ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>
FUJITSU Software

3.3.2 警告メッセージ

userApplication Configuration Wizard GUI の警告メッセージを、メッセージ番号順に説明します。

0830  Since other client is using userApplication Configuration Wizard GUI or the hvw(1M), GUI cannot be started.

userApplication Configuration Wizard GUI や hvw コマンドが他のクライアントで使用中のため、起動できません。

内容

userApplication Configuration Wizard GUI や hvw コマンドは、他のクライアントで使用中の場合、起動できません。

対処

他のクライアントで userApplication Configuration Wizard GUI がすでに起動されていないか、hvw コマンドを使用していないかを確認してください。他の操作を終了してから、再度起動し直してください。

GUI を表示中に Web ブラウザや Web-Based Admin View のクラスタ管理サーバが再起動した場合でも、次回起動時に、このメッセージが表示される場合があります。このような場合は、5 分程度待ってから、再度 Web ブラウザおよび GUI を起動してください。

0832  Cluster resource management facility is not running.  Since a list of candidate interfaces cannot be obtained, GUI is terminated.

クラスタリソース管理機構が動作していません。インタフェースの候補一覧が取得できないため処理を終了します。

内容

クラスタリソース管理機構が動作していません。インタフェースの候補一覧が取得できないため処理を終了します。

対処

本現象が発生する原因として、以下のものがあります。

  • 原因1

    クラスタリソース管理機構の初期構成設定を完了していないノードが、Web-Based Admin View の監視対象ノードに含まれている。

  • 原因2

    クラスタリソース管理機構が動作していないノードが、Web-Based Admin View の監視対象ノードに含まれている。

  • 原因3

    /etc/inet/services ファイルの内容に誤りがあり、ネットワークサービスを使用するソフトが起動できない状態となっている可能性があります。

原因1の確認方法

クラスタリソース管理機構の初期構成設定を完了していないノードが、Web-Based Admin View の監視対象ノードに含まれていないかを確認してください。

以下の手順で確認します。

  1. Web-Based Admin View の監視対象ノードの確認

    wvstat (1M) を実行して、各運用管理サーバの監視対象ノードを確認します。
    wvstat (1M) については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。

  2. リソースデータベースの設定の確認

    Cluster Admin の CRM メインウィンドウ、または、clgettree (1) を使用し、手順1.で確認したすべてのノードが表示されることを確認します。
    clgettree (1) については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。

Web-Based Admin View で業務 LAN とは異なるネットワークを使用して運用管理を行っている場合は、手順1.で表示されるノード名と手順 2.で表示されるノード名が異なります。

原因1の対処

クラスタリソース管理機構の初期構成設定のみが完了していない場合は、クラスタリソース管理機構の初期設定が完了していないノードで、初期構成設定および、自動構成を行ったあと、userApplication Configuration Wizard GUI を使用してください。

クラスタリソース管理機構の初期設定については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書" を参照してください。

製品パッケージのインストールのみ完了している場合は、"ノード増設" に従って、ノードを増設したあと、userApplication Configuration Wizard GUI を使用してください。

これ以外の場合は、クラスタリソース管理機構の初期構成設定が完了していないノードの、Web-Based Admin View の運用管理サーバの設定を、現在設定されている運用管理サーバとは異なるホストに変更してください。

Web-Based Admin View の運用管理サーバの変更方法については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "運用管理サーバの初期設定" を参照してください。

原因2の確認方法

クラスタリソース管理機構が動作していないノードが、Web-Based Admin View の監視対象ノードに含まれていないかを確認してください。

以下の手順で確認します。

  1. Web-Based Admin View の監視対象ノードの確認

    wvstat (1M) を実行して、各運用管理サーバの監視対象ノードを確認します。
    wvstat (1M) については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。

  2. クラスタリソース管理機構の動作状況の確認

    Cluster Admin の CRM メインウィンドウ、または、clgettree (1) を使用し、ノードの状態が、「ON」以外になっているノードを確認します。
    clgettree (1) については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。

原因2の対処

クラスタリソース管理機構が動作していないノードを起動してください。

原因3の対処

/etc/inet/services ファイルを正しい内容に編集してください。

0833  RMS is running.  Since Configuration might not be saved, GUI is terminated.

RMS が動作中です。構成情報が反映できない可能性があるため処理を終了します。

内容

RMS が動作中です。作成や変更を行おうとした Configuration 情報の生成や配布に失敗する可能性があります。

対処

RMS を停止後、再度実行してください。

0834  An invalid character is included.

不適切な文字が含まれています。

内容

クラスタアプリケーション名、リソース名、スクリプト名、スクリプトパスに不適切な文字が含まれています。

対処

クラスタアプリケーション名、リソース名、スクリプト名、スクリプトパスに不適切な文字が含まれないように入力し直してください。

0835  Removing resource (resource name) will concurrently remove userApplication (userApplication name).  Do you want to continue?

