Online/Offlineスクリプトは、クラスタシステムで状態遷移が発生した場合、クラスタ制御からの状態遷移指示を受け取り、リソースを制御します。
以下に示す状態遷移時に、Online/Offlineスクリプトは動作します。
フェイルオーバ運用(スタンバイ機能)の場合
フェイルオーバ運用(ホットスタンバイ機能)の場合
◆フェイルオーバ運用(スタンバイ機能)の場合
状態遷移 | Online/Offlineスクリプト | |
---|---|---|
運用 | 待機 | |
起動 | ○ | - |
停止 | ○ | - |
切替え | - | ○ |
切捨て | - | - |
組込み | - | - |
○:Online/Offlineスクリプトが動作
Online/Offlineスクリプトが動作したときの、Symfoware/RDBの処理について説明します。
Symfoware/RDBが起動されます(rdbstartコマンド)。
Symfoware/RDBが停止されます(rdbstopコマンド)。
◆フェイルオーバ運用(ホットスタンバイ機能)の場合
状態遷移 | Online/Offlineスクリプト | |
---|---|---|
運用 | 待機 | |
起動 | ○ | ○ |
停止 | ○ | ○ |
切替え | - | ○ |
切捨て | - | ○ |
組込み | - | ○ |
○:Online/Offlineスクリプトが動作
Online/Offlineスクリプトが動作したときの、Symfoware/RDBの処理について説明します。
Symfoware/RDBが起動されます(rdbstartコマンド)。
Symfoware/RDBが待機モードで起動されます(rdbstartコマンド)。
待機系では、待機モードとして起動されるため、ほとんどのRDBコマンドは実行できません。使用できるコマンドについては、“付録B 使用できるコマンド一覧”を参照してください。アプリケーションの実行は、CONNECT文の実行までが可能です。データにアクセスするためのSQL文はエラーになります。
Symfoware/RDBが停止されます(rdbstopコマンド)。
Symfoware/RDBが待機モードから運用モードへの属性が切替えられます(rdbaltopコマンド)。Symfoware/RDBでは、切替え時に、ダウンリカバリが動作し、運用系で処理の途中となっているトランザクションの整理を行い、処理を引き継ぐための準備を行います。処理途中となっているトランザクションは、すべてロールバックされます。コミット済のトランザクションは、そのトランザクションでの更新内容が保証されます。
Symfoware/RDBが停止されます(rdbstopコマンド)。
参照
rdbstartコマンド、rdbstopコマンドおよびrdbaltopコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。