GFS 共用ファイルシステムを使用している環境を移行する手順を以下に示します。
GFS 共用ファイルシステムのデータをバックアップ
移行元の GFS 共用ファイルシステムのデータをファイル単位でバックアップします。バックアップは、tar(1), cpio(1) またはバックアップ用ソフトウェアを使用してください。
移行先の環境構築
移行先において、グローバルゾーン、ノングローバルゾーン、クラスタアプリケーションを構築します。構築方法の詳細は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“Oracle Solaris ゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合”を参照してください。
グローバルゾーン上で GFS 共用ファイルシステムを作成
グローバルゾーン上で GFS 共用ファイルシステムを作成します。
バックアップしたデータを移行先の環境でリストア
手順1. でバックアップした GFS 共用ファイルシステムのデータを、移行先のグローバルゾーン上のGFS 共用ファイルシステムにリストアします。
グローバルゾーン上の GFS 共用ファイルシステムをノングローバルゾーンに共有
グローバルゾーン上で作成した GFS 共用ファイルシステムをノングローバルゾーンに共有します。設定方法は、本書の“1.8.10 Solaris ゾーン環境で GFS を使用する場合の注意事項”を参照してください。