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Cloud Storage Gateway V1.4.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.3.3 アーカイブの作成

事前確認

アーカイブを作成する場合、事前に以下を確認します。

注意

  • 作成の開始から、内部の初期処理が完了するまでの時間および作成が完了するまでの時間は、アーカイブのデータ量に応じて数時間から数十時間かかる場合があります。

  • ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのクラウドバックアップスクリプトと連携する場合、アーカイブの作成とクラウドバックアップスクリプトは同時に実行できません。アーカイブの作成を開始してから作成が完了するまでの間は、クラウドバックアップスクリプトの実行がエラー終了します。また、クラウドバックアップスクリプトの実行中は、アーカイブの作成がエラー終了します。

情報入力画面で必要な情報

項目

要否

説明

アーカイブ名

必須

アーカイブを識別するための任意の名前を、32文字以内で指定します。
半角英数字、記号(!@#$%^&*()_+-=[]{}|')を使用できます。
情報入力画面では、初期値として"AR#nnnn"という名前が設定されています。"nnnn"には1から始まる4桁の数字が入ります。

データストア名

必須

アーカイブを作成するデータストア名を、プルダウンリストから選択します。

ストレージクラス

任意

アーカイブを保存するストレージクラスを、"S3 Glacier"または"S3 Glacier Deep Archive"から選択します。デフォルトは、"S3 Glacier"が選択された状態です。
ストレージクラスによって、保存や取出しの費用、取出し時間、最低保存期間などが異なります。ストレージクラスの詳細は、クラウドプロバイダーのWebサイトで確認してください。

説明

任意

アーカイブの説明を、256文字以内で指定します。

ポイント

本製品では、アーカイブの保存期間がアーカイブストレージの最低保存期間を経過しているかどうかを確認できません。このため、アーカイブ名または説明の項目からアーカイブを作成した日時がわかるようにしておくことを推奨します。

アーカイブの作成手順

  1. CSG Web GUIで、グローバルペインの[アーカイブ]をクリックします。

  2. 「アーカイブ一覧」画面が表示されます。
    右側のアクションにある[作成]をクリックします。

  3. 情報入力画面が表示されます。
    情報入力画面で必要な情報」を参照して必要事項を入力したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

  4. 確認画面が表示されます。
    表示されている内容で問題ないことを確認したあと、[完了]ボタンをクリックします。クリック後、共有フォルダへのアクセスが不可になります。

  5. 「アーカイブ一覧」画面を確認します。
    状態が"Creating"のアーカイブが表示されていることを確認し、アーカイブの作成が完了するのを待ちます。
    作成の初期処理が完了すると、状態に"Creating (xx%)"のように進捗状況が表示されます。これ以降は、共有フォルダへアクセス可能です。
    作成が完了するまでの時間は、アーカイブのデータ量に応じて数時間から数十時間かかる場合があります。アーカイブの作成が完了すると、状態が"Archived"と表示されます。

参照

アーカイブの作成は、CSG REST APIでも可能です。作成方法は、『リファレンスガイド』の「アーカイブ」を参照してください。

ポイント

本製品は、アーカイブの作成を自動化するスケジューラー機能を提供していません。アーカイブの作成を自動化する場合は、Windowsのタスクスケジューラーなどの外部スケジューラーからCSG REST APIを呼び出すようにしてください。