保管フォルダを監視することにより、List Worksで行われる以下の処理の状態を確認することができます。
帳票の登録
保管フォルダの帳票に対する各種処理
(表示、ローカル印刷、データ変換、PDF変換、名前を付けて保存、帳票情報の変更など)
保管フォルダの帳票の移動、複写、削除
保管フォルダの追加、削除、移動、複写、および保管フォルダ名の変更
この節では、以下の監視方法について説明します。
リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴による保管フォルダの状態監視
List Worksサーバのイベントログによる保管フォルダの状態監視(Windows版のみ)
List Worksサーバのシステムログによる保管フォルダの状態監視(Solaris版のみ)
監視している保管フォルダで異常を検出した場合は、リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴をもとに、異常が発生した処理の特定と原因の調査、および原因の取り除き等の対処をします。
(1) リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴による保管フォルダの状態監視
リスト管理サーバの操作ログ(Windows版)、または実行履歴(Solaris版)により、保管フォルダに関する以下の処理状態を監視することができます。
処理 | Windows版 | Solaris版 |
---|---|---|
保管フォルダの帳票の登録 | ○ | ○ |
抜き出し検索ファイルの作成 | × | ○ |
オーバレイの世代管理 | × | ○ |
保管フォルダの帳票の表示 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の連結表示 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のPDF表示、PDF保存 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の上書き保存 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のローカル印刷 | ○ | ○ |
保管フォルダの一覧の印刷 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票を検索 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の検索結果をローカル印刷 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の帳票項目を保存 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の抜き出し検索範囲を保存 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のオーバレイ位置を調整 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のデータ変換 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の検索結果をデータ変換 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のデータをコピー | ○ | ○ |
保管フォルダの一覧のファイル出力 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票を、名前を付けて保存 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の絞り込み(ページ、検索、記入) | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の絞り込み解除 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のメール送信 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のPDF変換 | ○ | ○ |
リストクリーナによる帳票の削除(Windows版のみ) | ○ | - |
lvatdellコマンドによる帳票の削除(Solaris版のみ) | - | ○ |
保管フォルダの帳票の帳票情報を変更 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票の移動、複写、削除 | ○ | ○ |
保管フォルダの作成、削除 | ○ | ○ |
保管フォルダの変名、移動、複写 | ○ | ○ |
保管フォルダのプロパティ変更 | ○ | ○ |
保管フォルダのアクセス権のインポート | ○ | ○ |
保管フォルダのアクセス権のエクスポート | ○ | ○ |
保管フォルダのアクセス権の設定 | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のアクセス権をインポート | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のアクセス権をエクスポート | ○ | ○ |
保管フォルダの帳票のアクセス権を設定 | ○ | ○ |
○:出力する
×:出力しない
-:該当なし
リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴の中から、保管フォルダに関する処理の結果を検索する場合は「フォルダ種別」に“保管”が設定された操作ログ/実行履歴を確認します。
年月日 ,時分秒 ,フォルダ種別,処理種別,ユーザID,ステータス,…
:
2008/11/15,10:15:23,保管 ,移動 ,root ,情報 ,…
:
リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴の格納場所、概要、および採取される操作ログ/実行履歴の形式については、“メッセージ集”を参照してください。 |
(2) List Worksサーバのイベントログによる保管フォルダの状態監視 <Windows版のみ>
List Worksサーバのイベントログにより、帳票の登録処理の結果を監視することができます。
List Worksサーバのイベントログの形式については、“メッセージ集”を参照してください。 |
(3) List Worksサーバのシステムログによる保管フォルダの状態監視 <Solaris版のみ>
帳票の登録時に異常が発生した場合、システムログにメッセージが出力されます。
システムログに格納されるエラーメッセージは、以下のような形式をしています。
システムログの格納場所、および概要については、“メッセージ集”を参照してください。 |
システムログにメッセージが出力されているかどうかを、定期的に確認することにより、帳票の登録処理で発生する異常の監視をすることができます。異常の詳細な原因を調査するためには、実行履歴を確認します。