processing is aborted because an error occurred by the resource deactivation processing.
(resource:resource2 rid:rid2 detail:code1)

リソースの非活性処理で異常が発生たためリソース(resource1 resource ID rid1, ...)
の非活性処理を中止します。
(resource:resource2 rid:rid2 detail:code1)

内容

リソースの非活性処理で異常が発生したためリソースの非活性処理を中止することを示しています。
resource2 は非活性化処理が無効になったリソース名、rid2 はリソース ID、resource1 は非活性化処理が実行されないリソース名、rid1 はリソース ID、code1 は調査に必要な情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

この現象が起きた後に、リソース(resource2)が属するノードを再起動します。

7519 Cluster resource management facility:error in exit processing. (node:node function:function detail:code1)

クラスタリソース管理機構の停止処理で異常が発生しました。(node:node function:function detail:code1)

内容

クラスタリソース管理機構の停止処理で異常が発生したことを示しています。
node はエラーが発生したノード、functioncode1 は調査用の情報を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7520 The specified resource (resource ID:rid) does not exist or be not able to set the dependence relation.

指定されたリソース (resource ID:rid) は存在しない、または、依存関係を設定できないリソースです。

内容

指定されたリソースは存在しない、または、依存関係を設定できないリソースであることを示しています。
rid は指定されたリソースの ID を示します。

対処

正しいリソースを指定してから、処理を再度実行してください。

7521 The specified resource (class:rclass resource:mame) does not exist or be not able to set the dependence relation.

指定されたリソース (class:rclass resource:rname) は存在しない、または、依存関係を設定できないリソースです。

内容

指定されたリソースは存在しない、または、依存関係を設定できないリソースであることを示しています。
rname は指定されているリソース名、rclass はクラス名を示します。

対処

正しいリソースを指定してから、処理を再度実行してください。

7522 It is necessary to specify the resource which belongs to the same node.

同じノードに属するリソースを指定してください。

内容

その他のノードに属するリソースが指定されています。

対処

同じノードに属するリソースを指定し、再度実行してください。

7535 An error occurred by the resource activation processing.The resource controller does not exist. (resource resource ID:rid)

リソースの活性処理で異常が発生しました。リソースコントローラが存在しません。(resource resource ID:rid)

内容

リソースコントローラをリソース処理に使用できないため、リソースの活性化が実行されませんでした。
resource は活性化処理が無効になったリソース名を示し、rid はリソース ID を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7536 An error occurred by the resource deactivation processing.The resource controller does not exist. (resource resource ID:rid)

リソースの非活性処理で異常が発生しました。リソースコントローラが存在しません。(resource resource ID:rid)

内容

リソースコントローラをリソース非活性化処理に使用できないため、リソースの非活性化が実行されませんでした。
resource は非活性化処理を実行できなかったリソース名を示し、rid はリソース ID を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7537 Command cannot be executed during resource activation processing.

リソースの活性処理中のため実行できません。

内容

リソースの活性処理中のため実行できないことを示しています。

対処

リソースの活性化処理が完了した後に、再度実行してください。リソースが属するノードのコンソールで表示される 3204 メッセージで、リソース活性化処理の完了を確認できます。

7538 Command cannot be executed during resource deactivation processing.

リソースの非活性処理中のため実行できません。

内容

リソースの非活性処理中のため実行できないことを示しています。

対処

リソースの非活性化処理が完了した後に、再度実行してください。リソースが属するノードのコンソールで表示される 3206 メッセージで、リソース非活性化処理の完了を確認できます。

7539 Resource activation processing timed out. (code:code detail:detail)

リソースの活性処理でタイムアウトが発生しました。(code:code detail:detail)

内容

リソースの活性処理でタイムアウトが発生したことを示しています。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7540 Resource deactivation processing timed out. (code:code detail:detail)

リソースの非活性処理でタイムアウトが発生しました。(code:code detail:detail)

内容

リソースの非活性処理でタイムアウトが発生したことを示しています。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7542 Resource activation processing cannot be executed because node (node) is stopping.

