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Interstage List Works V10.3.3 保守手引書
FUJITSU Software

3.1.1 印刷データの登録時に異常が発生した場合の対処

印刷データの登録時に異常が発生した場合の対処は、扱う帳票の種類により以下のように分類されます。

各環境において、印刷データの登録時に異常が発生した場合の対処について説明します。


(1) Windows版において、富士通ホスト帳票をFNA通信形態の分散印刷運用で扱う場合

FNA通信形態の分散印刷運用で富士通ホストを扱う場合、印刷データの登録時に異常が発生したときに、行うべき作業を以下に示します。


異常の原因を調査し、取り除く

受信フォルダで異常となる場合には、おもに以下の原因が考えられます。

  • ホスト連携プレミアムの帳票管理サービスの画面で、受信フォルダに対応するあて先の属性の変更を行った

  • 振り分け先フォルダが存在しない

  • 振り分け先フォルダへのアクセス権がない


異常の原因を、各種ログ情報により調査します。

振り分けエラーの詳細は、リスト管理サーバの受信フォルダの操作ログで確認できますが、振り分けエラー以外のエラーは、List Worksサーバのイベントログを参照してください。

List Worksサーバのイベントログ、およびリスト管理サーバの受信フォルダの操作ログについては、“メッセージ集”を参照してください。

参考

イベントIDは、イベントログの情報として出力されます。以下のイベントIDが発行された場合は、その直前にエラー原因の詳細なイベントが発行されます。直前のイベントに従って対処してください。

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3103

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3730

上記以外の、分類:(6)のイベントが発行された場合は、メッセージに従って対処してください。


受信フォルダの帳票を再振り分け

受信フォルダに印刷データが残っている場合は、リストナビで帳票を再振り分けします。

帳票を再振り分けする方法については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

ただし、帳票形式の変換エラーの場合には、再振り分けを実施しても振り分けられません。その場合には、リスト管理サーバの操作ログを調査し、印刷データからエラーの原因を取り除いてください。エラー原因を取り除いたあと、印刷データの再登録を行ってください。


印刷データの再登録

受信フォルダに印刷データが残っていない場合は、帳票出力元において印刷データの登録をやり直します。帳票登録の成功・失敗は、操作ログに出力されます。この情報からどの帳票が失敗したか判断することができます。


(2) Windows版において、富士通ホスト帳票をTCP/IP通信形態の分散印刷運用で扱う場合

TCP/IP通信形態の分散印刷運用で富士通ホスト帳票を扱う場合、印刷データの登録時に異常が発生したときに、行うべき作業を以下に示します。


異常の原因を調査し、取り除く

受信フォルダで異常となる場合には、主に以下の原因が考えられます。

  • 振り分け先フォルダが存在しない

  • 振り分け先フォルダへのアクセス権がない


異常の原因を、各種ログ情報により調査します。

振り分けエラーの詳細は、リスト管理サーバの受信フォルダの操作ログで確認できますが、振り分けエラー以外のエラーは、List Worksサーバのイベントログを参照してください。

List Worksサーバのイベントログ、およびリスト管理サーバの受信フォルダの操作ログについては、“メッセージ集”を参照してください。

参考

イベントIDは、イベントログの情報として出力されます。以下のイベントIDが発行された場合は、その直前にエラー原因の詳細なイベントが発行されます。直前のイベントに従って対処してください。

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3103

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3730

上記以外の、分類:(6)のイベントが発行された場合は、メッセージに従って対処してください。


受信フォルダの帳票を再振り分け

受信フォルダに印刷データが残っている場合は、リストナビで帳票を再振り分けします。

帳票を再振り分けする方法については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

ただし、帳票形式の変換エラーの場合には、再振り分けを実施しても振り分けられません。その場合には、リスト管理サーバの操作ログを調査し、印刷データからエラーの原因を取り除いてください。エラー原因を取り除いたあと、印刷データの再登録を行ってください。


印刷データの再登録

受信フォルダに印刷データが残っていない場合は、帳票出力元において印刷データの登録をやり直します。帳票登録の成功・失敗は、操作ログに出力されます。この情報からどの帳票が失敗したか判断することができます。


(3) Windows版において、富士通ホスト帳票をファイル転送運用で扱う場合

ファイル転送運用で富士通ホスト帳票を扱う場合、印刷データの登録時に異常が発生したとき、行うべき作業を以下に示します。


異常の原因を調査し、取り除く

受信フォルダで異常となる場合には、主に以下の原因が考えられます。

  • 振り分け先フォルダが存在しない

  • 振り分け先フォルダへのアクセス権がない


異常の原因を、各種ログ情報により調査します。

振り分けエラーの詳細は、リスト管理サーバの受信フォルダの操作ログで確認できますが、振り分けエラー以外のエラーは、List Worksサーバのイベントログを参照してください。

