userApplication Configuration Wizard GUI のエラーメッセージを、メッセージ番号順に説明します。
内容
userApplication の作成時に本メッセージが表示された場合は、Fsystem リソースの Timeout 値に、最小値より小さい値が設定されたことが原因の可能性があります。
対処
以下の手順で、Timeout 値を変更してください。
Fsystem リソースの Timeout 値の最小値を確認します。
最小値は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "Fsystemリソースの作成" に記載されている "Fsystem リソース内に 31 個以上のマウントポイントを作成する場合の注意" を参照して、確認してください。
全ノードで以下のファイルの存在を確認し、存在している場合はファイルを削除します。
/opt/SMAW/SMAWRrms/build/wizard.d/config/subapplications
userApplication Configration Wizard を起動します。
起動時に、以下のメッセージが出力されることがありますが、問題ありません。
0893 RMS Configuration 情報の生成が失敗しました。
Fsystem リソースの Timeout 値を変更します。
Fsystem リソースの各マウントポイントの Timeout 値の変更は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "リソースやリソースで使用するインタフェースの属性変更" に記載されている "Fsystem" に従ってください。
Timeout 値が最小値より大きい値の場合、または、上記方法で対処できない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。
内容
サーバの内部矛盾または、Web ブラウザとクラスタ管理サーバ間のネットワークを切断するような事象(再起動、シャットダウン、緊急停止、LAN のケーブルが抜けている)が発生している可能性があります。
対処
Web-Based Admin View のメッセージが表示されている場合は、そのメッセージの対処方法に従ってください。
Web-Based Admin View のメッセージが表示されていない場合は、メッセージに応答し、userApplication Configuration Wizard を再度起動してください。
上記方法で対処できない場合には、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。
内容
userApplication Configuration Wizard GUI が必要としているパッケージのバージョンと異なるバージョンのパッケージが、クラスタノードにインストールされています。
対処
(詳細情報)に出力された情報を参照し、クラスタノードの該当パッケージを再度インストールしてください。
内容
編集しようとしたファイルは、Bourne, C, korn shell 以外のため、編集できません。
対処
別のファイルを指定してください。
内容
リソースに設定する情報の候補一覧が取得できませんでした。
対処
クラスタリソース管理機構が動作しているか、自動構成(ネットワーク装置の登録)が行われているかを確認してください。
クラスタリソース管理機構にネットワーク装置が登録されていることを確認したあと、再度処理を実行してください。
自動構成の実行方法と確認方法は、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "自動構成" を参照してください。
内容
コマンドが異常終了しました。コマンドからのメッセージが出力されます。
対処
再度同様の操作を行っても、現象が変わらない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
また、コマンドからのメッセージ出力には "FJSVcluster" のキーワードとメッセージ番号が記載されていることがあります。その場合は、"第4章 FJSVcluster 形式のメッセージ" に従って対処してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。
内容
コマンドの実行に失敗しました。コマンドからのメッセージが出力されます。
対処
再度同様の操作を行っても、現象が変わらない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。
内容
Web-Based Admin View の 3 層構成を使用している場合で、その管理サーバからアクセスできるクラスタノードがありません。
対処
クラスタノードの Web-Based Admin View が動作しているかを確認してください。Web-Based Admin View の動作状況は、/etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvstat を実行することで確認できます。
Web-Based Admin View の環境に問題がなく、現象が変らない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。
内容
RMS Configuration 情報が、解析できない状態です。
対処
クラスタアプリケーションやリソースを作成していない状態であれば、別の Configuration 情報に変更してください。
現象が変らない場合は、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。
内容
RMS Configuration 情報の生成が失敗しました。コマンドからのメッセージが出力されます。
対処
0880の対処実施中に本メッセージが表示された場合は問題ありませんので、対処不要です。
それ以外の場合で本メッセージが表示された場合は最初から操作をやり直してください。
上記方法で対処できない場合には、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。
内容
RMS Configuration 情報の配布が失敗しました。コマンドからのメッセージが出力されます。
対処
以下のことを確認してください。
クラスタアプリケーションに関連していないリソースが存在していないか。
リソースが 1つもないクラスタアプリケーションが存在していないか。
上記の状態の場合は、不要なクラスタアプリケーションやリソースを削除してください。
上記現象でない場合は、最初から操作をやり直してください。
それでもエラーとなる場合には、Java コンソール/エラーダイアログのハードコピー/調査情報の採取後、当社技術員(SE)に連絡してください。
調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>"を参照してください。
内容
作成中の userApplication の構成では I/O フェンシングは使用できません。
対処
I/O フェンシングを使用する場合は、以下を満たす userApplication の構成に再作成してください。
Gds リソースを登録する
SysNode 数を 2 にする