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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

4.10.2 ボリュームの構成情報のバックアップ

ボリュームの構成情報のバックアップ方法は、データベーススペースを割り付けているデバイスによって異なります。ここでは、以下のデバイスごとにボリュームの構成情報のバックアップ方法を説明します。

ローデバイスに割り付けている場合

データベーススペース定義が完了したら、ディスクの媒体破壊に備えて、ディスクのボリュームの構成情報のバックアップを行っておく必要があります。

ボリュームの構成情報は、ディスクを初期フォーマットした場合やフォーマットを変更した場合にバックアップしてください。

ボリュームの構成情報のバックアップはprtvtocコマンドによって行います。

ボリュームの構成情報のバックアップ方法を以下に示します。

$ prtvtoc /dev/rdsk/c3t1d0s2 >c3t1d0_vtoc.txt

ローデバイスの作成時に編集したシステムファイルの情報とfdiskコマンドで設定した情報をバックアップします。

参照

ローデバイスの作成時に編集したシステムファイルの情報とfdiskコマンドで設定した情報の詳細については、“4.5.1 ローデバイスに作成する場合”を参照してください。

ネットワークファイルに割り付けている場合

デバイス名(ファイルの絶対パス名)から、ディスク装置が認識できないため、ユーザログの定義が完了したら、ディスクの媒体破壊に備えて、ネットワークファイルを設定したときの情報を保存します。

ネットワークファイルを設定したときの情報を保存するための操作例を以下に示します。

NFSサーバ側の操作

$ cp /etc/dfs/dfstab /home/rdb1/dfstab

NFSクライアント側の操作

$ cp /etc/mnttab /home/rdb1/mnttab

参照

ネットワークファイルを設定した場合の情報の詳細については、“4.5.3 ネットワークファイルに作成する場合”を参照してください。

ディスク管理製品のボリュームに割り付けている場合

ディスク管理製品のボリュームに割り付けている場合、ディスク管理製品のマニュアルに従って、ディスク装置との対応関係をバックアップしてください。

PRIMECLUSTER GDSのボリュームに割り付けている場合、ボリュームの構成情報は、PRIMECLUSTER GDSによって管理されます。したがって、ボリューム構成情報のバックアップは不要です。