TCP/IP接続するIPv4インターフェースを指定します。
注意
本定義を行い、mpnet_ifinitコマンドまたはmpnet_ifconfigコマンドを実行することで、TCP/IPインターフェースの活性化/非活性化ができます。ただし、クラスタシステムで使用するインターフェースの場合、本コマンドを使用して活性化/非活性化はできません。
本定義を行う際は、/etc配下に"hostname.mpnetX"の設定を行わないでください。
マルチパス機能では、このファイルに設定するインターフェースが、"hostname.インターフェース名"に相当するため、/etc/hostname.インターフェース名ファイルの設定は不要になります。
ホスト名を指定する場合は、あらかじめ/etc/inet/hostsファイルにIPアドレスを定義しておく必要があります。また、ネットマスク値の設定が必要な場合は、/etc/inet/netmasksファイルに定義を行ってください。IPアドレスの設定やネットマスク値の設定については、Solarisマニュアルを参照してください。
クラスタシステムでTCP/IPインターフェースを使用する場合、運用ノードおよび待機ノードに本設定を行う必要があります。また、IPアドレス引き継ぎを行う場合は、それぞれのノードの/etc/inet/hostsファイルに引き継ぎするIPアドレスを設定する必要があります。
本製品は、IPv4トンネル、IPv6トンネルはサポートしていません。
本製品は、トレーラプロトコルはサポートしていません。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写し、通信形態に合わせた設定を行ってください。
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts file # # # Set the IP host name on the this machine. # # format: # interface-name hostname # # example: # mpnet0 server1 # mpnet1 server2 #
エントリーの形式を以下に示します。
interface-name hostname
各パラメーターについて以下に説明します。
MPNETのインターフェース名を指定します。
インターフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/configファイル"で定義したインターフェース名を指定します。
設定内で一意となるように設定してください。
/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名またはIPv4アドレスを定義します。
下記に定義例を示します。
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts file # # # Set the IP host name on the this machine. # # format: # interface-name hostname # # example: # mpnet0 server1 # mpnet1 server2 # mpnet0 srv_host0 mpnet1 srv_host1