Symfoware Server起動時にRLM障害が発生した場合の運用手順について説明します。
Symfoware Server起動時のRLPオンライン状態でのRLM障害からのリカバリ操作の手順を以下に示します。
操作の手順
両システム共通
バックアップセンタ運用中断の警告メッセージを確認します。
rdb: WARNING: qdg20460w:RLPが閉塞したため、バックアップセンタ運用を中断しました RLP名='RLP名'
システムログからディスク障害などを通知するメッセージを確認します。
RLP閉塞のメッセージを確認します。閉塞範囲は、自システムのRLPの環境です。
rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'
Symfoware Serverの起動を確認します。RLP閉塞状態でも利用者業務は継続可能です。
rdbbcofflineコマンドを実行し、RLPを終了オフラインにします。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m term
ディスク障害などを通知するメッセージから、RLM障害の原因を調査します。RLM障害原因が判明したら、ディスク交換などハードウェア製品のリカバリを行います。
以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。
RLP環境の初期化
RLPの再作成
ポイント
RLP環境の初期化を実施することで、RLPの再作成を行わなくても、少ない手順でRLPを復旧できる場合があります。
前回のSymfoware Server停止時にオンライン状態であったRLPは、起動時にオンラインになります。
参照
RLP環境の初期化については“5.19 RLP環境の初期化によるRLPの復旧”を参照してください。
RLPの再作成については“5.20 RLPの再作成”を参照してください。