ノード (node) が停止中のため、リソースの活性処理が行えません。

内容

活性化するリソースが属しているノードが停止しているため、リソース活性化処理は実行できません。

対処

この活性化するリソースが属しているノードを起動してから再度実行してください。

node は接続が切断されたノードのノード識別子を示します。

7543 Resource deactivation processing cannot be executed because node (node) is stopping.

ノード (node) が停止中のため、リソースの非活性処理を行えません。

内容

非活性化するリソースが属しているノードが停止しているため、リソース非活性化処理は実行できません。
node は接続が切断されたノードのノード識別子を示します。

対処

このノードを起動してから再度実行してください。

7545 Resource activation processing failed.

リソースの活性処理に失敗しました。

内容

リソースの活性処理に失敗したことを示しています。

対処

活性化処理の開始メッセージ(3203)と完了メッセージ(3204)の間に表示されるエラーメッセージ(このコマンドの実行時に表示)の対策を参照してください。

7546 Resource deactivation processing failed.

リソースの非活性処理に失敗しました。

内容

リソースの非活性処理に失敗したことを示しています。

対処

非活性化処理の開始メッセージ(3205)と完了メッセージ(3206)の間に表示されるエラーメッセージ(このコマンドの実行時に表示)の対策を参照してください。

7601 A failure occurred in the setting of iRMC asynchronous monitoring agent.
(detail: detail)

iRMC非同期監視機能の設定に失敗しました。
(detail: detail)

内容

iRMC非同期監視機能を行うためのiRMC/MMBの設定に失敗しました。
detailにiRMC/MMBのどちらの設定に失敗したかが出力されます。
メッセージが表示されたノードのiRMCやMMBに異常があると考えられます。

対処

ハードウェア故障、またはシステムが高負荷状態であることが考えられます。以下の点を確認してください。

  • iRMC/MMBが故障しているか。

  • ノードに負荷がかかっているか。

問題が解決されない場合、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。
当社技術員(SE、CE)が、ハードウェアの復旧作業を実施した後、iRMC非同期監視機能は自動で復旧します。

7602 The username or password to login to iRMC is incorrect.

iRMCにログインするためのユーザ/パスワードの設定に誤りがあります。

内容

iRMCにログインできないことを示しています。

対処

クラスタシステムに登録されたiRMCにログインするためのユーザ名、または、パスワードが、iRMCに設定されたものと異なっています。iRMC非同期監視の設定を再度行ってください。
本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、”PRIMECLUSTER活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7603 The authority of user to login to iRMC is incorrect.

iRMCにログインするためのユーザの権限に誤りがあります。

内容

iRMCにログインするユーザの権限が正しくないために、iRMCの操作が行えないことを示しています。

対処

iRMCに登録されているユーザの権限が正しくありません。
iRMCでユーザの権限を変更してください。
本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、”PRIMECLUSTER活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7604 An error has been detected in the transmission route to iRMC.
(node:nodename irmc_ipaddress:irmc_ipaddress node_ipaddress:node_ipaddress)

iRMCの通信経路の異常を検出しました。
(node:nodename irmc_ipaddress:irmc_ipaddress node_ipaddress:node_ipaddress)

内容

iRMCの通信経路の異常を検出したことを示しています。

対処

以下の点を確認してください。

  • HUB と LAN ケーブルが接続されているポートの正常ランプが点灯しているか。

  • iRMC ポートのコネクタ、HUB 側コネクタから LAN ケーブルが抜けていないか。

  • 誤った IP アドレスを iRMC の IP アドレスに指定していないか。

  • 誤った IP アドレスをシャットダウン機構で使用する管理 LAN の IP アドレスに指定していないか。

上記項目が原因だと判明した場合、対処を行った後、iRMC 非同期監視機能は自動復旧します。自動復旧には最大で 10 分かかります。
上記項目を確認しても接続に失敗する場合は、ネットワーク障害や iRMC、あるいは HUB などのハードウェア故障が考えられるので、当社技術員(CE)に連絡してください。本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。
当社技術員(SE、CE)は、ハードウェアの復旧作業を実施した後、iRMC 非同期監視機能は自動で復旧します。

7605 An error has been detected in iRMC.
(node:nodename irmc_ipaddress:irmc_ipaddress node_ipaddress:node_ipaddress detail:detail)

iRMCの異常を検出しました。
(node:nodename irmc_ipaddress:irmc_ipaddress node_ipaddress:node_ipaddress detail:detail)

