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PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>
FUJITSU Software

3.3.3 エラーメッセージ

userApplication Configuration Wizard GUI のエラーメッセージを、メッセージ番号順に説明します。

0880  A non-classified error occurred.

未分類のエラーが発生しました。(サーバからのエラー)

内容

userApplication の作成時に本メッセージが表示された場合は、Fsystem リソースの Timeout 値に、最小値より小さい値が設定されたことが原因の可能性があります。

対処

以下の手順で、Timeout 値を変更してください。

  1. Fsystem リソースの Timeout 値の最小値を確認します。

    最小値は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "Fsystemリソースの作成" に記載されている "Fsystem リソース内に 31 個以上のマウントポイントを作成する場合の注意" を参照して、確認してください。

  2. 全ノードで以下のファイルの存在を確認し、存在している場合はファイルを削除します。

    /opt/SMAW/SMAWRrms/build/wizard.d/config/subapplications

  3. userApplication Configration Wizard を起動します。

    起動時に、以下のメッセージが出力されることがありますが、問題ありません。

    0893 RMS Configuration 情報の生成が失敗しました。
  4. Fsystem リソースの Timeout 値を変更します。

    Fsystem リソースの各マウントポイントの Timeout 値の変更は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "リソースやリソースで使用するインタフェースの属性変更" に記載されている "Fsystem" に従ってください。

Timeout 値が最小値より大きい値の場合、または、上記方法で対処できない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

0881  Connection to the server failed.

サーバとの通信に失敗しました。

内容

サーバの内部矛盾または、Web ブラウザとクラスタ管理サーバ間のネットワークを切断するような事象(再起動、シャットダウン、緊急停止、LAN のケーブルが抜けている)が発生している可能性があります。

対処

Web-Based Admin View のメッセージが表示されている場合は、そのメッセージの対処方法に従ってください。

Web-Based Admin View のメッセージが表示されていない場合は、メッセージに応答し、userApplication Configuration Wizard を再度起動してください。

上記方法で対処できない場合には、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

0882  A non-supported package is installed.   Check the version.

未サポートのパッケージがインストールされています。パッケージのバージョン情報を確認してください。(詳細情報)

内容

userApplication Configuration Wizard GUI が必要としているパッケージのバージョンと異なるバージョンのパッケージが、クラスタノードにインストールされています。

対処

(詳細情報)に出力された情報を参照し、クラスタノードの該当パッケージを再度インストールしてください。

0883  Since the specified file is in the non-supported format, it cannot be edited.

指定されたファイルは、未サポートのフォーマットであるため、編集できません。

内容

編集しようとしたファイルは、Bourne, C, korn shell 以外のため、編集できません。

対処

別のファイルを指定してください。

0886  Since a list of candidate interfaces that can set in Resource is not acquired, the process is exited.

リソースに設定することができるインタフェースの候補一覧を取得できませんでした。処理を終了します。

内容

リソースに設定する情報の候補一覧が取得できませんでした。

対処

クラスタリソース管理機構が動作しているか、自動構成(ネットワーク装置の登録)が行われているかを確認してください。
クラスタリソース管理機構にネットワーク装置が登録されていることを確認したあと、再度処理を実行してください。
自動構成の実行方法と確認方法は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "自動構成" を参照してください。

0888  The command is abnormally terminated.

コマンドが異常終了しました。(コマンドからのメッセージ出力)

内容

コマンドが異常終了しました。コマンドからのメッセージが出力されます。

対処

再度同様の操作を行っても、現象が変わらない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
また、コマンドからのメッセージ出力には "FJSVcluster" のキーワードとメッセージ番号が記載されていることがあります。その場合は、"第4章 FJSVcluster 形式のメッセージ" に従って対処してください。

調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

0889  The command execution failed.

コマンドの実行に失敗しました。(コマンドからのメッセージ出力)

内容

コマンドの実行に失敗しました。コマンドからのメッセージが出力されます。

対処

再度同様の操作を行っても、現象が変わらない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

0890  The SysNode for executing a command cannot be found.

コマンドを実行する SysNode が見つかりません。

内容

Web-Based Admin View の 3 層構成を使用している場合で、その管理サーバからアクセスできるクラスタノードがありません。

対処

クラスタノードの Web-Based Admin View が動作しているかを確認してください。Web-Based Admin View の動作状況は、/etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvstat を実行することで確認できます。

Web-Based Admin View の環境に問題がなく、現象が変らない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。

0891  Reading RMS Configuration failed.

RMS Configuration 情報の読み込みが失敗しました。

内容

RMS Configuration 情報が、解析できない状態です。

対処

クラスタアプリケーションやリソースを作成していない状態であれば、別の Configuration 情報に変更してください。

現象が変らない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。

0893  RMS Configuration generation failed.

RMS Configuration 情報の生成が失敗しました。(コマンドからのメッセージ出力)

内容

RMS Configuration 情報の生成が失敗しました。コマンドからのメッセージが出力されます。

対処

0880の対処実施中に本メッセージが表示された場合は問題ありませんので、対処不要です。
それ以外の場合で本メッセージが表示された場合は最初から操作をやり直してください。

上記方法で対処できない場合には、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

0895  RMS Configuration distribution failed.

RMS Configuration 情報の配布が失敗しました。(コマンドからのメッセージ出力)

内容

RMS Configuration 情報の配布が失敗しました。コマンドからのメッセージが出力されます。

対処

以下のことを確認してください。

  1. クラスタアプリケーションに関連していないリソースが存在していないか。

  2. リソースが 1つもないクラスタアプリケーションが存在していないか。

上記の状態の場合は、不要なクラスタアプリケーションやリソースを削除してください。

上記現象でない場合は、最初から操作をやり直してください。

それでもエラーとなる場合には、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。

0899 You can not use I/O fencing function on this configuration.
You must satisfy the following conditions.
- Register Gds resource(s)
- The number of SysNode is set to 2.

本構成では、I/O フェンシングを使用することはできません。
以下の条件を満たしてください。
Gdsリソースを登録する
SysNode数を2にする

内容

作成中の userApplication の構成では I/O フェンシングは使用できません。

対処

I/O フェンシングを使用する場合は、以下を満たす userApplication の構成に再作成してください。

  • Gds リソースを登録する

  • SysNode 数を 2 にする