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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

4.4.2 システム間での同期が必要な定義操作

RLPをオフラインにして、システム間で同期して実施が必要な操作を以下の表に示します。以降はオフライン運用操作と表記します。

表4.2 オフライン運用操作(必須)

分類

機能名

SQL文

スキーマ定義(スキーマ要素として順序を定義した場合)

スキーマ削除文(順序を定義したスキーマをCASCADE指定で削除する場合)

表定義(簡略化定義)

表削除文(CASCADE指定あり)

表定義変更文(列追加、列削除)

インデックス定義

インデックス削除文

表およびインデックスのDSO削除文(CASCADE指定あり)

表のDSI定義文

インデックスのDSI定義文

DSI削除文(CASCADE指定を含む)

DSI変更文(分割値変更)

順序定義

順序削除文

また、下記操作についてはActive DB Guardの対象資源に関係するため、オフライン運用操作として実施することを推奨します(下記資源はその後のDSI定義、順序定義によりActive DB Guardの対象資源として確定します)。

表4.3 オフライン運用操作(推奨)

分類

機能名

SQL文

データベース定義

データベース削除文

データベーススペース定義

データベーススペース削除文

スキーマ定義(スキーマ要素として順序を定義していない場合)

スキーマ削除文(順序を定義したスキーマをCASCADE指定で削除しない場合)

表定義(簡略化定義以外)

表削除文(CASCADE指定なし)

表定義変更文(列追加、列削除以外)

表およびインデックスのDSO定義文

表およびインデックスのDSO削除文(CASCADE指定なし)

表交換文

注意

  • データベース定義が正しくない場合、資源の関連付け操作または反映処理が異常終了します。
    この場合、以下の対処を実施してください。

    • データベース資源の関連付けの操作が異常終了した場合
      複写元システムと複写先システムのデータベース定義の見直しを行ってください。

    • 反映処理が異常終了した場合
      正常な資源のRERUNログを反映するとともに、異常になった資源に関してRLPに残存するRERUNログをすべて破棄します(ログ破棄)。
      その後、RLPを切り替えオフラインにし、データベースの再定義またはデータベース資源の関連付けを行います。
      ログ破棄の詳細は“5.21 ログ破棄”を参照してください。データベースの再定義方法は“4.4 データベースの定義操作”を参照してください。

  • Active DB Guardの対象資源以外の定義について
    ビュー定義、トリガ定義などActive DB Guardの対象資源以外の定義は、利用者側で両システムに同じ定義を実施する必要があります。これらの定義は、センタ切り替え後の運用を考慮すると、少なくともセンタ切り替えまでに実施しておきます。なお、これらの定義はバックアップセンタ運用の状態(RLP状態など)に関係なく実施することができます。

ポイント

データベーススペース定義やDSI定義の割付け量(ALLOCATE句)はシステム間の物理構成を柔軟に運用する場合、システムのデータベース運用を簡単にさせる意味で一致させることを推奨します。

参照

Active DB Guardの対象資源で、複写元システムと複写先システムで一致が必要な要素については“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“両システムのデータベース環境”を参照してください。