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Big Data Integration ServerV1.3.0 加工編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

3.2.2 キーで仕分ける

1回のソート処理に1つのキーとなる項目を指定し、結果を複数のファイルに出力できます。仕分ける条件が1つで、結果の出力ファイル数が不定の場合は、本機能を使用します。

キー仕分け条件は、以下のいずれかのインターフェースに指定します。

キー仕分け機能では、キーを指定するだけで、その値に応じて結果が仕分けられて、結果ファイル名も自動的に付加されます。


従業員のデータを、出身地コードをキーにして別々のファイルに仕分ける例を示します。

入力ファイル

"ID","名前","勤務地","出身地コード","出身地"
"101010","井上一郎","本社","01","東京"
"151515","林田高","横浜ビル","02","神奈川"
"123456","田中刑事","沼津工場","01","東京"
"123657","高島一郎","横浜ビル","02","神奈川"
"180120","鈴木一郎","本社","01","東京"
"202005","加藤サマンサ","沼津工場",,"米国"

ソート条件

OCondition
(ソート式)
$出身地コード
AlternativeName
(ファイル名の代替文字)
指定なし

出力結果

3つのファイルに仕分けられます。

DE_01.csv

"ID","名前","勤務地","出身地コード","出身地"
"101010","井上一郎","本社","01","東京"
"123456","田中刑事","沼津工場","01","東京"
"180120","鈴木一郎","本社","01","東京"

DE_02.csv

"ID","名前","勤務地","出身地コード","出身地"
"151515","林田高","横浜ビル","02","神奈川"
"123657","高島一郎","横浜ビル","02","神奈川"

DE_###.csv

"ID","名前","勤務地","出身地コード","出身地"
"202005","加藤サマンサ","沼津工場",,"米国"

仕分けキーがNULLのため、ファイル名が“DE_###”になります。


ポイント

  • キー仕分けの場合、キーの値(上記の場合、01,02...)を条件式に指定する必要はなく、仕分けの数(上記の場合、3つ)を指定する必要もありません。

  • 出力結果ファイル名には、自動的に仕分けキーの値が付与されます。
    キー値がNULLで、ファイル名の代替文字を指定しない場合、結果ファイル名は「DE_###.csv」となります。代替ファイル名を指定したい場合は、sort用動作環境ファイルのAlternativeNameパラメタに指定します。

    AlternativeName
    (ファイル名の代替文字)
    KEY
    結果ファイル名
    • DE_01.csv

    • DE_02.csv

    • DE_KEY.csv

  • 結果ファイルの命名規約については、“リファレンス集”の“ sort用動作環境ファイル”を参照してください。

参照