RLPのオフラインには以下の4つの種類があります。
オフラインの種類 | 意味 | オフラインの契機 |
---|---|---|
初期状態 | RLP定義直後のオフライン | - |
休止オフライン | 一時的なオフライン | 複写先システムへの転送完了(リモートコピー環境の場合)またはRLC退避完了(ファイル転送環境の場合) |
切り替えオフライン | センタ切り替え可能なオフライン | 複写先システムへの反映完了(RLCファイルまたはRERUNログ抽出ファイルなどに残存しているRERUNログなし) |
終了オフライン | Active DB Guardを使った運用の閉鎖 | なし(RERUNログの保証なし) |
注意
複写元システムの停止時は、停止中の被災を考慮し、切り替えオフライン状態にしてください。また、すべてのRLCファイルを退避して複写先システムへ転送することを推奨します。
すべてのRLCファイルの退避および転送が完了していない状態で複写元システムが被災した場合、転送していないRERUNログを損失することがあります。RLC退避の詳細は“2.2 RLCファイルの交替と退避”を参照してください。
ポイント
RLPのオフラインのモードは、基本的に両システムで同じ状態にする必要があります。
休止オフラインは、システムごとに実施可能です。
センタ切り替えを行う場合は両システムのオンラインモードを逆に再設定します。
参照
センタ切り替えの詳細については“1.4.1 保守運用”を参照してください。
終了オフラインについては“2.8.1 終了オフライン”を参照してください。
両システム共通
RLP動作環境ファイルの修正などでActive DB Guardを使った運用を一時的に停止する場合は、m suspendオプションを指定したrdbbcofflineコマンドを実行して、RLPを休止オフラインにします。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m suspend
ポイント
Symfoware Serverを停止する場合は、自動的に休止オフライン状態になるため、オフラインコマンドを実行する必要はありません。
両システム共通
RLCファイルやRERUNログ抽出ファイルにRERUNログが残存していないことを保証する場合は、m switchオプションを指定したrdbbcofflineコマンドを実行して、RLPを切り替えオフラインにします。
切り替えオフラインは、運用を停止する場合に使用します。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch
ポイント
センタの切り替えや切り戻しのときに使用します。