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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

4.5.3 ネットワークファイルに作成する場合

データベース用の領域に、ネットワークファイルのパーティションを割り当てます。



データベーススペースの作成は、CREATE DBSPACE文で行います。

CREATE DBSPACE文を実行すると、以下の処理が行われます。

CREATE DBSPACE

CREATE DBSPACE文では、データベーススペース名と、データベーススペースを作成するネットワークファイル名を指定します。

ユーザログテーブルのためのデータベーススペースの定義を実行するCREATE DBSPACE文の例を、以下に示します。


データベーススペースDBSP_1、DBSP_2、およびDBSP_3を作成します。それぞれのデータベーススペースには、ユーザログテーブル専用の以下のネットワークファイルを割り当てます。

CREATE DBSPACE  DBSP_1  ALLOCATE NETWORK FILE /RDB/DBS01
↑データベーススペース名 ↑ファイル名 ATTRIBUTE SPACE(600M); ↑データベーススペース量 CREATE DBSPACE DBSP_2 ALLOCATE NETWORK FILE /RDB/DBS02 ATTRIBUTE SPACE(600M); CREATE DBSPACE DBSP_3 ALLOCATE NETWORK FILE /RDB/DBS03 ATTRIBUTE SPACE(600M);


データベーススペースDBSP_1、およびDBSP_2を作成します。それぞれのデータベーススペースには、“RDBSEV”というマシンの共用フォルダ“RDB2”に“DBSP1”および“DBSP2”というファイル名で作成します。

CREATE DBSPACE  DBSP_1  ALLOCATE NETWORK FILE \\RDBSEV\RDB2\DBSP1
↑データベーススペース名 ↑ファイル名 ATTRIBUTE SPACE(600M); ↑データベーススペース量 CREATE DBSPACE DBSP_2 ALLOCATE NETWORK FILE \\RDBSEV\RDB2\DBSP2 ATTRIBUTE SPACE(600M);

データベーススペース名

データベーススペース名には、36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。

ファイル名

データベーススペースに割り当てるファイル名を指定します。


データベーススペースに割り当てるネットワークファイル名を、絶対パス名で指定します。指定するネットワークファイルは、事前にNFSでマウントしておく必要があります。NFSマウントの方式は、“ソフトマウント”を指定してください。

データベーススペースをネットワーク上のストレージデバイスに作成する場合の詳細は、“2.2.3 ローデバイスの作成(Windows)”を参照してください。


データベーススペースに割り当てるネットワークファイル名を以下の形式で記述します。

\\マシン名\共有フォルダ名\ファイル名

データベーススペース量

データベーススペースに割り当てるスペース量を指定します。データベーススペース量の見積りについては、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“データベーススペース量の見積り式”を参照してください。