RERUNログ抽出中にRERUNログ抽出作業域のメディア障害を検出した場合には、RERUNログ抽出作業域を変更するかまたはRERUNログ抽出作業域をリカバリした後に、RERUNログ抽出の再実行を行います。
RERUNログ抽出作業域を変更して、RERUNログ抽出を継続させる場合には、RLPを休止オフラインにしてから、RLP動作環境ファイルを編集する必要があります。
RLP動作環境ファイルのEXT_WORK_PATHパラメタに指定する絶対パス名を、新たに利用する正常なディレクトリ名に変更することで、RERUNログ抽出を可能にします。
リカバリ操作の流れを以下に示します。
RERUNログ抽出中にRERUNログ抽出作業域のアクセスエラーが発生した場合、メッセージを出力して、rdbbcextコマンドがエラーになります。
rdbbcrefコマンドを実行し、作成済みのRERUNログ抽出ファイルをすべて反映します。
$ rdbbcref -p RLP名 -a
rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドの実行を停止します。
rdbbcofflineコマンドを実行し、RLPを休止オフラインにします。
RERUNログ抽出作業域を変更する場合は5を、RERUNログ抽出作業域をそのまま利用する場合は6を実施します。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m suspend
RLP動作環境ファイルを編集します。作業後は7を実施します。
RERUNログ抽出作業域のリカバリを行います。
障害ボリュームの交換
ファイルシステムのリカバリ
rdbbconlineコマンドを実行し、RLPをオンライン状態にします。
$ rdbbconline -p RLP名 -m reflect
rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドを実行し、RERUNログの抽出と反映を再開します。
$ rdbbcext -p RLP名
$ rdbbcref -a -p RLP名
RERUNログ抽出中にRERUNログ抽出作業域の容量不足を検出した場合には、RERUNログ抽出作業域の空き容量を確保するかRERUNログ抽出作業域を変更した後に、RERUNログ抽出の再実行を行います。
なお、リカバリ方法については、RERUNログ抽出作業域にメディア障害が発生した場合と同じです。