この Resource (resource name) を削除するとクラスタアプリケーション (userApplication name) も同時に削除されます。処理を続けますか?

内容

クラスタアプリケーション配下のすべてのリソースを削除しようとしています。

対処

メッセージ内の userApplication name で示されるクラスタアプリケーションとその配下のリソース (resource name) をすべて削除する場合は<はい>を選択し、削除処理を行わない場合は<いいえ>を選択してください。

0836  A name is not entered.

名前が設定されていません。

内容

クラスタアプリケーションまたはリソース名、スクリプト名が設定されていません。

対処

クラスタアプリケーションまたはリソース名、スクリプト名を入力してください。

0837  A value is invalid.

適切な数値ではありません。

内容

TIMEOUT やネットマスク、プレフィックス長などに入力した数値が適切な値ではありません。

対処

適切な値を再度入力してください。

0838  The specified takeover IP address is not available.

指定された引継ぎ IP アドレスは使用できません。

内容

指定された引継ぎ IP アドレスは使用できません。

対処

引継ぎ IP アドレスを入力し直してください。

0839  There is an incorrect setup.

設定した項目に誤りがあります。(誤りのある内容)

内容

設定した項目に、示された内容の誤りがあります。

対処

(誤りのある内容) の属性を変更し、操作を続行してください。

0840  The takeover network name has been defined.  Do you want to use the following definitions?

引継ぎネットワーク名の定義が既に設定されています。以下の定義値をそのまま使用しますか? (設定済の内容)

内容

すでに /usr/opt/reliant/etc/hvipalias ファイルに、引継ぎネットワークの情報が記載されています。

対処

その設定値を使用する場合は、「はい」を選択してください。

「いいえ」を選択した場合は、userApplication Configuration Wizard GUI が、前述のファイルと /etc/inet/hosts の引継ぎネットワーク情報を再作成します。この場合、Ipaddress リソースの削除時に、/usr/opt/reliant/etc/hvipalias と /etc/inet/hosts から、引継ぎネットワークの情報を自動的に削除できるようになります。

0841  There is an attribute different than the ones of other resources.  Do you want to continue?"

他のリソースと設定値の異なる属性があります。処理を続行しますか?(設定値の異なる属性の情報)

内容

他のリソースと設定値の異なる属性があるが、処理を続行するかどうかを確認しています。

対処

表示された属性値に問題がないか見直してください。

「はい」を選択した場合は、設定された属性情報をそのまま設定します。

0848  The file name is not specified.

ファイル名が指定されていません。

内容

ファイル名が指定されていません。

対処

参照ファイルのパスを入力してください。

0849  A required setup is missing.

必要な項目が設定されていません。

内容

必要な項目が設定されていません。

対処

画面で必要な項目の設定を行ってください。

0852  It is not a proper combination.

適切な組み合せではありません。

内容

排他関係を設定したクラスタアプリケーションの組み合せが正しくありません。

対処

1つの排他グループには、2つ以上のクラスタアプリケーションを設定する必要があります。

0856  The selected userApplication or Resource cannot be edited.

指定された名前が無効、または既に使用されています。

内容

指定された名前が無効、またはすでに使用されています。

対処

クラスタアプリケーション名、Resource 名を変更して、再度設定処理を行ってください。

0857  The specified takeover Ipaddress or host name has been used.

指定された引継ぎ IP アドレスまたは、ホスト名が既に使用されています。

内容

指定された引継ぎ IP アドレスまたは、ホスト名がすでに使用されています。

対処

IP アドレスやホスト名を入力し直してください。

0859  Invalid file name or path.

指定されたファイルまたはディレクトリが見つかりません。

内容

指定されたファイルまたはディレクトリが見つかりません。

対処

参照ファイルのパスを入力し直してください。

0860  The specified file exists. Do you want to replace it?

指定されたファイルが既に存在します。置換えますか?

内容

作成しようとしたファイルがすでに存在しています。

対処

<はい>を選択した場合は、置換します。<いいえ>を選択した場合は、置換しません。

0861  The specified interface is different.  Do you want to set up IP address?

指定されたインタフェースが異なります。IP アドレスを設定しますか?

