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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

2.2.2 RLCファイルの強制交替

RLCファイルの強制交替は、以下の場合に実施します。

2.2.2.1 RLCファイルの強制交替

RLCファイルの強制交替とは、複写元システムでRLCファイルを強制的に切り替えることです。

複写元システム

利用者業務を停止した後、rdbbcswhコマンドを実行してRLCファイルを強制交替します。

$ rdbbcswh -p RLP名

注意

空きのRLCファイルがない場合にrdbbcswhコマンドを実行すると、以下のメッセージが出力され、RLCファイルの強制交替を行いません。

rdb: ERROR: qdg20060u:空きのRLCがないためRLCの強制交替はできません

ポイント

rdbbcswhコマンドは、使用中のRLCファイルにRERUNログが出力されていない場合、RLCファイルを切り替える必要がないため、条件付き正常終了します。シェルスクリプトなどでrdbbcswhコマンドを自動実行するような場合には終了ステータスを切り分けて以降の振る舞いを決定してください。

複写先システム

複写元システムでRLCファイルが強制交替すると、複写元システムのRLCファイルに対応する複写先システムのRLCファイルも交替します。

2.2.2.2 交替メッセージ出力

Active DB Guardを使った運用中にRLCファイルを強制交替すると、以下のメッセージが出力されます。

複写元システム

rdb: INFO: qdg20150i:RLCを交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='RLP名'

複写先システム

rdb: INFO: qdg20151i:複写元システムでRLCが交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='RLP名'