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Interstage List Creator V11.0.0 PDF変換機能編
FUJITSU Software

2.7.3 パスワード設定機能

SMTPサーバセクション設定名とSMTP認証パスワードを、SMTP認証パスワードファイルに格納します。

SMTPサーバセクション設定名をコマンドオプションで指定し、SMTP認証パスワードを対話形式で指定します。

指定したSMTPサーバセクション設定名がSMTP認証パスワードファイルに存在しない場合、新規にSMTPサーバセクション設定名とSMTP認証パスワードを追加します。この場合、対話形式で下記の入力を求めます。

指定したSMTPサーバセクション設定名がSMTP認証パスワードファイルに存在する場合は、該当セクション設定名のパスワードを更新します。この場合、対話形式で以下の入力を求めます。

記述形式

コマンド

オプション

lcmlfsetpasswd

-s SMTPサーバセクション設定名

例)SMTPサーバセクション設定名(server1)のパスワードを設定する場合
lcmlfsetpasswd -s server1
オプション
-s SMTPサーバセクション設定名

SMTPサーバセクション設定名の文字列長は1~4000バイトです。

指定可能な文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。

文字列長が1バイト未満または4000バイトを超過している場合や、指定不可能な文字種が指定されている場合は異常終了になります。

SMTP認証パスワード(対話形式)

文字列長は1~100バイトです。入力可能な文字種は、半角英数字および半角記号(Unicodeで0020~007E)です。

文字列長が1バイト未満または100バイトを超過している場合や、指定不可能な文字種が指定されている場合は不正な値とみなされます。

注意事項
  • 本機能を実行すると、SMTP認証パスワードファイルの格納先ディレクトリに、以下のファイル名でバックアップファイルが作成されます。

      "SMTP認証パスワードファイル名"+".bak"

    バックアップファイルは、正常終了時に削除されますが、SMTP認証パスワードファイルの書き出し中に異常終了したときには残存します。異常終了時には、バックアップファイルの名前を変更するか、削除してください。

    SMTP認証パスワードファイルの格納先ディレクトリについては、以下を参照してください。

    ⇒“2.7.5 SMTP認証パスワード設定コマンドが作成するファイル

  • 以下のいずれかの場合、コマンドの実行結果が異常終了となります。

    • 識別用文字列ファイルまたはSMTP認証パスワードファイルの、どちらか一方のファイルのみ存在する場合

    • 識別用文字列ファイルおよびSMTP認証パスワードファイルが、両方とも存在しない場合

    • 「設定済みSMTP認証パスワード」の入力で、3回連続して誤った値を指定した場合

    • 「新しいSMTP認証パスワード」の入力で、3回連続して不正な値を指定した場合

    • 「新しいSMTP認証パスワード」の再入力で、3回連続して誤った値を指定した場合

    • 実行時にSMTP認証パスワードファイルと同一ディレクトリに、以下のバックアップファイルが存在する場合

      "SMTP認証パスワードファイル名"+".bak"ファイル

  • 特定のSMTP認証パスワードのみを削除することはできません。以下の手順で、必要なSMTP認証パスワードを再度設定してください。

    1. 環境削除機能でファイルを削除する

    2. 環境作成機能で環境を作成する

    3. パスワード設定機能でSMTP認証パスワードを設定する

  • 入力するSMTP認証パスワードは画面に表示されません。

実行結果

正常終了時に、暗号化されたSMTPサーバセクション設定名、およびSMTP認証パスワードを、SMTP認証パスワードファイルに設定します。

SMTP認証パスワードの対話形式での出力メッセージは、以下のとおりです。

メッセージと意味
  • The specified section is already registered. The password will be updated.
    Enter the old password:

    指定されたSMTPサーバセクション設定名は既に登録されています。SMTP認証パスワードを更新します。
    設定済みSMTP認証パスワードを入力してください。

  • Enter the new password:

    新しいSMTP認証パスワードを入力してください。

  • Re-enter the new password:

    新しいSMTP認証パスワードを再度入力してください。


コマンド終了時には、以下のメッセージのいずれかが表示されます。

メッセージと意味
  • Password was set successfully.

    SMTP認証パスワードの設定に成功しました。

  • Failed to set password.

    SMTP認証パスワードの設定に失敗しました。

  • Password was set successfully, but backup file removal failed.

    SMTP認証パスワードの設定に成功しましたが、バックアップファイルの削除に失敗しました。