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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.6 (マルチパス機能編)
FUJITSU Software

3.4 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostsファイル

TCP/IP接続するIPv4インターフェースを指定します。

注意

  • 本定義を行い、mpnet_ifinitコマンドまたはmpnet_ifconfigコマンドを実行することで、TCP/IPインターフェースの活性化/非活性化ができます。ただし、クラスタシステムで使用するインターフェースの場合、本コマンドを使用して活性化/非活性化はできません。

  • 本定義を行う際は、/etc配下に"hostname.mpnetX"の設定を行わないでください。
    マルチパス機能では、このファイルに設定するインターフェースが、"hostname.インターフェース名"に相当するため、/etc/hostname.インターフェース名ファイルの設定は不要になります。

  • ホスト名を指定する場合は、あらかじめ/etc/inet/hostsファイルにIPアドレスを定義しておく必要があります。また、ネットマスク値の設定が必要な場合は、/etc/inet/netmasksファイルに定義を行ってください。IPアドレスの設定やネットマスク値の設定については、Solarisマニュアルを参照してください。

  • クラスタシステムでTCP/IPインターフェースを使用する場合、運用ノードおよび待機ノードに本設定を行う必要があります。また、IPアドレス引き継ぎを行う場合は、それぞれのノードの/etc/inet/hostsファイルに引き継ぎするIPアドレスを設定する必要があります。

  • 本製品は、IPv4トンネル、IPv6トンネルはサポートしていません。

  • 本製品は、トレーラプロトコルはサポートしていません。

あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写し、通信形態に合わせた設定を行ってください。

#ident "@(#)config  Rel 2.2 02/06/07  FUJITSU"
#
#       /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts file
#
#
# Set the IP host name on the this machine.
#
# format:
# interface-name  hostname
#
# example:
# mpnet0          server1
# mpnet1          server2
#
 

エントリーの形式を以下に示します。

interface-name hostname


各パラメーターについて以下に説明します。

interface-name

MPNETのインターフェース名を指定します。
インターフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/configファイル"で定義したインターフェース名を指定します。
設定内で一意となるように設定してください。

hostname

/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名またはIPv4アドレスを定義します。


下記に定義例を示します。

#ident "@(#)config  Rel 2.2 02/06/07  FUJITSU"
#
#       /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts file
#
#
# Set the IP host name on the this machine.
#
# format:
# interface-name  hostname
#
# example:
# mpnet0          server1
# mpnet1          server2
#
 
mpnet0          srv_host0
mpnet1          srv_host1