コネクション状態が確認できず、ディスコネクション状態で複写元システムの利用者業務を開始する場合は、RLC退避ファイルを複写先システムに転送します。複写先システムでは、転送されたRLC退避ファイルからRERUNログを抽出します。
複写元システムの利用者業務運用開始後にディスコネクション状態の場合からのリカバリ操作の手順を以下に示します。
操作の手順
複写元システム
rdbbconlineコマンドを実行して、RLPをオンラインにします。
$ rdbbconline -p RLP名 -m capture
ディスコネクション状態を確認します。
複写先システムへのRLC退避ファイルの転送を開始します。RLC退避ファイルは任意の方法で転送します。
メッセージによりコネクション状態を確認します。
複写先システム
rdbbconlineコマンドを実行して、RLPをオンラインにします。
$ rdbbconline -p RLP名 -m reflect
メッセージによりコネクション状態を確認します。
RERUNログの抽出・反映処理を開始します。
ポイント
定常運用では、コネクション状態を確認してから利用者業務を開始することを推奨します。
コネクション状態に関わらず利用者業務は運用できます。
ディスコネクション状態でRERUNログの抽出・反映処理を実施しない状態が継続して空きのRLCファイルがなくなると、RERUNログを未抽出のRLCファイルが循環使用されます。
未抽出RLCファイルの循環使用を開始する前に退避運用を開始することを推奨します。RERUNログを未抽出のRLCファイルを循環使用した場合の操作については“5.18.1.2 未抽出のRLCファイルが循環使用された場合”を参照してください。