Systemwalker Network Managerの運用管理サーバの環境設定について説明します。
Systemwalker Network Managerの運用管理サーバの環境ファイルの修正方法について説明します。
Systemwalker Network Manager 運用管理サーバをインストールしたサーバに複数のNICが搭載されている場合、以下の設定を行って下さい。
1. 運用管理サーバにvvsrvユーザでログオンします。
2. インストールディレクトリ\server\FJSVnett\vvsrv\vvj\conf\ServerAddress.confを修正し、全てのNICのIPアドレスを行ごとに列挙して下さい。以下は192.168.1.1と192.168.2.1という2つのIPアドレスを持つ場合の例です。
192.168.1.1 |
参考
サーバに搭載されているNICが1枚の場合、本設定を行う必要はありません。
ファーム管理機能、コンフィグ管理機能、VLAN管理機能を使用する場合、以下の設定を行って下さい。
以下の手順で運用管理サーバの設定を変更して下さい。
1. 運用管理サーバにvvsrvユーザでログオンします。
2. 引数にvvsrvおよびvvsrvユーザのパスワードを指定して、コマンドプロンプトからSetFTPAccount.plを実行します。
SetFTPAccount.pl vvsrv vvsrvユーザのパスワード |
(例) vvsrvユーザのパスワードがvvsrv123の場合は、以下のように実行します。
SetFTPAccount.pl vvsrv vvsrv123 |
参考
対象機器からFTPで運用管理サーバに接続できることが前提になります。
Systemwalker SNMP トラップ受信サービスを運用管理サーバに登録する手順について説明します。本手順は、Systemwalker Centric Managerが事前にインストールされている場合は実施不要です。
1. Systemwalker SNMP トラップ受信サービスの導入
運用管理サーバに管理者権限のユーザでログオンし、コマンドプロンプトを"管理者として実行"で起動して以下のコマンドを実行します。
cd インストールディレクトリ\server\FJSVnettn\mpwksttr\bin |
例えば、インストールディレクトリがC:\SystemwalkerNMの場合は以下のように実行します。
C: |
2. インストール完了後、以下コマンドを実行します。
cd インストールディレクトリ\server\FJSVnettn\bin |
例えば、インストールディレクトリがC:\SystemwalkerNMの場合は以下のように実行します。
C: |
3. 運用管理サーバを再起動します。
Systemwalker Network Managerの運用管理サーバの環境設定コマンドの実施手順について説明します。
1. 環境設定を行う運用管理サーバに管理者権限のユーザでログオンして下さい。
2. 環境構築コマンドを実施します。コマンドプロンプトを"管理者として実行"で起動し、以下のコマンドを実施して下さい。
nmsetup.bat |
注意
Systemwalker Centric Managerがインストールされている場合は、環境設定コマンドの実施前に必ずSystemwalker Centric Managerを停止して下さい。コマンド完了後、再度Systemwalker Centric Managerを起動して下さい。
3. 初期画面が表示されます。Returnキーを入力して下さい。
============================================================================ Welcome to Systemwalker Network Manager setup. Please press the return key |
4. 環境の構築方法を選択します。環境設定を実施するため“1”を入力して下さい。環境設定コマンドを終了する場合は“q”を選択します。
[select the environment] 1 : Set the environment SELECT No ==> |
5. トポロジ収集機能の定期収集処理の開始時刻を入力します。00:00~23:59の値を入力して下さい。Returnキーを入力した場合は、defaultの値が設定されます。環境設定コマンドを終了する場合は“q”を選択します。
Please input the topology start time (default 03:00) [00:00-23:59] ==> [?,q] |
参考
定期収集の開始時刻を変更する場合あるいは定期収集を停止する場合は、toposcheduleコマンドを使用して下さい。詳細は8.1.16 toposchedule.exe(トポロジ収集機能の定期収集処理の開始時刻の設定)を参照して下さい。
6. Systemwalker Centric Managerに通知するネットワーク障害の通知レベルを入力します。警告(= warning)の場合は“1”を、軽度障害(= minor alarm)の場合は“2”を、重度障害(= major alarm)の場合は“3”を入力します。例えば、Systemwalker Centric Managerに通知するネットワーク障害を「ノード状態不明」および「重度障害」とする場合は、“3”を入力します。Returnキーを入力した場合は、defaultの値が設定されます。環境設定コマンドを終了する場合は“q”を選択します。
