本項では、ファイルデータパーティション追加手順を説明します。
ファイルシステム構成変更操作は、ウィザード形式のため、<次へ> ボタンを選択していくだけで簡単に行うことができます。
ファイルシステム構成変更ウィザードの起動は、[操作]:[構成変更] で行います。
注意
操作上の注意
ウィザード画面で、<戻る> ボタンを選択し、以降の画面に影響をおよぼす操作を行った後に <次へ> ボタンを選択した場合、すでに入力した情報は無効となり、前画面で新しく設定した情報に応じたデフォルト値が設定されています。
(1) ファイルシステムのアンマウント
ファイルシステム構成変更操作を行う場合は、あらかじめ、全ノードでマウントされていない状態にする必要があります。
参照
コマンドによるアンマウントの詳細は、“11.3.1 アンマウント”を参照してください。
(2) 共用ディスク装置の設定
GFS 共用ファイルシステムに新規追加するパーティションは、GDS の論理ボリュームである必要があります。また GDS の論理ボリュームは、各ノードで ACTIVE の状態である必要があります。
注意
GDS の論理ボリュームには、以下の設定を行ってください。
論理ボリュームが属するディスククラスのタイプを共用に設定 (GDS のクラスの属性変更)
論理ボリュームが属するディスククラスのスコープに、GFS 共用ファイルシステムを共用するすべてのノードを設定 (GDS のクラスの属性変更)
参照
GDS の論理ボリュームが属するディスククラスの操作については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”“操作”“運用管理ビューでの操作”から該当項目を参照してください。
GDS の論理ボリュームの操作については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”“操作”“運用管理ビューでの操作”から該当項目を参照してください。
(3) ファイルシステムの選択
メイン画面のマウントツリーフィールド、またはファイルシステム情報フィールドから、変更を行うファイルシステムを選択します。タイプが sfcfs のファイルシステムだけ選択可能です。
[操作]:[構成変更] を選択し、ファイルシステム構成変更ウィザード(1) を表示します。
(4) 構成パーティションの選択
追加登録するパーティションを [候補パーティション] から選択し、<追加> ボタンを押します。パーティションの選択は、複数同時選択が可能です。ただし、すでにファイルシステムとして使用中のパーティションは、選択できません。
[構成パーティション] に表示されているパーティションの選択をすべて取り消す場合は、<リセット> ボタンを押します。
図10.15 ファイルシステム構成変更ウィザード(1)
パーティションの選択が完了したら、<次へ> ボタンを押し、ファイルシステム構成変更ウィザード(2) に進みます。
ファイルシステム構成変更の処理を中止する場合は、<中止> ボタンを押します。
(5) パーティション情報の確認
ファイルシステム構成変更ウィザード(2) では、追加するパーティションを含めた、ファイルシステム構成を確認します。
参照
各パーティションに割り当てる領域 (メタ/データ) の組合せについては、本書の“2.1.6 パーティション構成”を参照してください。
注意
追加したパーティションは、必ずファイルデータパーティションに割り当てられます。
図10.16 ファイルシステム構成変更ウィザード(2)
各情報を確認後、<変更> ボタンを押し、ファイルシステム構成変更の処理を確定します。
ファイルシステム構成変更ウィザード(1) に戻る場合は、<戻る> ボタンを押します。
ファイルシステム構成変更の処理を中止する場合は、<中止> ボタンを押します。
(6) ファイルシステムのマウント
ファイルシステム構成変更の操作終了後、ファイルシステムをマウントします。
参照
コマンドによるマウントの詳細は、“11.2.6 マウント”を参照してください。