内容

メッセージが表示されたノードのiRMCによる通信に異常があることを示しています。

対処

ハードウェア故障、システムが高負荷状態、またはハードウェアの設定変更による影響であることが考えられます。以下の点を確認してください。

  • iRMCが故障しているか。

  • MMBが故障しているか。

  • ノードに負荷がかかっているか。

  • PRIMEQUEST3000シリーズの拡張パーティションが、クラスタノードの環境において、いずれかの拡張パーティションにHome SBのVGA/USB/rKVMSが割り当てられているか。

  • PRIMEQUEST3000シリーズの拡張パーティションが、クラスタノードの環境において、拡張パーティション間でHome SBのVGA/USB/rKVMSの割り当ての変更をしているか。(割り当ての変更の完了後に自動で復旧します。)

原因を取り除き、10分待つ、あるいはシャットダウン機構の再起動を行い、TestFailedの状態が解消するか確認してください。
問題が解決されない場合、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。
当社技術員(SE、CE)が、ハードウェアの復旧作業を実施した後、iRMC非同期監視機能は自動で復旧します。

7606 The snmptrapd is not running. (detail:detail)

snmptrapdが動作していません。(detail:detail)

内容

メッセージが表示されたノードでsnmptrapdが動作していません。

対処

メッセージが表示されたノードでsnmptrapdを起動する必要があります。
detailに"OS"が出力されていた場合、OSのsnmptrapdサービスが起動していません。snmptrapdサービスを起動してください。snmptrapdサービスを起動した後、iRMC非同期監視機能は自動で復旧します。
detailに"PCL"が出力されていた場合、またはsnmptrapdサービスを起動しても、問題が解決されない場合、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

7607 The IP address version of the admin LAN of shutdown facility does not match that of iRMC.

シャットダウン機構の管理LANとiRMCのIPアドレス形式が一致しません。

内容

シャットダウン機構に設定されたIPアドレスと、iRMCに設定されたIPアドレスの形式が一致していません。
または、PRIMEQUEST3000シリーズの拡張パーティションが、クラスタノードの環境において、いずれかの拡張パーティションにHome SBのVGA/USB/rKVMSが割り当てられていません。

対処

以下のいずれかを行ってください。

  • シャットダウン機構の管理LANのIPアドレスをiRMCに設定されたIPアドレスの形式に変更する

  • iRMCにシャットダウン機構の管理LANに設定された形式のIPアドレスを設定する

  • いずれかの拡張パーティションにHome SBのVGA/USB/rKVMSを割り当てる

7608 The IP address version of the admin LAN of shutdown facility does not match that of MMB.

シャットダウン機構の管理LANとMMBのIPアドレス形式が一致しません。

内容

シャットダウン機構に設定されたIPアドレスと、MMBに設定されたIPアドレスの形式が一致していません。

対処

以下のいずれかを行ってください。

  • シャットダウン機構の管理LANのIPアドレスをMMBに設定されたIPアドレスの形式に変更する

  • MMBにシャットダウン機構の管理LANに設定された形式のIPアドレスを設定する

7609 The IPMI service is not running.

IPMIサービスが動作していません。

内容

IPMIサービスが動作していません。

対処

IPMIサービスを起動してください。
また、OS起動時に自動起動するよう設定されていない場合は、自動起動するように設定を変更してください。

7610 The authority of user to login to MMB is incorrect.

MMBにログインするためのユーザの権限に誤りがあります。

内容

MMBにログインするユーザの権限が正しくないために、MMBの操作が行えないことを示しています。

対処

MMBに登録されているユーザの権限が正しくありません。
MMBでユーザの権限を変更してください。
本対処法で対処できない場合は、このメッセージを記録して、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、”PRIMECLUSTER活用ガイド<トラブルシューティング編>”を参照してください。

7611 The supported number of the cluster nodes is exceeded. (Max node:node)

サポートノード数を超えています。
(Max node:node)

内容

PRIMEQUEST3000シリーズの拡張パーティションを使用したクラスタシステム構成において、上限(node)を超えるノード数が設定されました。

対処

クラスタノードがnodeノード以内になるように再構築してください。