受信フォルダを監視することにより、List Worksで行われる以下の処理の状態を確認することができます。
印刷データの受信
帳票の振り分け
受信フォルダの追加、削除、および変更
受信フォルダ内の帳票に対する削除処理
この節では、以下の監視方法について説明します。
リストナビによる受信フォルダの状態監視
リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴による受信フォルダの状態監視
List Worksサーバのイベントログによる受信フォルダの状態監視(Windows版のみ)
List Worksサーバのシステムログによる受信フォルダの状態監視(Solaris版のみ)
受信フォルダの監視で異常を検出した場合は、異常が発生した処理の特定と帳票状態を確認し、帳票の再送信、再振り分け等の対処をします。
受信フォルダの監視中に異常が検出された場合の対処は、“3.1.1 印刷データの登録時に異常が発生した場合の対処”を参照してください。 |
リストナビで受信フォルダを選択すると、現在、その受信フォルダで処理が行われている帳票、または、何らかの異常が発生した帳票について、帳票名と状態を一覧表示することができます。
帳票一覧に「状態」を示す項目が存在しない場合は、表示する項目として追加できます。
リストナビでフォルダの表示項目を追加する操作については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。 |
ただし、リストナビの帳票一覧に表示されるのは、「格納中」「振り分け中」「変換エラー」「異常」など、処理状態の概要のみです。
詳細な受信フォルダの状態を確認する場合、または既に処理が完了し、リストナビでは表示されていない帳票における異常を調べる場合は、以下を調査する必要があります。
リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴
List Worksサーバのイベントログ(Windows版の場合)
List Worksサーバのシステムログ(Solaris版の場合)
(2) リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴による受信フォルダの状態監視
リスト管理サーバの操作ログ(Windows版)、または実行履歴(Solaris版)により、受信フォルダに関する以下の処理状態を監視することができます。
処理 | Windows版 | Solaris版 |
---|---|---|
帳票の受信 | ○ | ○ |
帳票の振り分け | ○ | ○ |
帳票の再振り分け(Windows版のみ) | ○ | - |
受信フォルダの作成、削除 | ○ | ○ |
受信フォルダのプロパティ変更 | ○ | ○ |
受信フォルダの帳票の削除 | ○ | ○ |
受信フォルダの一覧の印刷 | ○ | ○ |
受信フォルダの一覧のファイル出力 | ○ | ○ |
○:出力する
×:出力しない
-:該当なし
リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴の中から、受信フォルダに関する処理の結果を検索する場合は「フォルダ種別」に“受信”が設定された操作ログで確認できます。
年月日 ,時分秒 ,フォルダ種別,処理種別,ユーザID,ステータス,…
:
2008/11/15,10:15:23,受信 ,受信 ,root ,情報 ,…
:
リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴の格納場所、概要、および採取される操作ログ/実行履歴の形式については、“メッセージ集”を参照してください。 |
(3) List Worksサーバのイベントログによる受信フォルダの状態監視 <Windows版のみ>
List Worksサーバのイベントログにより、振り分け処理の結果を監視することができます。
List Worksサーバのイベントログの形式については、“メッセージ集”を参照してください。 |
(4) List Worksサーバのシステムログによる受信フォルダの状態監視 <Solaris版のみ>
List Worksサーバのシステムログにより、振り分け処理の結果を監視することができます。
List Worksサーバのシステムログの形式については、“メッセージ集”を参照してください。 |