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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.9.8 Symfoware Server起動時のRERUNログ引継ぎファイルのメディア障害

Symfoware Server起動時の自動オンライン処理にて、RERUNログ引継ぎファイルのメディア障害が発生した場合の運用方法について説明します。
複写先システムでのSymfoware Server起動時のRERUNログ引継ぎファイルのメディア障害からのリカバリ操作の手順を以下に示します。

操作の手順

複写元システム

  1. 複写先システムのRLP閉塞を確認します。

    $ rdbbcrlp -V -D [ -g ロググループ名 ]
  2. rdbbcofflineコマンドを実行し、RLPを終了オフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m term
  3. 以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。

    • RLP環境の初期化

    • RLPの再作成

複写先システム

  1. RLP閉塞メッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'
  2. rdbbcofflineコマンドを実行し、RLPを終了オフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m term
  3. Symfoware Serverの起動を確認します。利用者業務を再開できます。

  4. RERUNログ引継ぎファイルのデータベーススペースを格納していたディスクの交換など、ハードウェア製品のリカバリを行います。

  5. 以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。

    • RLP環境の初期化

    • RLPの再作成

ポイント

RLP環境の初期化を実施することで、RLPの再作成を行わなくても、少ない手順でRLPを復旧できる場合があります。

参照