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Big Data Integration ServerV1.3.0 加工編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

B.5 統合コマンドのメモリ見積り式

統合コマンドを使用する場合のメモリ見積りについて、説明します。

統合コマンドを使用する場合は、呼び出す機能(統合定義ファイルのシナリオ定義部に定義した機能)のメモリ使用量を考慮する必要があります。

呼び出す機能のメモリ使用量に、以下の見積り式で算出した値を加算してください。

見積り式

8 + E1 + E2 + P

記号の説明

変数

意味

単位

E1

統合定義ファイルサイズ

メガバイト

E2

可変項目定義ファイルサイズ

メガバイト

P

呼び出す機能のメモリ使用量

メガバイト

見積り例1

処理を順番に実行する場合(Replace1→Select1→Sort1の順番に実行する場合)

<DataEffector>
:
 <Scenario Name="Scenario1">
  <StepGroup Type="serial">
    <Step>Replace1</Step>
    <Step>Select1</Step>
    <Step>Sort1</Step>
  </StepGroup>
 </Scenario>
</DataEffector>

変動要因が以下の条件の場合

変数

意味

数値例

E1

統合定義ファイルサイズ

0.5メガバイト

E2

可変項目定義ファイルサイズ

0.1メガバイト

P

処理を順番に実行する場合は、各処理の最大値

  • Replace1のメモリ使用量:254.0メガバイト

  • Select1のメモリ使用量:225.0メガバイト

  • Sort1のメモリ使用量:671.0メガバイト

671.0メガバイト

   8 + 0.5 +  0.1 + max( 254.0 , 225.0 , 671.0)
     = 8.6 + 671.0
     = 679.6メガバイト

見積り例2

処理を同時に実行する場合(Replace1とSelect1とSort1を同時に実行する場合)

<DataEffector>
:
 <Scenario Name="Scenario2">
  <StepGroup Type="parallel">
    <Step>Replace1</Step>
    <Step>Select1</Step>
    <Step>Sort1</Step>
  </StepGroup>
 </Scenario>
</DataEffector>

変動要因が以下の条件の場合

変数

意味

数値例

E1

統合定義ファイルサイズ

0.5メガバイト

E2

可変項目定義ファイルサイズ

0.1メガバイト

P

処理を同時に実行する場合は、各処理の合計値

  • Replace1のメモリ使用量:254.0メガバイト

  • Select1のメモリ使用量:225.0メガバイト

  • Sort1のメモリ使用量:671.0メガバイト

1150.0メガバイト

   8 + 0.5 + 0.1 + sum( 6.0 + 7.0 + 80.0)
   = 8.6 + 1150.0
   = 1158.6メガバイト