Web連携は、List Works帳票をWeb環境で閲覧する機能です。
利用者は、Webクライアント(Webブラウザ)からList WorksのWeb連携(Webゲートウェイサーバ)に接続することにより、リスト管理サーバの保管フォルダに格納されている帳票の一覧表示や帳票の表示、印刷、検索、データ変換、PDFでの表示/保存などを行うことができます。
なお、Web連携の利用に際して、Webクライアント側にWeb連携機能をインストールする必要はありません。
Web連携を利用する場合に必要なサーバ側の環境設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
Webクライアントからの操作については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。
帳票の表示
印刷可能域の限界まで定義されている帳票をList Worksで参照すると、印刷可能域の境界付近にある文字などは、見にくいことがあります。Web連携機能では、オープン帳票の場合、印刷可能域の周囲に余白部分を表示できるため、見やすさを向上できます。
ただし、余白部分を表示している状態でも、PDF保存やPDF表示を行うと印刷可能域だけが変換され、余白部分は変換されません。また、付せんやスタンプなどの記入、帳票項目の設定など、List Worksで活用できる範囲も印刷可能域だけです。
注意
本機能は、印刷結果との同一性を保証するものではないため、印刷プレビューとしての利用はできません。
例えば、罫線が欠けて見えたり、罫線の太さが異なったり、文字と線が重なって見えたりします。また、印刷可能域の範囲にない情報は表示されません。
文字が印刷可能域をはみ出して表示されることがあります。これは、文字の左下座標が印刷可能域の範囲内にあるためです。
帳票設計時に拡大/縮小指定をしている場合は、帳票表示時には無効です。
ListPrint.propertiesファイルのoption.view.paperimageに1を設定すると、以下の条件を満たす場合に、印刷可能域の周囲に余白部分を表示できます。
オープン帳票
単票(カット紙)
用紙サイズが、Letter、Legal、A3、A4、A5、B4、B5、A6のいずれか
ListPrint.propertiesファイルについては、“環境構築手引書”を参照してください。
画面に表示されるときの用紙サイズは、プリンタによって取得されるサイズが若干異なるため、以下の規格サイズに従います。
A3 :297 x 420 mm A4 :210 x 297 mm A5 :148 x 210 mm A6 :105 x 148 mm B4 :257 x 364 mm B5 :182 x 257 mm Letter:8.5 x 11 インチ Legal :8.5 x 14 インチ
印刷可能域の周囲に余白部分を表示しているときの原点位置の仕様は、以下のとおりです。
帳票設計時に用紙の左上からの原点位置を指定している場合は、その指定が表示に反映されます。(例えば、List Creator帳票では、帳票様式定義画面の帳票のプロパティ画面-「余白」タブの「用紙からの位置」です。)
特に指定されていない場合は、左上からの原点位置を0.2インチ(およそ5mm)とみなして表示します。
原点位置によっては、印刷可能域が用紙サイズからはみ出して、以下のようなイメージで表示されます。はみ出した印刷可能域は透過して表示されます。
帳票の印刷
ポーリング印刷機能を利用することにより、リスト管理サーバの保管フォルダ内を監視して、帳票が登録された時点で、その帳票を自動的に印刷することができます。
また、ローカル印刷識別機能を利用することにより、ローカル印刷済みかどうかを帳票の一覧から確認することができます。さらに条件に「印刷状態」を指定して、帳票を検索、または帳票の一覧を絞り込むことができます。
注意
Windows版の注意事項
Webクライアントを、帳票印刷配信機能のWeb配信操作クライアントと同一のパソコンで使用する場合、同時にそれぞれのクライアントからログインした状態で、操作することはできません。