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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.9.6 RERUNログ抽出実行時のRERUNログ抽出作業域障害

メディア障害時からのリカバリ

RERUNログ抽出中にRERUNログ抽出作業域のメディア障害を検出した場合には、RERUNログ抽出作業域を変更するかまたはRERUNログ抽出作業域をリカバリした後に、RERUNログ抽出の再実行を行います。

RERUNログ抽出作業域を変更する場合

RERUNログ抽出作業域を変更して、RERUNログ抽出を継続させる場合には、RLPを休止オフラインにしてから、RLP動作環境ファイルを編集する必要があります。
RLP動作環境ファイルのEXT_WORK_PATHパラメタに指定する絶対パス名を、新たに利用する正常なディレクトリ名に変更することで、RERUNログ抽出を可能にします。

リカバリ操作の流れを以下に示します。

操作の手順

複写先システム
  1. RERUNログ抽出中にRERUNログ抽出作業域のアクセスエラーが発生した場合、メッセージを出力して、rdbbcextコマンドがエラーになります。

  2. rdbbcrefコマンドを実行し、作成済みのRERUNログ抽出ファイルをすべて反映します。

    $ rdbbcref -p RLP名 -a
  3. rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドの実行を停止します。

  4. rdbbcofflineコマンドを実行し、RLPを休止オフラインにします。
    RERUNログ抽出作業域を変更する場合は5を、RERUNログ抽出作業域をそのまま利用する場合は6を実施します。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m suspend
  5. RLP動作環境ファイルを編集します。作業後は7を実施します。

  6. RERUNログ抽出作業域のリカバリを行います。

    • 障害ボリュームの交換

    • ファイルシステムのリカバリ

  7. rdbbconlineコマンドを実行し、RLPをオンライン状態にします。

    $ rdbbconline -p RLP名 -m reflect
  8. rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドを実行し、RERUNログの抽出と反映を再開します。

    $ rdbbcext -p RLP名
    $ rdbbcref -a -p RLP名 

容量不足からのリカバリの場合

RERUNログ抽出中にRERUNログ抽出作業域の容量不足を検出した場合には、RERUNログ抽出作業域の空き容量を確保するかRERUNログ抽出作業域を変更した後に、RERUNログ抽出の再実行を行います。
なお、リカバリ方法については、RERUNログ抽出作業域にメディア障害が発生した場合と同じです。