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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

2.2.6 セットアップ情報ファイルの作成

セットアップ情報ファイルは、rdbsetupコマンドによってRDBシステムをセットアップするときに、入力となるファイルです。RDBディクショナリ、テンポラリログ、およびアーカイブログを格納するローデバイス名またはディレクトリ名を指定します。


セットアップ情報ファイルは、/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.ini というファイル名で作成します。
/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBSYS.iniファイルから、RDBシステム名.iniへ複写し、ファイルを編集してください。


セットアップ情報ファイルは、/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.ini というファイル名で作成します。
/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBSYS.iniファイルから、RDBシステム名.iniへ複写し、ファイルを編集してください。


セットアップ情報ファイルは、C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.ini というファイル名で作成します。

C:\Interstage\BAS\ETC\RDBII.iniから、C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.iniへ複写し、ファイルを編集してください。

セットアップ情報ファイルの指定形式は以下のとおりです。

# コメント
パラメタ名   パラメタ値
パラメタ名   パラメタ値
...

注意

パラメタ値に空白を含む値を利用することはできません。空白を指定した場合には、空白以降の指定値が無視されます。
パラメタ値にパス名を指定する場合には、パス名に以下の文字を利用することはできません。
“#”、“&”、“^”、“;”、“,”、“<”、“>”

セットアップ情報ファイルのパラメタ名およびパラメタ値は、以下のとおりです。
なお、下記に示すディレクトリまたはローデバイスは、コマンド実行前にあらかじめ作成しておく必要があります。またコマンド実行者の読み込み書込み権限が必要です。

パラメタ名

パラメタ値

記述数

記述の省略

DIRECTORY_PATH


RDBディレクトリの配置先のローデバイスまたはディレクトリを絶対パス名で指定します。


RDBディレクトリのディレクトリを絶対パス名で指定します。

単一

省略不可

DICTIONARY_PATH


RDBディクショナリの配置先のローデバイスまたはディレクトリを絶対パス名で指定します。

RDBディクショナリのディレクトリを絶対パス名で指定します。

単一

省略不可

TEMPORARY_LOG_PATH


ログ管理ファイルおよびテンポラリログファイルの配置先のローデバイスまたはディレクトリを、絶対パス名で指定します。

ログ管理ファイルおよびテンポラリログファイルの配置先のディレクトリを、絶対パス名で指定します。

単一

省略不可

ARCHIVE_LOG_PATH


アーカイブログファイルの配置先のローデバイスまたはディレクトリを、絶対パス名で指定します。


アーカイブログファイルの配置先のディレクトリを、絶対パス名で指定します。



1行につき1つのアーカイブログファイルを指定します。
複数のアーカイブログファイルを作成する場合、個数分だけ指定します。

複数可(注1)

省略不可

ARCHIVE_LOG_SIZE

アーカイブログファイルのサイズを指定します。単位はメガバイトです。

単一

省略不可

CORE_PATH

Symfoware/RDBプロセスで異常が発生した場合のダンプ出力先ディレクトリを、絶対パス名で指定します。

単一

省略不可

PROJECT_CODE

IPCキーの重複使用を避けるために、“0x”で始まる16進数を指定します。(注2)
省略した場合、“0xdb”となります。

単一

省略可

注1) 2つ以上指定する必要があります。

注2) Symfoware/RDBは、通信その他の目的でIPCを使用します。このIPCの使用時のキーとなる値が他プロダクトと重複することを避けるために、キーの最上位バイトがプロジェクトを表すようにするという方式をお勧めします。PROJECT_CODEの値はIPCキーの最上位1バイト目に当たります。

例.セットアップ情報ファイルの定義例

DICTIONARY_PATH      /dev/rdsk/c1t2d0s1
TEMPORARY_LOG_PATH   /dev/rdsk/c1t0d0s1
ARCHIVE_LOG_PATH     /dev/rdsk/c1t1d0s1
ARCHIVE_LOG_PATH     /dev/rdsk/c1t1d0s3
ARCHIVE_LOG_PATH     /dev/rdsk/c1t1d0s4
ARCHIVE_LOG_SIZE     30
CORE_PATH            /ULOG_WORK/CORE

DICTIONARY_PATH      /dev/raw/raw5
TEMPORARY_LOG_PATH   /dev/raw/raw1
ARCHIVE_LOG_PATH     /dev/raw/raw2
ARCHIVE_LOG_PATH     /dev/raw/raw3
ARCHIVE_LOG_PATH     /dev/raw/raw4
ARCHIVE_LOG_SIZE     30
CORE_PATH            /ULOG_WORK/CORE

DIRECTORY_PATH       C:\RDB\DIRECTORY
DICTIONARY_PATH      D:\RDB\DICTIONARY
TEMPORARY_LOG_PATH   D:\RDB\TEMPORARYLOG
ARCHIVE_LOG_PATH     E:\RDB\ARCHIVELOG01
ARCHIVE_LOG_PATH     E:\RDB\ARCHIVELOG02
ARCHIVE_LOG_PATH     E:\RDB\ARCHIVELOG03
ARCHIVE_LOG_SIZE     30
CORE_PATH            C:\RDB\CORE