GFS 共用ファイルシステムは、グローバルゾーン上の GFS 共用ファイルシステムに移行します。移行したデータは、ノングローバルゾーンから使用できるようにします。
PRIMECLUSTER 4.2A00 の GFS 共用ファイルシステムを使用している場合の移行例を以下に示します。
図E.3 GFS 共用ファイルシステムの移行例 (移行前)
図E.4 GFS 共用ファイルシステムの移行例 (移行後)
注意
PRIMEPOWER の Solaris 8 または Solaris 9 で動作する GFS 共用ファイルシステムと、Solaris 10 で動作する GFS 共用ファイルシステムには機能差があります。詳細は、本書の“1.8.2 利用できない機能”を参照してください。
PRIMEPOWER の Solaris 8 または Solaris 9 で動作する GFS 共用ファイルシステムと、Solaris 10 で動作する GFS 共用ファイルシステムの媒体には互換性がありません。このため、現在使用しているデータを継続して使用する場合は、tar(1), cpio(1) またはバックアップ用ソフトウェアによるファイル単位のバックアップ・リストアが必要です。
ノングローバルゾーンから GFS 共用ファイルシステムを使用する場合の注意事項は、本書の“1.8.10 Solaris ゾーン環境で GFS を使用する場合の注意事項”を参照してください。