ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V10.3.3 保守手引書
FUJITSU Software

1.1.2 保管フォルダの監視

保管フォルダを監視することにより、List Worksで行われる以下の処理の状態を確認することができます。

この節では、以下の監視方法について説明します。

監視している保管フォルダで異常を検出した場合は、リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴をもとに、異常が発生した処理の特定と原因の調査、および原因の取り除き等の対処をします。


(1) リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴による保管フォルダの状態監視

リスト管理サーバの操作ログ(Windows版)、または実行履歴(Solaris版)により、保管フォルダに関する以下の処理状態を監視することができます。

処理

Windows版

Solaris版

保管フォルダの帳票の登録

抜き出し検索ファイルの作成

×

オーバレイの世代管理

×

保管フォルダの帳票の表示

保管フォルダの帳票の連結表示

保管フォルダの帳票のPDF表示、PDF保存

保管フォルダの帳票の上書き保存

保管フォルダの帳票のローカル印刷

保管フォルダの一覧の印刷

保管フォルダの帳票を検索

保管フォルダの帳票の検索結果をローカル印刷

保管フォルダの帳票の帳票項目を保存

保管フォルダの帳票の抜き出し検索範囲を保存

保管フォルダの帳票のオーバレイ位置を調整

保管フォルダの帳票のデータ変換

保管フォルダの帳票の検索結果をデータ変換

保管フォルダの帳票のデータをコピー

保管フォルダの一覧のファイル出力

保管フォルダの帳票を、名前を付けて保存

保管フォルダの帳票の絞り込み(ページ、検索、記入)

保管フォルダの帳票の絞り込み解除

保管フォルダの帳票のメール送信

保管フォルダの帳票のPDF変換

リストクリーナによる帳票の削除(Windows版のみ)

lvatdellコマンドによる帳票の削除(Solaris版のみ)

保管フォルダの帳票の帳票情報を変更

保管フォルダの帳票の移動、複写、削除

保管フォルダの作成、削除

保管フォルダの変名、移動、複写

保管フォルダのプロパティ変更

保管フォルダのアクセス権のインポート

保管フォルダのアクセス権のエクスポート

保管フォルダのアクセス権の設定

保管フォルダの帳票のアクセス権をインポート

保管フォルダの帳票のアクセス権をエクスポート

保管フォルダの帳票のアクセス権を設定

○:出力する
×:出力しない
-:該当なし


リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴の中から、保管フォルダに関する処理の結果を検索する場合は「フォルダ種別」に“保管”が設定された操作ログ/実行履歴を確認します。

年月日    ,時分秒  ,フォルダ種別,処理種別,ユーザID,ステータス,…
                        :
 2008/11/15,10:15:23,保管        ,移動    ,root     ,情報      ,…
                        :

リスト管理サーバの操作ログ/実行履歴の格納場所、概要、および採取される操作ログ/実行履歴の形式については、“メッセージ集”を参照してください。

(2) List Worksサーバのイベントログによる保管フォルダの状態監視 <Windows版のみ>

List Worksサーバのイベントログにより、帳票の登録処理の結果を監視することができます。

List Worksサーバのイベントログの形式については、“メッセージ集”を参照してください。

(3) List Worksサーバのシステムログによる保管フォルダの状態監視 <Solaris版のみ>

帳票の登録時に異常が発生した場合、システムログにメッセージが出力されます。

システムログに格納されるエラーメッセージは、以下のような形式をしています。

システムログの格納場所、および概要については、“メッセージ集”を参照してください。

システムログにメッセージが出力されているかどうかを、定期的に確認することにより、帳票の登録処理で発生する異常の監視をすることができます。異常の詳細な原因を調査するためには、実行履歴を確認します。