ここでは、更新済みのMetrics Managementを切り戻す手順について説明します。
以下の事項が前提です。
Automation Manager、Metrics ManagementおよびContainer Managementを更新していること。
「13.3.1 メディアパック配置場所の設定」の手順を実施済みであること。
NFSサーバー上の共有フォルダにあるMetrics Managementのデータのパーミッションが777であること。
注意
切り戻し作業中、Metrics Managementの各サービスは使用できません。
更新、および、切り戻しの操作は多重実行できません。各操作はシーケンシャルに実行してください。
以下の手順を行うことでMetrics Managementの切り戻しができます。
NFSサーバーにログインし、管理者権限で以下を実行することでlockファイルを削除します。
# rm -f /var/FJSGHD/fj-esdp-system-prometheus-volume/lock
Automation Managerコンテナにログインし、以下のコマンドを実施しMetrics Managementを切り戻しできます。 <環境識別子>は、「インストールガイド(FJCS仕様)」- 「インストール手順」実施時に環境を一意に識別するために指定した任意の文字列を指定します。
# cd /data/playbook # ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_backout_metrics_mng.yml
コマンドを実行すると、以下のメッセージが表示されます。誤って実行した場合や前提条件を満たしていない場合は、「n」を入力し、Enterキーを押下することで切り戻しを中断できます。切り戻しを継続する場合は「y」を入力し、Enterキーを押下します。
[Please confirm] ============================================================== [WARNING] Do you want to backout Metrics Management? (y/n) ============================================================== :
【正常終了時】
正常終了時は下記のようにunreachable=0, failed=0となり、XX、YYは任意の整数が記載されています。
PLAY RECAP ********************************************************************* 127.0.0.1 : ok=XX changed=YY unreachable=0 failed=0
【異常終了時】
異常終了時は下記のようにunreachable, failedのAAおよびBBは1以上の任意の整数が記載されています。
PLAY RECAP ********************************************************************* 127.0.0.1 : ok=XX changed=YY unreachable=AA failed=BB
Metrics Managementのリストア
切り戻し実施後は、更新前に取得していたバックアップからMetrics Managementをリストアします。リストア手順は「12.3 Metrics Managementのリストア」を参照してください。