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Interstage List Works V10.3.3 保守手引書
FUJITSU Software

1.5.2 リスト管理サーバにおける保管フォルダの帳票の削除

リスト管理サーバで不要な帳票を削除する場合は、以下の方法が利用できます。

参考

  • Webクライアントにおいてポーリング印刷を行っている場合、ポーリング印刷済みの帳票は定期的に削除するようにしてください。ポーリング印刷を行うために監視する保管フォルダに、ポーリング印刷が完了した帳票が多く残っていると、ポーリング印刷の性能が劣化する場合があります。

  • ポーリング印刷が完了した帳票については、操作ログ/実行履歴を確認してください。

    操作ログ/実行履歴については、“メッセージ集”を参照してください。

(1) リストナビを利用する方法

リストナビの画面上で、確認しながら帳票を削除することができます。

削除操作の詳細については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

クライアント機能オートメーションのメソッドを利用し、他のアプリケーションから実行することも可能です。

クライアント機能オートメーションの詳細は、“APIリファレンス”を参照してください。

(2) Webクライアントを利用する方法

Webクライアントの画面上で、確認しながら帳票を削除することができます。

削除操作の詳細については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

(3) リストクリーナ - サーバを利用する方法 <Windows版のみ>

削除する帳票数が非常に多く、手動での削除操作が困難な場合は、リストクリーナ-サーバを利用する方法があります。

リストクリーナ - サーバを利用して、以下の条件をすべて満たす帳票を一括削除します。

なお、リストクリーナ - サーバが、スタートメニューから不用意に実行されることを防止したい場合は、スタートメニューから削除してください。

注意

  • リストクリーナ - サーバは、管理者が実行してください。

  • リストクリーナ - サーバは、定期的に自動実行して有効期限が過ぎた帳票を自動削除することを想定しているため、削除時に確認メッセージは表示されません。

  • リストクリーナ - サーバは、ほかの利用者がList Worksを使用していないことを確認してから実行してください。ほかの利用者が使用している場合、印刷データが削除できないことがあります。

  • 削除対象の帳票が100,000を超えた場合、100,000帳票までを削除します。このとき、操作ログに警告を出力します。リストクリーナ - サーバを再度実行することで、残りの帳票を削除できます。

  • リストクリーナ - サーバのログは、操作ログに出力されます。


リストクリーナ - サーバの自動実行

リストクリーナ - サーバの実行コマンドF5CWDSDL.EXEコマンドを、タスクやATコマンドを利用し実行させることにより、不要な帳票を定期的に自動削除することが可能です。

F5CWDSDL.EXEコマンドは、管理者で実行できます。

F5CWDSDL.EXEコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
タスクやATコマンドを用いて、定期実行を行う方法については、“Windowsシステムのマニュアル”を参照してください。

(4) lvatdellコマンドを利用する方法 <Solaris版のみ>

lvatdellコマンドを利用して、指定したディレクトリ配下において、以下の条件をすべて満たす帳票を自動削除することができます。

注意

  • lvatdellコマンドは、スーパーユーザが実行してください。

  • lvatdellコマンドは、ほかの利用者がList Worksを使用していないことを確認してから実行してください。ほかの利用者が使用している場合、印刷データの削除ができないことがあります。


lvatdellコマンドによる、帳票の定期的な自動削除

lvatdellコマンドを、Solaris システム起動時や定刻に実行するよう登録することにより、定期的な帳票の自動削除が行えます。

使用例

平日(月~金)の朝8時、以下の保管フォルダに対して不要な帳票の自動削除をするように、Solaris システムに登録します。

対象ディレクトリ

/cyohyo/eigyo/eigyo1

営業一課用 保管フォルダ

/cyohyo/eigyo/eigyo2および配下のディレクトリすべて

営業二課用 保管フォルダ、および配下の保管フォルダすべて


rootのcrontabファイルを作成し、crontabコマンドで登録します。ファイルには以下のように記述します。

コマンドの登録の方法、およびcrontabコマンドの詳細については、“Solarisシステムのマニュアル”を参照してください。

(5) lvdellstコマンドを利用する方法 <Solaris版のみ>

lvdellstコマンドを利用して、指定したファイル名の帳票を削除することができます。

リスト管理サーバ上の帳票を、ファイル名を指定することにより個々に削除できます。また、ファイル名指定による帳票削除ツールとして組み込むことも可能です。

lvdellstコマンドの使用方法については“コマンドリファレンス”を参照してください。
使用例

営業一課用の保管フォルダ(/cyohyo/eigyo/営業一課)に登録しているファイル名「D96C2412-3714A922」の帳票を削除します。

# lvdellst -u/cyohyo/eigyo/営業一課/D96C2412-3714A922