List Worksサーバのイベントログ、およびリスト管理サーバの受信フォルダの操作ログについては、“メッセージ集”を参照してください。

参考

イベントIDは、イベントログの情報として出力されます。以下のイベントIDが発行された場合は、その直前にエラー原因の詳細なイベントが発行されます。直前のイベントに従って対処してください。

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3103

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3730

上記以外の、分類:(6)のイベントが発行された場合は、メッセージに従って対処してください。


受信フォルダの帳票を再振り分け

受信フォルダに印刷データが残っている場合は、リストナビで帳票を再振り分けします。

帳票を再振り分けする方法については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

ただし、帳票形式の変換エラーの場合には、再振り分けを実施しても振り分けられません。その場合には、リスト管理サーバの操作ログを調査し、印刷データからエラーの原因を取り除いてください。エラー原因を取り除いたあと、印刷データの再登録を行ってください。


印刷データの再登録

受信フォルダに印刷データが残っていない場合は、帳票出力元において印刷データの登録をやり直します。帳票登録の成功・失敗は、操作ログに出力されます。この情報からどの帳票が失敗したか判断することができます。


(4) Windows版において、オープン帳票を扱う運用の場合

オープン帳票を扱う運用で、印刷データの登録時に異常が発生した場合、行うべき作業を以下に示します。


異常の原因を調査し、取り除く

受信フォルダで異常となる場合には、主に以下の原因が考えられます。

  • 振り分け先フォルダが存在しない

  • 振り分け先フォルダへのアクセス権がない


表示されるメッセージ、および各種ログ情報により異常の原因を調査します。

振り分けエラーの詳細は、リスト管理サーバの受信フォルダの操作ログで確認できますが、振り分けエラー以外のエラーは、List Worksサーバのイベントログ、またはオープン帳票登録時のログ情報を参照してください。

List Worksサーバのイベントログ、オープン帳票登録時の操作ログ、およびリスト管理サーバの受信フォルダの操作ログについては、“メッセージ集”を参照してください。

参考

イベントIDは、イベントログの情報として出力されます。以下のイベントIDが発行された場合は、その直前にエラー原因の詳細なイベントが発行されます。直前のイベントに従って対処してください。

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3103

  • ソース:List Works、分類:(6)、イベントID:3730

上記以外の、分類:(6)のイベントが発行された場合は、メッセージに従って対処してください。

また、List Creator帳票、NetCOBOL/MeFt帳票を扱う運用の場合は、登録時のエラーによりメッセージが出力されます。メッセージに表示される通知コードがエラー原因の調査に利用できます。

List Creator帳票、NetCOBOL/MeFt帳票の登録時に出力されるメッセージについては、“メッセージ集”を参照してください。

印刷データの再登録

異常の原因を取り除いた後、帳票出力元において印刷データの登録をやり直します。


(5) Solaris 版において、富士通ホスト帳票をファイル転送運用で扱う場合

Solaris 版において、富士通ホスト帳票をファイル転送運用で扱う場合は、lvrcvlstコマンドにより印刷データの登録を行います。

印刷データの登録(lvrcvlstコマンド)における異常の発生は、エラーメッセージにより通知されます。また、リスト管理サーバの実行履歴により確認することもできます。

以下にlvrcvlstコマンドによる登録が異常終了した例を示します。

# lvrcvlst
UX:lvrcvlst:エラー:1902:印刷データの登録に失敗しました.

lvrcvlstコマンドによる印刷データの登録時にエラーが発生した場合、行うべき対処の手順を以下に示します。


異常の原因を調査し、取り除く

リスト管理サーバに採取される以下の各ログファイル、およびエラーメッセージにより、異常の原因を調査し対処します。

  • リスト管理サーバの実行履歴

    リスト管理サーバの実行履歴の詳細については、“メッセージ集”を参照してください。
  • List Worksサーバのシステムログ

    List Worksサーバのシステムログについては、“メッセージ集”を参照してください。
    エラーメッセージについては、“メッセージ集”を参照してください。

参考

印刷データの登録をlvrcvlstコマンドにおいて -lオプションを指定して行う場合は、登録の実行結果はリスト管理サーバの実行履歴ファイルに出力されます。-lオプションを指定しない場合は、実行結果は画面に出力されます。


