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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.4.1 BC構成パラメタファイルのRLC_FULLにINHIBITを指定している場合

BC構成パラメタファイルのRLC_FULLにINHIBITを指定し、システムの運用中にRLCファイルの交替不可が発生した場合のリカバリ操作の手順を以下に示します。

操作の手順

複写元システム

  1. 空きRLCファイル個数減少の警告メッセージを確認します。

    rdb: WARNING: qdg20157w:空きRLCが RLC_NOEMP_WARNで定義した値以下になりました RLC個数='RLC個数' RLP名='RLP名'
  2. RLC容量不足のメッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20080u:RLCの容量不足を検出しました RLP名=’RLP名’
  3. RLP閉塞を通知するメッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました
  4. 以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。

    • RLP環境の初期化

    • RLPの再作成

複写先システム

  1. 複写元システムのRLP閉塞を確認します。

    $ rdbbcrlp -p RLP名 -V -O
  2. 以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。

    • RLP環境の初期化

    • RLPの再作成

ポイント

  • 空きRLCファイル個数減少の警告メッセージは、RLP動作環境ファイルのRLC_NOEMP_WARNの指定によって出力されます。

  • RLP環境の初期化を実施することで、RLPの再作成を行わなくても、少ない手順でRLPを復旧できる場合があります。

参照