内容

引継ぎネットワークで使用するネットワークインタフェースカード(NIC)に割り当てている IP アドレスのセグメントが異なっています。

対処

このまま設定を続ける場合は、<はい>を選択します。NIC を再度選択する場合は、<いいえ>を選択してください。

0866  The file system has been used.

ファイルシステムはすでに使用されています。

内容

作成しようとしているファイルシステムが、すでに使用中です。

対処

他のデバイスパスやマウントポイントを設定してください。

0867  Since a list of candidate interfaces cannot be obtained. The process is exited.

インタフェースの候補一覧が取得できないため処理を終了します。

内容

リソースに設定しようとしているインタフェースの候補が取得できませんでした。

対処

クラスタリソース管理機構に事前登録を行っているか確認し、再度操作を行ってください。

0868  It is not an executable file.

実行可能なファイルではありません。

内容

指定されたファイルは、実行可能なファイルではありません。

対処

他のファイルを使用するか、ファイルに実行権を付けてください。

0898 "I/O fencing" checkbox is not selected.
Do you want to continue the configuration setting ?
If selecting "Yes", this configuration is registered without using I/O fencing function.
If selecting "No", this configuration setting is cancelled.

I/O フェンシング」チェックボックスが選択されていません。
設定を続行しますか?
「はい」を選択するとI/O フェンシングを使用しない設定で登録します。
「いいえ」を選択すると登録を中止します。

内容

I/O フェンシングを使用する設定になっていません。

対処

I/O フェンシングを使用する場合は、[Attributes]タブの「I/O フェンシング」チェックボックスをチェックしてください。
I/O フェンシングを使用しない場合は、必ず "PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "I/Oフェンシングリソースの削除に関しての補足" に従い、構成と設定を見直してください。

0900 The I/O fencing function does not work well on this configuration because the following settings are not done.
- Set to use I/O fencing function of GDS
- Set to use XSCF(SPARC M10/M12) shutdown agent or ICMP shutdown agent
Do you want to continue this configuration setting ?

If selecting "Yes", this configuration is registered as using I/O fencing function. After registering it, refer to the "PRIMECLUSTER Installation and Administration Guide" and make sure to execute above setting.
If selecting "No",  this configuration setting is cancelled.

以下の設定が行われていないため、本構成では
I/O フェンシングが正常に動作しません。
設定を続行しますか?
  GDSのI/Oフェンシング機能の設定
  
XSCF(SPARC M10/M12)もしくはICMPシャットダウンエージェントの設定
「はい」を選択するとI/O フェンシングを使用する設定で登録します。
登録後"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照して、上述の設定を必ず行ってください。
「いいえ」を選択すると登録を中止します。

内容

I/O フェンシングを使用するためのGDS/SFの設定が行われていません。

対処

I/O フェンシングを使用する場合は、以下の設定を見直してください。

  • 全ノードの /etc/opt/FJSVsdx/sdx.cf ファイルに「SDX_VM_IO_FENCE=on」の設定

  • XSCF(SPARC M10/M12) または ICMP シャットダウンエージェントの設定

「SDX_VM_IO_FENCE=on」の設定方法については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" の "GDSのI/Oフェンシング機能の設定"を参照してください。
XSCF(SPARC M10/M12) および ICMPシャットダウンエージェントの設定方法については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)"の"シャットダウン機構の設定"を参照してください。

0901 Two or more userApplications can not work in this configuration.
Do you want to continue the configuration setting ?

If selecting "Yes", this userApplication setting is proceeded.
After creating this userApplication, change the shutdown agent to use as XSCF(SPARC M10/M12).
If you can not change the shutdown agent, select "No" to cancel the userApplication setting.

本構成では
2つ以上のuserApplicationを動作させることはできません。
設定を続行しますか?

「はい」を選択するとuserApplicationの設定を続行します。
userApplicationの作成後、使用するシャットダウンエージェントをXSCF(SPARC M10/M12) に変更してください。
シャットダウンエージェントを変更できない場合は、「いいえ」を選択して作成を中止してください。

内容

ICMP シャットダウンエージェントを使用する環境では、複数の userApplication を動作させることはできません。

対処

シャットダウンエージェントを XSCF(SPARC M10/M12) に変更可能な場合は、「はい」を選択して、 userApplication の作成を続行してください。

シャットダウンエージェントを XSCF(SPARC M10/M12) に変更できない場合は「いいえ」を選択し、userApplication の作成を中止してください。
また、すべてのリソースを 1つの userApplication に登録してください。

XSCF(SPARC M10/M12)シャットダウンエージェントの設定方法については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)"の"シャットダウン機構の設定"を参照してください。