印刷データを復元(再登録)する

異常の原因を取り除いた後、lvretrylコマンドにより、印刷データを復元 (再登録)します。

# lvretryl

lvretrylコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

注意

lvretrylコマンドによる印刷データの復元(再登録)は、帳票の登録時に入力するlvrcvlstコマンドにおいて-lオプションを指定した場合にのみ有効となります。-lオプションを指定していなかった場合は、lvrcvlstコマンドにより再度、印刷データの登録をやり直してください。


登録エラーの解除を確認する

画面上のメッセージ、およびリスト管理サーバの実行履歴により、異常の解除を確認します。

以下にlvretrylコマンドによる帳票の復元が正常終了した場合の例を示します。

# lvretryl
UX:lvretryl:情報:2000:印刷データの復元依頼が完了しました.

(6) Solaris 版において、富士通ホスト帳票を分散印刷運用で扱う場合

Solaris 版で、富士通ホスト帳票を分散印刷運用により扱う運用において、印刷データの登録時に異常が発生した場合、行うべき対処の手順を以下に示します。

手順1異常の原因を調査し、取り除く

リスト管理サーバに採取される以下の各ログファイル、およびエラーメッセージにより、異常の原因を調査し対処します。

  • リスト管理サーバの実行履歴

    リスト管理サーバの実行履歴の詳細については、“メッセージ集”を参照してください。
  • List Worksサーバのシステムログ

    List Worksサーバのシステムログについては、“メッセージ集”を参照してください。
    エラーメッセージについては、“メッセージ集”を参照してください。

手順2:ホスト帳票受信サービスにおいて再登録を実施する

印刷データの登録において異常が発生した場合は、ホスト帳票受信サービスに印刷データが残ります。

異常の原因を取り除いた後、ホスト帳票受信サービスにおいて再登録を実施します。

ホスト帳票受信サービスにおける再登録処理の方法については、“ホスト帳票受信サービス手引書”を参照してください。

(7) Solaris版において、オープン帳票を扱う運用の場合

Solaris版で、オープン帳票を扱う運用において、印刷データの登録時に異常が発生した場合、行うべき対処の手順を以下に示します。


異常の原因を調査し、取り除く

リスト管理サーバに採取される以下の各ログファイル、およびエラーメッセージにより、異常の原因を調査し対処します。

  • リスト管理サーバの実行履歴

    リスト管理サーバの実行履歴の詳細については、“メッセージ集”を参照してください。
  • オープン帳票登録時のログ情報

    オープン帳票登録時のログ情報については、“メッセージ集”を参照してください。
  • List Worksサーバのシステムログ

    List Worksサーバのシステムログについては、“メッセージ集”を参照してください。
    エラーメッセージについては、“メッセージ集”を参照してください。

また、List Creator帳票、NetCOBOL/MeFt帳票を扱う運用の場合は、登録時のエラーによりメッセージが出力されます。メッセージに表示される通知コードがエラー原因の調査に利用できます。

List Creator帳票、NetCOBOL/MeFt帳票の登録時に出力されるメッセージについては、“メッセージ集”を参照してください。

印刷データを再送信する

受信フォルダに印刷データが残っていない場合、異常の原因を取り除いた後、帳票出力元において印刷データの登録をやり直します。


印刷データを復元(再登録)する

受信フォルダに印刷データが残っている場合、異常の原因を取り除いた後、lvretrylコマンドにより、印刷データを復元 (再登録)します。

# lvretryl

lvretrylコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

登録エラーの解除を確認する

画面上のメッセージ、およびリスト管理サーバの実行履歴により、異常の解除を確認します。

以下にlvretrylコマンドによる帳票の復元が正常終了した場合の例を示します。

# lvretryl
UX:lvretryl:情報:2000:印刷データの復元依頼が完了しました.

(8) 登録エラー/登録エラー解除の通知<Solaris版のみ>

富士通ホスト帳票、オープン帳票とも、登録エラーが発生した場合、スーパーユーザに対して、以下のメールが発信されます。

<List Works>
  The registration error of the Forms-Data occurs. 
  Please confirm the content of the Loging-File and do the processing of
  re-registration.

登録エラーを解除すると、スーパーユーザに対して、以下のメールが発信されます。

<List Works>
  The registration error of the Forms-Data was released.

注意

  • メールはmailコマンドで送信されるため、メール環境が正しく設定されていない場合には登録処理が遅延することがあります。

  • メールボックスの枯渇を防ぐため、受信したメールは定期的に削除してください。

    メールに関しては、“Solarisシステムのマニュアル”を参照してください。