データベース用の領域に、ネットワークファイルのパーティションを割り当てます。
データベーススペースの作成は、CREATE DBSPACE文で行います。
CREATE DBSPACE文を実行すると、以下の処理が行われます。
データベーススペースと実際のネットワークファイルが対応付けられる
データベーススペースと使用するログ環境も対応付けられる
RDBディクショナリにデータベーススペースに関する情報が登録される
■CREATE DBSPACE文
CREATE DBSPACE文では、データベーススペース名と、データベーススペースを作成するネットワークファイル名を指定します。
ユーザログテーブルのためのデータベーススペースの定義を実行するCREATE DBSPACE文の例を、以下に示します。
データベーススペースDBSP_1、DBSP_2、およびDBSP_3を作成します。それぞれのデータベーススペースには、ユーザログテーブル専用の以下のネットワークファイルを割り当てます。
DBSP_1・・・/RDB/DBS01
DBSP_2・・・/RDB/DBS02
DBSP_3・・・/RDB/DBS03
CREATE DBSPACE DBSP_1 ALLOCATE NETWORK FILE /RDB/DBS01 |
データベーススペースDBSP_1、およびDBSP_2を作成します。それぞれのデータベーススペースには、“RDBSEV”というマシンの共用フォルダ“RDB2”に“DBSP1”および“DBSP2”というファイル名で作成します。
CREATE DBSPACE DBSP_1 ALLOCATE NETWORK FILE \\RDBSEV\RDB2\DBSP1 |
◆データベーススペース名
データベーススペース名には、36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。
ファイル名
データベーススペースに割り当てるファイル名を指定します。
データベーススペースに割り当てるネットワークファイル名を、絶対パス名で指定します。指定するネットワークファイルは、事前にNFSでマウントしておく必要があります。NFSマウントの方式は、“ソフトマウント”を指定してください。
データベーススペースをネットワーク上のストレージデバイスに作成する場合の詳細は、“2.2.3 ローデバイスの作成(Windows)”を参照してください。
データベーススペースに割り当てるネットワークファイル名を以下の形式で記述します。
\\マシン名\共有フォルダ名\ファイル名 |
◆データベーススペース量
データベーススペースに割り当てるスペース量を指定します。データベーススペース量の見積りについては、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“データベーススペース量の見積り式”を参照してください。