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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

4.1 ユーザログテーブルの設計から運用までの概要

ユーザログテーブルの作成作業は、Symfoware/RDBの環境の作成が完了したあと、Symfoware/RDBを起動してから行います。

Symfoware/RDBの環境作成およびSymfoware/RDBの起動方法は、“第2章 セットアップ前の準備”、“3.2 Symfoware/RDBのセットアップ”、および“6.1 Symfoware/RDBの起動と停止”を参照してください。

ユーザログテーブルの作成手順

ユーザログテーブルの作成には、rdbddlexコマンドを使用します。

rdbddlexコマンドでは、物理構造、論理構造、および格納構造を定義することができます。手順としては、まず、rdbddlexコマンドで使用する定義ファイルを作成します。そのあとで、rdbddlexコマンドを実行します。

ユーザログテーブルを作成し、運用するまでに必要な手順を以下に示します。

  1. ユーザログテーブルの設計
    ユーザログテーブル用のデータベースを設計します。

  2. データベース名の登録
    データベース名を登録します。

  3. データベーススペースの作成
    データベーススペースを作成します。

  4. 論理構造の定義
    スキーマおよび表などの論理構造を定義します。

  5. 格納構造の定義
    格納構造(表のDSO、および表のDSI)を定義します。

  6. 権限情報定義
    権限情報を定義します。

  7. DSIの初期化
    データベース(DSI)を初期化します。rdbfmtコマンドを使用します。

  8. RDBディクショナリのバックアップ
    データベースの定義情報の保全のために、RDBディクショナリのデータをバックアップします。

  9. 高信頼性ログの取得
    高信頼性ログを取得するためのアプリケーションを実行します。高信頼性ログを取得するアプリケーションを実行するための環境設定については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“高信頼性ログ”の“環境作成”を参照してください。また、アプリケーションの実行手順については、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“データベースサーバの運用”および“アプリケーションサーバの運用”を参照してください。

  10. ユーザログテーブルの運用
    ユーザログテーブルを運用します。

以下に高信頼性ログ機能の設計から、運用までの手順の流れを示します。

注意

すでに業務データベースが稼動しているシステムに、ユーザログテーブルを追加するときに、業務データベースとのトランザクション一貫性が必要な場合は、業務データベースと同じデータベース名配下に、ユーザログテーブルを配置してください。データベーススペースの作成以降の手順は、上記と同じです。