Fsystem の Online 処理では、fsck が実行される場合があります。
Online 処理中に fsck が実行されると、Online 処理が Timeout 属性値で設定された時間内に完了しない場合があります。この結果、起動や切替え処理が失敗します。
このため、Fsystem を使用する場合は、fsck の処理時間を考慮した Timeout 属性値を設定する必要があります。
Fsystem で指定したマウントポイントは、userApplication 以外からはアクセスしないでください。
もし、Offline 処理中に他のプロセスで Fsystem で指定したマウントポイントをアクセスしていると、Offline 処理に失敗し切替えができない場合があります。
userApplication が Online の状態では、mv コマンドなどを使って Fsystem のマウントポイント名を変更しないでください。
Online 状態でマウントポイント名を変更すると、hvdet_gmount が異常を検出しuserApplication の切替えが発生します。一時的にマウントポイントを変名する場合には、RMS を停止した状態で行ってください。
1つの Fsystem リソースに登録したマウントポイント数が31個以上の場合、タイムアウト値をデフォルト(180秒)から変更する必要があります。
Fsystem リソースのTimeout属性には、「1つの Fsystem リソースに登録したマウントポイント数 × 6秒」以上を設定する必要があります。
例えば、1つのFsystemリソースに31個のマウントポイントを登録した場合には、FsystemリソースのTimeout属性に「31×6秒=186秒」以上を設定してください。
各Fsystemリソースに設定されているタイムアウト値は、そのFsystemリソースに登録されているマウントポイントのすべての処理が終わるまでの時間になります。
たとえば、Fsystemリソースに、/mnt1、/mnt2、/mnt3の3つのマウントポイントが登録されていて、かつ、タイムアウト値に100秒を設定した場合、3つすべてのマウントポイントの処理(マウント/アンマウント)が100秒で完了しなければタイムアウトになります。
Fsystem リソースで使用するディスクパーティションには、あらかじめファイルシステムを作成しておく必要があります。
ファイルシステムが作成されていない場合、Online 処理が失敗します。
共用ディスクへアクセスできない状態になった場合、double fault が発生する場合があります。
共用ディスクへアクセスできない状態になった場合、Fsystem リソースが Faulted 状態になります。このとき、Faulted 処理の延長で行われる Offline 処理でマウントポイントのアンマウント処理が行えず、double fault が発生する場合があります。