ここでは、更新済みのLog Managementを切り戻す手順について説明します。
以下の事項が前提です。
Automation Manager、Log ManagementおよびContainer Managementが更新されていること。
「13.3.1 メディアパック配置場所の設定」の手順を実施済みであること。
注意
切り戻し作業中、Log Managementの各サービスは使用できません。
更新、および、切り戻しの操作は多重実行できません。各操作はシーケンシャルに実行してください。
以下の手順を行うことでLog Managementの切り戻しができます。
Log Managementを切り戻すために、Elasticsearchの削除を実施します。Ansibleサーバーにログインし、以下を実行します。
$ helm uninstall fj-elasticsearch -n fj-esdp-system
その後、NFSサーバーにログインし、管理者権限で以下を実行することでElasticsearchのデータを削除します。
# rm -rf /var/FJSGHD/fj-esdp-system-elasticsearch-volume-0/* # rm -rf /var/FJSGHD/fj-esdp-system-elasticsearch-volume-1/* # rm -rf /var/FJSGHD/fj-esdp-system-elasticsearch-volume-2/* # rm -rf /var/FJSGHD/fj-esdp-system-elasticsnapshot-volume/*
以下のコマンドを実施しLog Managementを切り戻しできます。 <環境識別子>は、「インストールガイド(FJCS仕様)」- 「インストール手順」実施時に環境を一意に識別するために指定した任意の文字列を指定します。
# cd /data/playbook # ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_backout_log_mng.yml
コマンドを実行すると、以下のメッセージが表示されます。誤って実行した場合や前提条件を満たしていない場合は、「n」を入力し、Enterキーを押下することで切り戻しを中断できます。切り戻しを継続する場合は「y」を入力し、Enterキーを押下します。
[Please confirm] ============================================================== [WARNING] Do you want to backout Log Management? (y/n) ============================================================== :
【正常終了時】
正常終了時は下記のようにunreachable=0, failed=0となり、XX、YYは任意の整数が記載されています。
PLAY RECAP ********************************************************************* 127.0.0.1 : ok=XX changed=YY unreachable=0 failed=0
【異常終了時】
異常終了時は下記のようにunreachable, failedのAAおよびBBは1以上の任意の整数が記載されています。
PLAY RECAP ********************************************************************* 127.0.0.1 : ok=XX changed=YY unreachable=AA failed=BB
Log Managementのリストア
切り戻し実施後は、更新前に取得していたバックアップからLog Managementをリストアします。リストア手順は「12.8 Log managementのリストア」を参照してください。