[select action level] 1 : warning SELECT No (default 3) ==> [?,q] |
7. 入力した値の確認画面が表示されます。入力した値が正しい場合は“y”を、入力した値が間違っている場合は“n”を、環境設定コマンドを終了する場合は“q”を選択します。“n”を選択した場合、トポロジ収集機能の定期収集処理の開始時刻の画面に戻ります。
+--------------------------------------------------------------------------+ Are you sure ? [y,n,?,q] |
8. 注意事項として、「本コマンドが実行中の間は、Ctrl+Cキーを入力しないで下さい」という内容のメッセージが表示されます。環境設定を続ける場合は、Returnキーを入力して下さい。
+***************************** CAUTIONS *********************************+ Please press the return key |
注意
上記の注意画面でReturnキー入力前に、Ctrl+Cキーを入力した場合は、環境設定コマンドが強制終了しますので、環境設定を初めから行って下さい。
Returnキーを入力後、環境設定が開始します。環境設定の終了画面が表示される前にCtrl+Cキーを入力した場合は、環境設定コマンドが強制終了しますので、2.4.3 運用管理サーバの環境削除を行った後、環境設定を初めから行って下さい。
nmsetup.batコマンドでエラーが発生した場合は、2.4.3 運用管理サーバの環境削除を行った後、エラーの原因を解決して再度環境設定を行って下さい。
9. 環境設定の終了画面が表示されます。Returnキーを入力して下さい。
+--------------------------------------------------------------------------+ The setup of Systemwalker Network Manager was finished successfully. [description] |
10. インストールディレクトリ\server\FJSVnett\postgres\data\pg_hba.confを修正し、自サーバのすべてのIPアドレスを記載して下さい。
(例)自サーバのIPv4アドレスとIPv6アドレスが以下の場合
[IPv4アドレス] |
修正前
# IPv4 local connections: |
修正後
# IPv4 local connections: |
参考
IPv6が有効の場合は、IPv6アドレスも全て記載して下さい。
修正前に記載されている0.0.0.0/0と::0/0のアドレスは、必ず消して下さい。
11. Systemwalker Network Managerを起動して下さい。起動方法については、3.1.1 運用管理サーバの起動を参照して下さい。
監視対象とする機種毎にElement Access Module(以降EAMと表記します)と呼ぶプロセスが存在します。実運用を行う機種にあったEAMを起動する必要があります。2.6 EAMの追加・削除に従って、実運用に合ったEAMを選択して下さい。
注意
環境設定完了後、EAMの追加が必要ない場合も必ず起動EAM選択コマンドを実施して下さい。起動EAM設定コマンドについては8.1.8 select_eam.bat(起動EAM選択)を参照して下さい。
Webサーバの設定はインストール時に自動的に行われるため、通常作業は不要です。ただし、Systemwalker Network Managerのインストール後にIISの再構築等を行った場合は、以下の手順で実施して下さい。
1. 管理者権限のユーザで運用管理サーバにログオンします。
2. コマンドプロンプトを"管理者として実行"で起動して以下のコマンドを実行します。
cd インストールディレクトリ\server\systemwalkerNM\BAT |
例えば、インストールディレクトリがC:\SystemwalkerNMの場合は以下のように実行します。
C: |
3. 手順2で誤ったディレクトリを指定した場合は、以下コマンドで設定を削除後、再度手順2を実施して下さい。
cd インストールディレクトリ\server\systemwalkerNM\BAT |
参考
Webサーバのポート番号を推奨値(80)から変更する場合、以下の手順で運用管理クライアントの設定を変更して下さい。なお、本設定は接続する運用管理サーバに合せて変更して下さい。
(1) 運用管理クライアントを終了します。
(2) クライアントをインストールしたディレクトリに移動します。
例) C:\SystemwalkerNM\client_root
(3) iniディレクトリに移動し、その中のVV_user.iniをエディタで開きます。
(4) 以下の記述がありますので、変更して下さい。
PrimaryURL = http://XX.XX.XX.XX/sw-nm/
※ XX.XX.XX.XXは運用管理サーバのIPアドレス
↓
PrimaryURL = http://XX.XX.XX.XX:ポート番号/sw-nm/
例:ポート番号を8080にしたい場合
PrimaryURL = http://XX.XX.XX.XX:8080/sw-nm/
(5)ファイル修正後、運用管理クライアントを起動して下さい。