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Systemwalker Operation Manager  活用ガイド
FUJITSU Software

2.5 いつ、誰が、どこから、どのような操作をしたのか確認したい

対象バージョンレベル

    - Windows版:V13.2.0以降
    - Solaris版:V13.2.0以降
    - Linux版:V13.2.0以降
    - Linux for Itanium版:V13.2.0以降
    - HP-UX版:V13.2.0以降
    - AIX版:V13.2.0以降

Systemwalker Operation Manager上で行われた操作は監査ログファイルに記録されています。この監査ログファイルを分析することで、いつ、誰が、どこから、どのような操作を行ったかを調べることができます。

監査ログファイルには、例えば、以下のような操作が記録されます。

監査ログは、デフォルトでは以下に出力されるよう設定されています。

【Windows版】

    Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpcmtool\audit

【UNIX版】

    /var/opt/FJSVftlo/audit


手順

記録された監査ログファイルは、OSの管理者のみ参照できます。テキストエディタやMicrosoft(R) Excelなどを使ってログファイルを参照し、分析します。

  1. 監査ログファイルの取り込み

    監査ログの設定で指定した出力先から、該当するログファイル(mp_omgr_auditYYMMDD.log)をテキストエディタやMicrosoft(R) Excelなどに取り込みます。

    監査ログは、1行1レコードで、以下のようなCSV形式で記録されています。

    日付,操作場所,実行ホスト,操作者,操作種別,操作対象,操作内容,実行結果,コンポーネント,追加情報

  2. 必要なログの抽出

    テキストエディタやMicrosoft(R) Excelに取り込んだ監査ログを、検索やソート機能を使って目的に応じた監査ログを抽出し、分析します。

    例えば、ジョブネット“JNET1”をいつ、誰が変更したかを調べたい場合には、

    1. 監査ログファイルからジョブネット名“JNET1”とジョブネットの変更をあらわす“MOD_JOBNET”を含む行を抽出

    2. 日付および操作者の情報から、いつ、誰が操作したかを特定

    ジョブネットの変更は“MOD_JOBNET”、といったような操作種別ごとに検索キーワードがあります。操作種別で必要な情報を抽出するときには、検索キーワードを利用して検索をしてください。

なお、出力された監査ログファイルは、指定した保存日数分しか保存されません。必要に応じて、定期的に退避することをお勧めします。


参考

監査ログはこんなことに利用できます

  • どのユーザが不正な操作を行ったのか、監視、追跡調査できます。

  • 定期的なログのチェックにより、不審な操作やアクセス(複数回にわたるログインの失敗など)がないかを確認できます。

  • 情報漏えい発生時の調査に利用できます。

  • 誤操作によるトラブルが発生した際に、原因を追跡調査できるため、トラブルを切り分けるための情報として利用できます。

  • ログの収集により、データの不正操作や情報漏えいに対する抑止効果が期待できます。


マニュアルの参照先

Systemwalker Operation Manager 解説書 “監査ログ出力”

Systemwalker Operation Manager 導入手引書または導入ガイド “監査ログ出力の定義”

Systemwalker Operation Manager 使用手引書または運用ガイド “監査ログを分析する” “監査ログの検索キーワード一覧”

Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアルまたはリファレンス集 “監査ログのファイル”