マルチコネクタ連携機能は、1 回の出力処理で、複数の出力先(共通サーバ)に対して同じ帳票を出力する機能です。
以下に、複数出力先への同時出力の仕組みについて説明します。
図1.2 複数出力先への同時出力
ユーザアプリケーションで、同時出力を実行します。
同時出力の実行時に帳票出力の処理種別(同期/非同期)を指定できます。
帳票出力の処理種別については、以下を参照してください。
⇒ “2.1 帳票出力の処理種別”
アプリケーションサーバ上のList Creator は、帳票編集サーバに対して帳票の同時出力を依頼します。
帳票編集サーバ上のList Creator は、帳票編集サーバ上での電子保存の実行および指定された共通サーバに対して帳票の資源を転送し、印刷処理を実行します。
共通サーバ上のList Creator は、転送された帳票資源をもとに帳票を印刷します。
*1:
アプリケーションサーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票を印刷する場合、「帳票の転送指定」を「帳票を転送する」
に指定して同時出力を実行する必要があります。
*2:
帳票編集サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票を電子保存する場合、「帳票の転送指定」を「配置済みの帳票を
使用する」に指定して同時出力を実行する必要があります。
*3:
共通サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票を印刷する場合、「帳票の転送指定」を「配置済みの帳票を使用す
る」に指定して同時出力を実行する必要があります。
注意
複数出力先への同時出力を行う場合、指定できる出力方法は「印刷」のみです。
ただし、出力先としてリスト管理サーバ(List Worksが動作する帳票編集サーバ)を指定した場合、電子保存もできます。
ポイント
「帳票の転送指定」の詳細は、以下を参照してください。
⇒ “3.3 帳票定義情報の配置先”