マルチパス機能では、クラスタシステムにおいて以下の接続形態をサポートしています。
運用待機(1:1およびN:1)
相互待機
マルチパス機能のリソースは、インターフェース単位に設定します。
クラスタ間の切替えは、運用ノードのパニックまたはハングでの切替えに加え、使用するインターフェースが構成する通信パスの伝送路異常を検出し、すべての通信パスが使用不可となった時点で切替えが行われます。
また、運用ノードと待機ノードに同一の環境設定情報を設定することにより、動作モードおよびMACアドレスなどの情報を引き継ぎができます。
例として、運用ノードで使用するインターフェースの全通信パスが使用不可となった場合の切替え例を、"図7.1 全通信パス異常時の切替え例"に示します。
PRIMECLUSTER上の"userApplication"の詳細については、PRIMECLUSTERの用語集を参照してください。
図7.1 全通信パス異常時の切替え例