BC構成パラメタファイルのRLC_FULLにINHIBITを指定し、システムの運用中にRLCファイルの交替不可が発生した場合のリカバリ操作の手順を以下に示します。
操作の手順
複写元システム
空きRLCファイル個数減少の警告メッセージを確認します。
rdb: WARNING: qdg20157w:空きRLCが RLC_NOEMP_WARNで定義した値以下になりました RLC個数='RLC個数' RLP名='RLP名'
RLC容量不足のメッセージを確認します。
rdb: ERROR: qdg20080u:RLCの容量不足を検出しました RLP名=’RLP名’
RLP閉塞を通知するメッセージを確認します。
rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました
以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。
RLP環境の初期化
RLPの再作成
複写先システム
複写元システムのRLP閉塞を確認します。
$ rdbbcrlp -p RLP名 -V -O
以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。
RLP環境の初期化
RLPの再作成
ポイント
空きRLCファイル個数減少の警告メッセージは、RLP動作環境ファイルのRLC_NOEMP_WARNの指定によって出力されます。
RLP環境の初期化を実施することで、RLPの再作成を行わなくても、少ない手順でRLPを復旧できる場合があります。
参照
RLP環境の初期化については“5.19 RLP環境の初期化によるRLPの復旧”を参照してください。
RLPの再作成については“5.20 RLPの再作成”を参照してください。