RLCファイルの強制交替は、以下の場合に実施します。
複写元システムを停止する場合、または、複写元・複写先システムで切り替えオフラインを行う場合
RLCファイルの強制交替とは、複写元システムでRLCファイルを強制的に切り替えることです。
複写元システム
利用者業務を停止した後、rdbbcswhコマンドを実行してRLCファイルを強制交替します。
$ rdbbcswh -p RLP名
注意
空きのRLCファイルがない場合にrdbbcswhコマンドを実行すると、以下のメッセージが出力され、RLCファイルの強制交替を行いません。
rdb: ERROR: qdg20060u:空きのRLCがないためRLCの強制交替はできません
ポイント
rdbbcswhコマンドは、使用中のRLCファイルにRERUNログが出力されていない場合、RLCファイルを切り替える必要がないため、条件付き正常終了します。シェルスクリプトなどでrdbbcswhコマンドを自動実行するような場合には終了ステータスを切り分けて以降の振る舞いを決定してください。
複写先システム
複写元システムでRLCファイルが強制交替すると、複写元システムのRLCファイルに対応する複写先システムのRLCファイルも交替します。
Active DB Guardを使った運用中にRLCファイルを強制交替すると、以下のメッセージが出力されます。
複写元システム
rdb: INFO: qdg20150i:RLCを交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='RLP名'
複写先システム
rdb: INFO: qdg20151i:複写元システムでRLCが交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='RLP名'