RLPをオフラインにして、システム間で同期して実施が必要な操作を以下の表に示します。以降はオフライン運用操作と表記します。
分類 | 機能名 |
---|---|
SQL文 | スキーマ定義(スキーマ要素として順序を定義した場合) スキーマ削除文(順序を定義したスキーマをCASCADE指定で削除する場合) 表定義(簡略化定義) 表削除文(CASCADE指定あり) 表定義変更文(列追加、列削除) インデックス定義 インデックス削除文 表およびインデックスのDSO削除文(CASCADE指定あり) 表のDSI定義文 インデックスのDSI定義文 DSI削除文(CASCADE指定を含む) DSI変更文(分割値変更) 順序定義 順序削除文 |
また、下記操作についてはActive DB Guardの対象資源に関係するため、オフライン運用操作として実施することを推奨します(下記資源はその後のDSI定義、順序定義によりActive DB Guardの対象資源として確定します)。
分類 | 機能名 |
---|---|
SQL文 | データベース定義 データベース削除文 データベーススペース定義 データベーススペース削除文 スキーマ定義(スキーマ要素として順序を定義していない場合) スキーマ削除文(順序を定義したスキーマをCASCADE指定で削除しない場合) 表定義(簡略化定義以外) 表削除文(CASCADE指定なし) 表定義変更文(列追加、列削除以外) 表およびインデックスのDSO定義文 表およびインデックスのDSO削除文(CASCADE指定なし) 表交換文 |
注意
データベース定義が正しくない場合、資源の関連付け操作または反映処理が異常終了します。
この場合、以下の対処を実施してください。
データベース資源の関連付けの操作が異常終了した場合
複写元システムと複写先システムのデータベース定義の見直しを行ってください。
反映処理が異常終了した場合
正常な資源のRERUNログを反映するとともに、異常になった資源に関してRLPに残存するRERUNログをすべて破棄します(ログ破棄)。
その後、RLPを切り替えオフラインにし、データベースの再定義またはデータベース資源の関連付けを行います。
ログ破棄の詳細は“5.21 ログ破棄”を参照してください。データベースの再定義方法は“4.4 データベースの定義操作”を参照してください。
Active DB Guardの対象資源以外の定義について
ビュー定義、トリガ定義などActive DB Guardの対象資源以外の定義は、利用者側で両システムに同じ定義を実施する必要があります。これらの定義は、センタ切り替え後の運用を考慮すると、少なくともセンタ切り替えまでに実施しておきます。なお、これらの定義はバックアップセンタ運用の状態(RLP状態など)に関係なく実施することができます。
ポイント
データベーススペース定義やDSI定義の割付け量(ALLOCATE句)はシステム間の物理構成を柔軟に運用する場合、システムのデータベース運用を簡単にさせる意味で一致させることを推奨します。
参照
Active DB Guardの対象資源で、複写元システムと複写先システムで一致が必要な要素については“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“両システムのデータベース環境”を参照してください。