マルチパス機能のDR連携スクリプトでは、切替え先パスが停止または存在しないなどの理由によって、該当の通信パスを切断することで通信が継続できない場合、またはDR連携スクリプト動作時の異常検出によって切断または接続が失敗した場合など、メッセージを表示し、DR処理を継続するか否かを利用者に問い合わせします。
adrcコマンド(DR自動化コマンド)実行する場合に、これらの問い合わせに対する自動応答する手段として、マルチパス機能では下記のリプライファイルを用意しています。
/etc/opt/FJSVdr/reply/C/FJSVmpnetファイル
リプライファイルのフォーマットは、以下のとおりです。
詳細については、"Enhanced Support Facility ユーザーズガイド Dynamic Reconfiguration編"を参照してください。
<メッセージ ID>:<リプライコード>:<コメント>
マルチパス機能のリプライファイルには、以下の内容でデフォルト値が設定されています。
0002:1:"query if DR process is removes"
各パラメーターについて説明します。
自動応答するメッセージID(0002)が設定されています。変更しないでください。
自動応答する値を設定します。"表8.2 自動応答する値一覧"の値を設定してください。
値 | 自動応答 |
---|---|
0 | yes: 処理を継続する |
1 | no : 処理を継続しない(デフォルト) |
メッセージIDに対するコメントです。変更しないでください。